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秋鋼  作者: MTL2
117/600

本部への急襲

地下街


「知ってるか?」

「今、No,2との決戦が起きてるらしいぜ」


「No,2!?」

「裏切ったのかよ!」


「あ-、お前は海外に出張してたから知らねぇか」

「No,2が直属部下と動き出してよ-」


「にゃー」


「お?」


2人の男の後ろには少女


「お腹が減ったにゃん」


「お、おぉ!そうか」

「確か携帯食料のビスケットがだな」


「おいおい、誰だよ?この娘」


「さぁ?誰かの娘だろ」


「違うにゃん!」


「おぉ?違うのか」

「じゃぁ、どうしてここに?」


「違うにゃ!」

「私が欲しいのは貴方にゃん!!」


「…お?告は」


ばくんっ


「…ご馳走様にゃぁ」


「っ!?」


消えた

たった今、隣に居たのに


「お、お前!何をした!?」


「eogh8o」


「!?」


背後からの声


「だ」


ゴンッッッ!!


「っっか…」


「お疲れ様にゃ!ヴァミタ」


「eng8」


「にゃん!にゃん!!」

「まだ死んでないにゃん!」


「…nfieng@」


「にゃ!」


ばくんっ



45F総督室


「布瀬川様」


「どうしたの?白月」


「地下街にNo,2の部下です」

「2人ですが、能力者かと」


「…直接、私達の首を取りに来たわね」

「非戦闘員と一般兵は退避よ」

「白月、迎え撃ちなさい」


「了解しました」


「それと、蜂土に作業を急ぐように」

「あの子も呼んで」


「…はい」



地下街


「にゃぁ!本部は何処にゃぁ!!」


「dniop28」


「にゃにゃ!アレにゃね!!」


利宇とヴァミタは空虚と化した地下街を歩く

周囲の店や建物の扉は閉められ、人っ子1人いない


「止まってください」


「にゃん?」


道の中央に立つ女性


「…nign@」


「シラツキ?」


「cni3@0h」

「fn@i@93hh@@nincn」

「vni@diiwj09v@」


「…にゃるほど」


「…私には彼の言っている言語が理解できかねますが」


「にゃぁ!?何で皆、解らないにゃん!!」


「そうですか」

「…では、話を変えます」

「貴女はNo,2の部下で間違い有りませんね?」


「勿論にゃ!」


「…そうですか」

「それだけ解れば充分です」


「fnop8h」


「にゃ?「気を付けろ」って…」


「六天崩拳」


白月は地面へと手を着く

静かに呼吸を整え、止める


「一天・牙刺」


ドンッッッッッ!!


「fni3@i」


ヴァミタは利宇を持ち上げる


「にゃぁ!?」


ドガンッ!!


地面から牙のような突起

突起は利宇の居た正確な位置を貫く


「う゛ぁ、ヴァミタが持ち上げてくれなかったら串刺しだったにゃぁ…」


「…人間ではないですね」


「にゃぁ!?私は人間にゃぁ!!」


「違います」

「その、ヴァミタと言う方です」


「にゃん?」


静かに片足を上げるヴァミタ

その下の地面には凹みが出来ている


「今のは2tトラックでさえ串刺しにし、さらには持ち上げられる程の技です」

「それで動かないなど…、あり得ません」


「ヴァミタは頑丈にゃん!」


「…そういう問題では」


「fni3no@」


「!」


ゴゥンッッ!!!


ヴァミタの拳が白月に直撃する


「…なるほど」


白月はヴァミタの拳を受け止め、彼の腹へと肘撃ちをくらわす


「fni3n9…!」


「…とても、腹筋で作り出せる堅さではない」

「貴方は人間ではないですね」

「自我を持った機械でしょう」


「…noiq@」


「にゃぁ!?」


「nin@2g4gbp9」


「で、でも…!!」


「g3opgbbhipu2!」


「…にゃん」


ヴァミタの肩から降りる利宇

そこから走り出し、白月の隣を通り過ぎる


「…どういうつもりです?」


「あノこがしるにはまダハやい」


「…喋れるんですか」


「わたシハたしカニキカいだ」

「だガ、いきてイル」


「…何が言いたいのです」

「ここは戦場ですよ?哲学を述べる学会の場ではない」


「そうダ」

「おまエノイウとおリダ」

「わたシハかのじョヲまもるたメニツくられた」


「…あの少女ですね」

「彼女は犯罪者でもNo,2の部下でもないでしょう?」

「少なくとも、私の記憶にはない」


「そウダ」

「わがアルじよりオオセツかった」

「あのコヲマもれと」


「主?」

「貴方を造った人物ですか」


「そうダ」


「…解りませんね」

「貴方を造ったのが誰で有ろうと、あの子は誰かが解らない」

「その人物は、どうしてあの子を護らせるのです?」


「そうセイケいかく」


「…!」


「おまエナラこのコトばがワカルはずだ」

「センダいのそうとクニツカえているオマエナら」


「…そうですか」

「機械ならば頭だけで良いと…、思っていたのですが」

「どうやら全身を潰さなければならないようですね」



1F受付


「広いにゃぁ…」


ドンッッッ!!!


「うにゃぁっ!?」


突然、利宇の頭上が爆発する


「…外した」


「誰にゃん!?」


空然とした1Fに響く足音

薄暗い階段から、1人の少女が下りてくる

それは防銛だった


「爆ぜろ」


「ッッ!!」


ドンッッ!!


「危ないにゃぁ…」


「…鬱陶しい」

「避けるな、死ね」


「嫌だにゃぁ!!」


「…ッチ」


ドンッッ!!


「うにゃぁ…!やられてばっかりじゃないにゃよ!!」

「Material gun、装填!!」


利宇の前に現れる巨大な空洞

真っ暗な空洞の中に一点の光が集まり出す


「100%!発射にゃぁああ!!!」


キュイィイン…


「!!」


ドンッッッッッッッッッッッッ!!!!


刹那、防銛の目前が光で埋め尽くされる


「…っあ!!」






ジュゥウウウウウウ…


「…何よ、コレ」


燃え盛る受付

咄嗟に伏せた防銛の背後は真っ赤な炎で燃え尽くされている


「にゃにゃぁ!?外れたにゃん!!」

「うにゅう…」

「もう一回、装填にゃ!!」


キュィイイイイン…


「させるか!!!」


ドンッッ!!


「うにゃぁ!?」


シュゥウ…


「にゃぁ-!私のMaterial gunが!!」


「髪が焦げた…」

「…殺したい」


殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい!!!


…あの子は敵


敵は


殺す


だから


殺して良い


殺して


良い




「…うふっ♪」










殺す


読んでいただきありがとうございました

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