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☆彡七色の星屑の橋


 

 ガタガタと、バスが車体を揺らしながら雲の上を走る。月明かりが、疎らな雲の下から仄かに夜を照らす。その白く照らされた疎ら雲がまるで、海の白波のようで。

 夜空を走っているのに、何だか海の上を走っているような…そんな感覚に、あなたはなるかもしれません。


 光輝く雲の白波。その周りや果て無き天空には、幾数もの色とりどりの星々が、きらりきらりと夜空を彩る。


 バスに揺られながらあなたはぼーっと、その幻想風景に見惚れていることでしょう。



 ガタガタガタ…



 日常の不安や焦燥を忘れて。


 こころをからにして。


 あなたはただ…目の前に広がる、夢幻世界にぼんやりと身を委ねるようにする。


 

 すると。



 果て無き天空から細かな粒のようなものが降ってきて、あなたの乗るバスをこつこつと叩き始めます。

 雨?いえ、違います。

 細かな星の屑です。

 細かな星屑が、ぱらりぱらりと天空から降ってくる。色とりどりの星屑が、あなたの乗車するバスに降り注ぐ。



『これは七色の星雨です。その名の通り、七色の星の屑が雨のように降り注ぐ現象です。このカラフルな星雨が降ると、七色の橋が架かります。それが【七色の星屑の橋】です』


 ぱらりぱらりと、七色の星屑が窓の外で降る。カラフルな星屑の雨。まるで、たくさんの流星群が降り注いでいるようだ。


 

 ぱらりぱらり。


 きらりきらりきらきら。


 

 すると。


 バスの前方で、星屑がくるくると横に螺旋を描くようにして舞っている。その螺旋はしだいに、何かを形づくる。


 きらきらとしたカラフルな星屑が弧を描く。


 きらきらと煌めく、大きなおおきな虹だ。



『七色の星屑の橋を走ります。橋の始まりと終わりは大きく揺れますので、シートなどに頭をぶつけないようにお気をつけてください』



 と、運転手があなたに言うと。


 

 ガタンっ!



 バスがガクンと大きく揺れた。あなたを乗せたバスは今、七色の星屑の橋を走る。



『こちらの橋は別名【虹の橋】です。夜の虹は「この世の最高の祝福」と信じられていて、見た人にとって大きな変化があるときに現れるものだと言われているそうですよ。…お客様に素敵な変化がありますように』


 

 そう、バスの運転手がやわらかな声で言う。


 ガタガタと揺れながら、バスは七色の星屑の橋を─…夜に架かる虹の橋を渡る。


 虹の橋の下には、あなたの住む世界まちがある。真夜中だけど、明かりがいくつもある。ぽつぽつとした明かりが明滅する様子がまるで、星が煌めく夜空のようで。


 

 ガタガタと揺れながら、七色の星屑の橋を渡るバス。


 冷たくて澄んだ夜風が窓から入ってきて、あなたの頬を撫でる。

 




 

 夜を旅する、不思議なバス。


 ストレス社会で疲れきったあなたの心身をリラックスさせる、夢幻の世界。





 心身が疲れてきましたら、いつでもご乗車下さい。



 願わくば、疲れることのない気楽な世界が…日々が、たくさんあなた様にありますように…




あなたが素敵な夢を見れますように…☆彡

おやすみなさいませ。

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― 新着の感想 ―
たまにこういう童心に帰ることがあると人は明日も頑張れるかな
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