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侯爵のくちずけ  作者: 高里(たかざと)まゆ 高木まゆみ
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侯爵の申し出

昔 公募したTL小説が出てきました

内容は 中世の欧州あたり、お金に困った美しい貴族の娘に 侯爵の援助の贈り物が

ありますが・・

もちろん侯爵には下心があった

家族の為に 侯爵を受け入れる事となり


初投稿になります(後日 ピク○○かエブリ○○などに

二重投稿の可能性ありです^^;すいません)

また可能でしたら こちらの公募タグをはります

雪が降り積もってゆく


白い雪


窓には洒落た模様の鉄の枠

でも まるで鉄の檻


今度は大きな暖炉の炎を見つめる

綺麗な大きな部屋



おいで エリザ


何処か暗い笑みを浮かべた公爵にその名前を呼ばれ


銀色の髪の娘は

彼の手を取る・・


整えた綺麗な公爵の顔


彼の冷たい手、どこか冷たい氷を思わせる・・冷たい眼差し

互いの唇が触れる

淡い色・クリーム色の薄い絹のドレス・・腰には青い絹のリボン


くちづけを交わしながら

どこかで逃げ出したい衝動に駈られる


そんな気持を必死に押さえつけて、彼のキスを受け入れる

腰のリボンに手をかけて

布が擦れる小さな音をたてながら

ベルト代わりのリボンは

床に落ちる。


涙が浮かぶ


続けて身体を包む絹のドレスがぱらりと

床に落ち 白い身体があらわになる


綺麗な子だ・・

ながめて鑑賞する


娘の頬が紅く染まる


私のレディ ジッとして

ほら 力を抜いて


彼もいつの間にか 身体に身に纏ったローブは床に

娘を抱き抱えて

古い豪華な飾りのある

柔らかなベッドに・・

共に身にを横たえた


彼の手が頬に触れる


艶やか白い絹のシーツ

花飾りの縁取り

大きな羽根枕に自分自身の手が触れる


つい2日前までは

堅く破れを何度も直した枕で眠っていた。

小さな弟はどうしているだろうか

ここへ来るのと引き換えに

沢山のお金を渡された。


弟は来月、公爵の計らいで

高い教育を受けられる寄宿学校に入れるはず


黒い髪の優しい目をした幼なじみの若者の顔が浮かぶ


数年前に国の戦争の為に

戦地に向かい行方知れずになり

おそらくは二度と会えない


もし私がお金の為に

公爵の世話になった事を知ってしまえば

彼は・・

侯爵の部屋に呼ばれ、それから・・

「あ・・」冷たい大きな手が顔に触れ、唇を奪われ、それから

耳元で囁く低い声「侯爵夫人の名前だけは あげられぬ

しかし、沢山の贈り物をしてあげよう」


次の朝

朝早くに

国の政務を司る仕事をする忙しい公爵は屋敷を後にした。


エリザさま

恭しく同じ年頃のメイド

は彼女に湯浴みをさせる


メイドの一人がそっと話かけた


明後日に公爵様は戻って来られるそうです

ドレスを用意しますから

公爵様とお客様の歓待のご用意をするようにとの

ご命じなられました


綺麗な銀の髪

メイドの一人がつぶやく


白い透き通った肌

紫の瞳


鏡に映る自分自身の姿


しかしエリザはため息をつく

自身が失ったものを思う


貧しいが 笑い 村の皆と幸せな暮らしだった


戦に行った幼なじみの

との結婚の約束


この身体は彼と結ばれる筈だった


戦で彼がいなくなった事と

一月前に起こった出来事が全てを狂わせた


村は盗賊を襲われ 沢山の村人達が怪我をして

数人の娘達が拐われた


その娘達の中に自分がいて

危うく乱暴される寸前で

助け出されたのだ


その時に 偶然 この地を治める公爵の目に

とまったのだ


そして盗賊団に


貴族とは名前ばかりで

村で、ささやかながらも商売をしていた家のお金を奪われ

借財が膨らみ



そして 困り果てた その時に

公爵の申し出があったのだった


家に来た若い執事は

優しい言葉で 私達を説得した

幾度も足を運び 小さな弟にも優しく接した


都の寄宿学校をご存知ですか?

アルツティモ寄宿学校


あの名門で 大貴族しか入学出来ない学校ですか?


公爵様が推薦をして下さるそうです

弟君をぜひとも

その学校へとの話です


どこか遠い異国の東洋の香りがする

黒髪の若い美しい執事は

にこやかに微笑む


それからお嬢様エリザ様には

ぜひお世話をしたいとの事

公爵の妹君として

公爵の家に入っていただきたいのです


政務に力を尽くしつつも 先の戦で家族を亡くし寂しい思いをなさっている公爵の話相手になっていただきたいとの事です


つづく

数年前 公募落ち作品 データを無くしてましたが偶然出てきました


初投稿になります(後日 ピク○○かエブリ○○などに

二重投稿の可能性ありです^^;すいません)

また可能でしたら こちらの公募タグをはります

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