↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソノタモロモロ  作者: イツミン 


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
35/50

高級品を買いに行こう

 高級品を買いに行こう。






 久しぶりに友達と食事をしたら、あまりに軽装だったからか、そんな服しか持ってないのかと呆れられた。

 彼女が言うには、いい女というものは、高い服を着こなし、高いバッグを持っているものだそうだ。


 わたしはというと、とてもそういう物と縁が近いとは言えない。

 そもそも生まれつき着飾ることに興味がなく、だいたいいつもTシャツにジーンズだし、バッグを選ぶ基準だって見た目よりもどれだけたくさん入るかだ。


 しかしそれではいかんのだろう。


 いや、それではいかんことくらい、わたしだってわかっていた。


 わたしだって女なので、いずれはいい男をみつけて恋愛をしたいし、結婚もしたい。

 今はまだ若いので、仕事が恋人だと嘯いても笑って許してもらえるが、数年後、アラサーとなったらそうもいかない。



 アラサーとなってもいつまでも男っ気がなく、会社の隅っこでパソコンに向かって仕事ばっかりしていては、きっと変人のレッテルを貼られる。



 しかしそれでは、今のわたしが果たして、男を捕まえられるだろうか。


 年中Tシャツにジーンズでも、男に声をかけられるところまではいくかもしれない。

 だがもしそれでデートとなった時に、ファッションをひとそろいユニクロで統一していたらどうだろうか。


 たぶん結婚どころか、恋の花も咲く前に散るだろう。


 べつにユニクロが悪いわけではないが、物事には時と場合というものがあるのだ。



 だからわたしだって、いつまでもTシャツにジーンズでは、薄っぺたのナイロンバッグではいかんと、わかっているのだ。



 友達の言うように、高い服を着こなして、高いバッグを持たないといかんとわかっているのだ。




 だからわたしだって、いつまでもTシャツにジーンズでは、薄っぺたのナイロンバッグではいかんと、わかっているのだ。




 よし、高い服と高いバッグを買いに行こう。

 今度の週末にでも、気合を入れて、ユニクロを卒業する女になろう。


 よし、高い服と高いバッグを買いに行こう。

 幸いわたしは着飾ることに興味がないだけでなく、趣味もお金のかからないものばかりなので、貯金はたくさんある。



 社会人になってこちら、すべての給料の詰まった通帳を武器に、高い服と高いバッグを買いに行こう。




 そしていずれ、高い服を着こなし、高いバッグに呑まれることなく、肩で風を切って歩く女になろう。






 久しぶりに友達と食事をしたら、あまりに軽装だったからか、そんな服しか持ってないのかと呆れられた。

 彼女が言うには、いい女というものは、高い服を着こなし、高いバッグを持っているものだそうだ。



 久しぶりに友達と食事をしたら、あまりに軽装だったからか、そんな服しか持ってないのかと呆れられた。






 高級品を買いに行こう。



 高級品を買いに行こう――!




 ただしいきなり高すぎるものを目にすると、値段に気後れしてしまうので、まずは初心者用からお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。