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ソノタモロモロ  作者: イツミン 


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流行語大賞

 年末の流行語大賞で、まったく知らない言葉が受賞した。


 それはこれまでの流行語大賞だって、よく知らない、よく聞いたことのない言葉が受賞したことはあったが、それでもこんな、まったく聞いたことのない言葉なんてのは一度もなかった。

 わたしなんてのはアンテナ感度が低くて、おまけにスポーツには特に疎いので、数年間連続で野球関連の流行語が誕生したときには、 ちんぷんかんぷんだった。


 だけどそれでも、あとから調べれば界隈では流行っていたことがわかったので、流行語大賞とはそういうものなのだと、なんとなく納得していた。



 なので、まったく知らない、まったく聞いたことのない言葉が流行語大賞を受賞したことには、さすがのわたしも面食らった。




 年末の流行語大賞で、まったく知らない言葉が受賞した。




 わたしは学校で、親しい友人に聞いてみた。


「ねえ、✕✕✕✕✕✕って聞いたことある?」

「なにそれ、ちっとも聞いたことがないけど」


 友人も、今年の流行語について、知らないようだった。




 わたしは家で、仲の良い兄に聞いてみた。


「ねえ、✕✕✕✕✕✕って聞いたことある?」

「なにそれ、ちっとも聞いたことがないけど」


 兄も、今年の流行語について、知らないようだった。




 わたしは父にも、母にも、クラスメイトにも、先生にも、そんなに親しくない友人たちにも聞いてみた。


「ねえ、✕✕✕✕✕✕って聞いたことある?」

「なにそれ、ちっとも聞いたことがないけど」


 しかし父も、母も、クラスメイトも、先生も、そんなに親しくない友人たちも、誰も知らないようだった。


 それどころか、いくら新語の辞書を引いたって、インターネットで調べたって、✕✕✕✕✕✕なんて言葉は、ちっともみつからないのだ。



 ✕✕✕✕✕✕という言葉は、確かに流行語大賞にノミネーションされていたし、確かに流行語大賞を受賞したし、その様子をテレビでもやっていたのに、どこの誰にも記憶にないし、記録にすらちっとも残っていないのだ。

 わたしは確かに、テレビの流行語大賞の特集で✕✕✕✕✕✕という言葉を聞いたのに、どこの誰にも記憶にないし、記録にすらちっとも残っていないのだ。




 ✕✕✕✕✕✕という言葉は、確かに流行語大賞にノミネーションされていたし、確かに流行語大賞を受賞したし、その様子をテレビでもやっていたのに、どこの誰にも記憶にないし、記録にすらちっとも残っていないのだ。




 年末の流行語大賞で、まったく知らない言葉が受賞した。


 それはこれまでの流行語大賞だって、よく知らない、よく聞いたことのない言葉が受賞したことはあったが、それでもこんな、まったく聞いたことのない言葉なんてのは一度もなかった。


 年末の流行語大賞で、まったく知らない言葉が受賞した。



 年末の流行語大賞で、まったく知らない言葉が受賞した。




 一体なんなのだろうか、誰も聞いたことのない、誰も知ることのない、流行語だという✕✕✕✕✕✕という言葉は。







 ✕✕の流行語✕✕で、まったく知らない✕✕が✕✕した。


 それは✕✕✕✕の✕✕✕大賞だって、✕✕✕✕✕✕、よく聞いたことのない✕✕が✕✕したことはあったが、それ✕✕こんな、まったく✕✕✕ことのない✕✕なんてのは✕✕もなかった。

 ✕✕✕なんてのはアンテナ✕✕が✕くて、おまけに✕✕✕✕には特に✕✕ので、✕✕✕連続で野球✕✕の流行語が✕✕したときには、✕✕✕✕✕✕✕✕だった。


 だけど✕✕✕✕、✕✕✕✕調べれば✕✕では流行っていたことが✕✕✕✕ので、✕✕✕大賞とは✕✕✕✕ものなのだと、なんとなく✕✕していた。



 なので、✕✕✕✕知らない、まったく✕✕✕✕✕のない✕✕が流行語✕✕を✕✕したことには、さすがの✕✕✕も面食らった。




 年末の流行語大賞で、まったく知らない言葉が受賞した。




 わたしは✕✕で、✕✕✕友人に✕✕✕みた。


「ねえ、✕✕✕✕✕✕って✕✕✕ことある?」

「なにそれ、✕✕✕✕聞いたことが✕✕けど」


 ✕✕も、✕✕の流行語について、✕✕✕✕ようだった。




 ✕✕✕は家で、✕の良い✕に聞いて✕✕。


「ねえ、✕✕✕✕✕✕って✕✕✕ことある?」

「なにそれ、✕✕✕✕聞いたことが✕✕けど」


 ✕も、✕✕の流行語について、✕✕✕✕ようだった。




 わたしは✕にも、✕にも、クラスメイトにも、✕✕にも、✕✕✕に親しくない✕✕たちにも✕✕✕みた。


「ねえ、✕✕✕✕✕✕って✕✕✕ことある?」

「なにそれ、✕✕✕✕聞いたことが✕✕けど」


 しかし父も、母も、✕✕✕✕✕✕も、先生も、そんなに✕✕✕ない友人たちも、誰も知らない✕✕だった。


 ✕✕✕✕✕、いくら✕✕の辞書を✕✕✕って、インターネットで✕✕✕って、✕✕✕✕✕✕なんて言葉は、ちっとも✕✕✕✕✕✕のだ。



 ✕✕✕✕✕✕という言葉は、✕✕に流行語✕✕にノミネーションされて✕✕✕、確かに✕✕✕大賞を✕✕したし、その様子を✕✕✕でも✕✕✕いたのに、✕✕の誰にも記憶に✕✕✕、✕✕にすらちっとも残って✕✕✕のだ。

 ✕✕✕は確かに、✕✕✕の流行語大賞の✕✕で✕✕✕✕✕✕という言葉を✕✕✕のに、どこの✕にも✕✕にないし、記録に✕✕ちっとも✕✕✕いないのだ。




 ✕✕✕✕✕✕という言葉は、✕✕に流行語✕✕にノミネーションされて✕✕✕、確かに✕✕✕大賞を✕✕したし、その様子を✕✕✕でも✕✕✕いたのに、✕✕の誰にも記憶に✕✕✕、✕✕にすらちっとも残って✕✕✕のだ。




 ✕✕の流行語✕✕で、まったく知らない✕✕が✕✕した。


 それは✕✕✕✕の✕✕✕大賞だって、✕✕✕✕✕✕、よく聞いたことのない✕✕が✕✕したことはあったが、それ✕✕こんな、まったく✕✕✕ことのない✕✕なんてのは✕✕もなかった。


 ✕✕の流行語✕✕で、まったく知らない✕✕が✕✕した。



 ✕✕の流行語✕✕で、まったく知らない✕✕が✕✕した。




 ✕✕なんなの✕✕✕✕、誰も✕✕✕ことのない、✕も知ることの✕✕、流行語だという✕✕✕✕✕✕という✕✕は。






 ✕✕✕✕✕✕✕✕✕、✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕。


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 …………………………………………………………ぽぁ。
















 親しい友人が、学校を長期間休むことになった。


 なんでもメンタルを病んでしまい、しばらく入院することになったのだそうだ。



 そういえば彼女は、学校を休むことになる直前に、ナントカって言葉を執拗に気にしていた。



 あれはたしか、年末の流行語大賞を受賞したとかいう、そう、✕✕✕✕✕✕とかって言葉だ。




 もしかして親しい友人の彼女が、メンタルを病むきっかけになったかもしれないので、わたしも家に帰ったら、ちょっとその言葉を調べてみよう。











こういうの好き。

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