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エッセイ

噂の神絵AIで自作『戦国維新伝』のイメージ画を作ってみた!

作者: 歌池 聡

 巷で噂の、異様に高いクオリティの絵を自動生成するAI『Midjourney』。

 自分もあのニュースを見て驚きました。今の時代、AIはここまでやれるのか──!






 というわけで、ちょっと試しに無料で出来る範囲で遊んでみました。


 いえね、自分の連載小説『戦国維新伝 ~日ノ本を今一度洗濯いたし申候』(N2631HB)ももう連載を始めて一年以上になりますが、挿絵とか地図とか載せたことがないんですよ。

 絵心が全くないわけではありませんが、イラストとか描いてたのはもう大昔の話ですし──。


 でもこのAIなら、いくつかキーワードを入れるだけで、イラストが自動で出来るっていうじゃないですか!

 25手順ほど無料で出来るようですし、もしイメージに合うイラストとかが出来たら載せてしまおうか、なんて思ってみたり。

(非商用なら使ってもいいそうなのです)





 さて、さっそく初心者向けの指南サイトを参考にしつつ、キーワードをいくつか試してみましたが、何かが違う……。

「samurai」と入れてみると、何だかベトナム風の傘をかぶった二刀流の剣士の戦っている姿で、色もなぜか赤と黒のツートンカラー……。(保存しておけばよかった)

 他の方が作成中の和風イラストのキーワードも見ることが出来るのですが、「ronin」と入れてみるともっと渋めの画風になりそうではあります。


「ronin」と、絵のタッチを表す「manga」、あとポーズを示すキーワードを入れて作ってみたのが、こちらです。

 いいですか? あくまで絵を描いたのはAIで、自分がやったのはキーワードを入力することと、出来た絵をチョイスすることだけです。

 その実力、刮目してご覧ください!











挿絵(By みてみん)




 ──違う。何かが決定的に違います。


 確かにメチャ格好いいんですが、あまりに渋すぎます。これでは何だか藤沢周平先生の剣豪小説みたいです。

 自分の『戦国維新伝』は、もうちょっとコメディ色が強めで、断じてそんなストイックな話ではないのです。






 他の方のポップなイラストには「anime」というキーワードもよく使われています。次はそちらを使ってやってみることにしました。 


 ちなみにこの『Midjourney』では、キーワードや英文を入力すると、まず4種類の絵が生成されます。その中から一番イメージに近いものを選び、それに似た絵を4種類生成させ──を繰り返すのです。

 次にキーワード群を入れて、出てきたのがこちら。




挿絵(By みてみん) 




 ──うーん、左上が一番まともかなぁ。右上のやつも一応いじってみたけど、どんどん顔面崩壊が進んでいくのでやめました。

 左上の画像からさらに何段階かいじって出来たのが、こちら。







挿絵(By みてみん)




 壮大なスケール感だけはあふれていますが、髪型が花魁(おいらん)っぽいのは何故だw






 どうにも上手くいきません。立ち姿ばかりになってしまうのがいけないのか──。

 あ、そうだ。自作の主人公は、話術が最大の武器です。その感じを出すには、座らせてみたらいいんじゃないか?

 そう考えて、次はキーワードに「sitting」を入れてみました。無料で使えるのはあとわずか。今度こそ上手くいってくれよ──。




挿絵(By みてみん)




 おっ! 何だか良さげです。

 ──でも、執拗に赤と黒を押してくるのはどういうわけだw


 というわけで、左下をブラッシュアップしたのがこちら!







 挿絵(By みてみん)




 何だか顔の辺りが変です。『空蝉の術』で丸太に服を着せたみたいなw

 でも、ポーズとかの雰囲気はだいぶイメージに近づいたかな。


 もう無料分が切れるので、このトライアルはここまでになります。


 でも、やっぱり無駄に渋くて格好良すぎて、自作の挿絵としては使えそうにないですw






【結論】


『Midjourney』で和風のイラストを作るのは十分に可能です。

 これをベースにリタッチすれば、なかなかいい感じのものになりそうです。

 自分は、これ以上はやらないですけどね。






【おまけ】


 別のAI『Dream Studio』で同じようなキーワードで描かせたのがこちら。




挿絵(By みてみん)




 ──これはこれで味わい深いw 謎の文字が異様に怪しいです。



使用している画像に関しては『Midjourney』と『Dream Studio』のAIが生成したもので、商用利用でなければ使用は可能とされています。

この辺の権利関係については未だ流動的なので、本投稿内の画像の無断使用はお断りさせていただきます。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 1枚目のイラスト、水墨画っぽくて渋いですね。 赤と黒を基調にしたイラストも、神社などの丹塗りみたいで和の趣に満ちています。 AIアートには「こういう発想で描くのか!」という意外性があって、…
[良い点] やはりクオリティ滅茶苦茶高いですね… [気になる点] この、何と言えない、恐怖というか… どんなに頑張っても、自分の出来ること全てがAIに劣る日がいずれ来るんだろうな…と(暗いw)
[一言] なんか色々混ざりますね笑 やっぱり細かいところは絵師さんじゃないとちゃんと修正できなさそうな感じがします。 全体的にはカッコよく見えるんですが……何故花魁ヘッドになったし笑
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