秋
今回は、8000文字を、越えてしまいました!!
だけど、『うざっ』とか、言わないで、(あっ『ながっ』もネ)
辛抱強く、読んで、下さい!!
<1>プロローグ
ちらりちらり。ひらりひらり。
落ち葉が落ちる。
秋は、別れの季節。
「縁起が、悪い。」
怒ったような声が、誰もいない道に、響き渡る。
「だれか・・・・俺の心を・・・癒してくれぇっ!!」
彼の声は、むなしくも、落ち葉の落ちる音で、かき消される。
「だれか・・・!!あぁ!!響子!!そうだ!!彼女と、遊ぼう!!そうしたら、いえるさ!!傷も!!」
(これは、拓斗です)
<2>拓斗の叫び
「何言ってんの、お前!!」
かれこれ、3分間もの間の、静寂を、破って話したのは、過激派の、リーダーだった!!
「その前に、掟を、破ったことに対して、罰してやるぅ!!」
くるっ
満理子は、ふり向いた。
けど、その顔は、まるで、別人のように、冷たかった。そして、冷ややかに、リーダーを見つめると、冷酷にも、
「ガイヤは、だまって。」
と、言った。リーダーは、それにビビって、口をつぐんだ。
満理子は、拓斗に向き直って、冷たく、もう一度、言った。
「私たち、別れよ。」
すると、ポカーンとしていた、拓斗が、反応した。
「なんで・・・。」
それは、絞り出すような、声だった。
そんな絞り出すような声に、同情しようともせず、満理子は、追い打ちを、かけた。
「あなたのこと、好きじゃなくなったのよ。」
さらに、満理子は、まくしあげた。
「それにあなたも、私のこと好きじゃないでしょ?それぐらいわかるわ。そして、私を、邪魔だと思ってるんでしょ。分かるのよ、一緒いたら。」
「そんなこと・・・ないっ!」
拓斗の声は、苦しそうに、詰まっている。
「ふぅん。最後まで、本当のことを、言わないのね。まぁいいわ。とりあえず、私は、もうあなたのことなんか、好きじゃないの。じゃぁね。」
そして、きびすを返して、静かに、教室を、でていった。
「あ・・・あぁ。」
最初は、みんな誰の声かわからなかった。けど、それは、拓斗の声だった!!みんなは、びっくりして拓斗を見た。すると拓斗の顔には、「素」の顔が、あった。
「あ!!あああああぁ!!ぅあああああああぁぁぁぁ!!」
みんなの動きは、2つに、わかれた。1つは、私や、香菜や、花梨で、ぼ~と見ていて、行動に移そうとしない人たち。2つめは、先生(そのとき先生は、満理子を追って、はるか遠くに行っていた)を呼びに行ったり、満理子をつれてきて、落とし前をつけさせようと、意気揚々と、飛び出していくものなど、(まぁ、ほとんどは、過激派だったのだが。)行動に、移すものに分かれた。
「ああああああああ!!んあああああ!!あああ・・・・。」
拓斗は、まだ叫び続けている。これで、拓斗のことが好きっ!!て人は、減っただろう!!
すると、二つめのグループのおかげで、先生が、駆けつけてきた。
先生は、周りの野次馬に、校長先生がいるのを見て、顔を、しかめた。そして小声で、悪態をついた。
「これじゃまるで、赤ちゃんを、私だけ大量に押し付けられたみたいじゃないか!!」
けど先生が、『赤ちゃん』というのもわかる気がする!!だって、拓斗は、全然しゃべらないんだもの!!
『あ』や、『う』とか、『ん』以外は!!
そして、先生は、まだ小声で悪態をつきながらも拓斗にちがついて、2~3言ささやいた。
すると拓斗は、おとなしく先生の後について行った。
私は、頬に、生暖かいのが流れるのを感じて、あわてて、ぬぐった。それを見ていた人は、いなかった・・・
<3>秘密
「彼女は、いじめられていたの。それに嫌気をさしたのよ!!けど死ぬ気は、なかった。けどそこで死んだA子が、地縛霊として、残っていたのぉ!!だから、B子は、死んだのよぉ!!」
香菜は、こわーい声を出して締めくくった。
「きゃぁ!!」
はぁ・・・・!!
拓斗と、満理子の騒動のせいで、事情がさっぱり分かるまで、我がクラスは、居残りとなったのだ!!
それでずいぶん明らかになった、みんながキラーロードのことを、恐れてる理由が。
1つ。一人の人が、あの噂のベンチ近くで、事故死したから。
まぁ、噂によると、何もな~いところで、な・ぜ・か転んで、しかも、普通ならば、死なないぐらいなのに、な・ぜ・か死んだらしいけど!!
2つ、その後を追うようにして、女の子が、自殺したから。
だから、今香菜が言ったみたいに、地縛霊とか、呪いとか、言われるようになっちゃって、みんな怖がってるんだ。
花梨がいい例だ。
何でもすぐ信じてしまう花梨は、地縛霊のことを、信じ切ったのだ。だから今も、怖くて、しかめっ面をしている。
ふぅん。
この学校は、それで人が少ないのか。呪われている学校なんか、来たくないもんねぇ。
私がこの学校を選んだ理由は、これだ、人が極端に、少ないこと。そして恥ずかしくて、大声で言えないけど、初恋の男の子が、3年生の時に、引っ越した場所・・・というか、街だから、また会えるかなぁとか思ったんだ。
だけど、現実は、甘くない!!だって、私は、その子の名前すら知らないんだもの!!あだ名は、たっくんだったけど、それがなんになる?
それに、いくら3年生の時に引っ越していたとしても、学校が、違うから、(もちろん、特別な小学校に通っていたのよ!!)幼稚園をあがってからは、全然会ってないし、顔もうろ覚えだ!!
「た」は、付くんだろうけど、たがつく人なんて、五万といる。
そんな時、「た」の付く、拓斗が入ってきた。
ある言葉と共に。
「こんな時、きょうちゃんがいたら・・・また、三人仲良くできたのかなぁ。」
けど、その言葉は、私しか聞き取れなかった。
だって、みんな、『やっと帰れる』とか、『拓斗が来た!!』とか叫びながら、拓斗の周りに行ったのだから!!
私は、記憶の1ページたっくんに、自己紹介した時のことを、思い出した。
確か、美宮響子様。というのが嫌で、普通の人と同じように扱ってほしくて、わざと、本名を言わずに、『きょうちゃん』って言った気がする。
じゃぁ・・・・じゃぁ・・・・まさか!!たっくんって、拓斗だったの・・・・!!
そうだ!!そ・・う・・だぁ!!条件は、揃ってたんだ!!
『拓斗』という名前には、『た』が入っている。
確か、拓斗も、3年の時に、引っ越したらしいし。
顔は・・・・似てる気がする?うん!!する!!する!!
びっくり!!こんな偶然があるなんて!!
っというか、こんな秘密があるなんて!!
<4>計画❤
とっとっとっと。
帰り道、私は、ずぅっと考えている。
いくら、条件がそろってるとしても、人違いも、あり得る。
「はぁ・・・。」
ずっしりと思い溜息を吐くと、なんか、余計に、へこんでくる・・・・。
だって、明日来るかもわからない相手に、『私、きょうちゃんだよぉ!!ほらぁ!!幼稚園の時のぉ!!』なんて言えると思う?きっついよぉ。
どうしたらいい?
そんなこと考えているうちに、家についた。
あなたたちは、天皇の孫の家の、イメージって、どんなんだろう?
キィッと音のなる、古風なドア?大理石の床?目もくらむような、シャンデリヤ?毛皮のソワァ?
うんうん。私だって、この学校に行く前は、そんな家に住んでいたし、それが普通だと思っていた。
でも今は、ウィィンっと音のなる自動ドア、大理石を真似た、何かわからない怪しいタイル、目もくらんでしまう、雑な明かり、革のソワァ、である、入り口の、マンション。に住んでいる、設定だ。
え?じゃあ実際は、どうなの?って思った?
友達が家に来てもばれないように、さっきのような、入り口なんだけど。右のエレベーターにのったら、普通の、マンションのようなところに動いて、生活感あふれる家になっている。
けど、左のエレベーターに乗ると、大理石の床と、目もくらむようなシャンデリアと、毛皮のソワァと、10人程度の、メイドさんが、待っている。
私の家の説明は、こんな感じでいいかな?
そして私は、天蓋付きベットに身を沈めると、ぶつぶつと、拓斗に、どういようか、考えた。
その日、私の家のメイドさんが、私の、『これだぁ!!』に起こされたのは、言うまでもない・・・・
<5>「『これでいこう』と思ったのは、なぜだったか、忘れた。」
私は昨日、10人程度のメイドを、何度も何度も起こすきっかけとなった、拓斗への言葉を繰り返しつぶやいた。
下を向いて、ぶつぶつ呟いている姿は、あまりにも滑稽だったようだが。
拓斗が、キラーロードいるのは、わかっている。
だって、あと数歩で、あのベンチだから。
何度も拓斗を見る。
風に吹かれて、拓斗の、少し癖のある、髪の毛が、さわさわと揺れる・・・・。
これほど枯葉とマッチする男の子が、いるだろうか!!
すぅーすぅぅぅーそろぉ・・・・りぃ
気持ち悪いほど静かに、拓斗に近づいていく。
「たぁーっくと!!」
つとめて明るく声をかける。
「え?あぁ・・・・響子・・・。」
どきっ!!
私は、あの癖のある髪をふわぁっと振って、ふり向き、澄んだ瞳で、『・・・響子・・・』っとあまぁい声で言われたことに、昨日のセリフが、消えていくのを感じた。
「あっあのぉ!!」
必死に、昨日のセリフを思い出そうと、身をよじらせた。
「え・・・えとぉ・・・あのぉ・・・・きっ昨日さぁ・・・。」
拓斗が、昨日という言葉に、ぴくっと反応した・・・・やっぱり、落ち込んでるんだ・・・。
「昨日・・・帰ってきたときに、『きょうちゃん』って、言ってたよねぇ?」
「あ・・・・だからなんだよっ!!分かるだろ!!俺は、落ち込んでんだよっ!!」
おお!!裏!!う・・・ちょっと怖いかも・・・・。
「あのぉま~ことに言いにくいのですがぁ~引っ越す前に、天皇さんの家の近くに住んでおりませんでしたか?」
「あぁ!!なんでそんなことっ!!お前に言わなくちゃっ・・・・え?なんで知ってんの?」
「いやぁ・・・これはぁ私も、あの近くに住んでおりましてぇ~『たっくん』というお友達がおりましてぇ~」
拓斗がっすっと表情を変えた。
「まさか!!お前!!『きょうちゃん』?」
「そう・・・・そーなの!!『たっくん』!!」
「えぇ!!マジでぇ!!」
「マジだよ!!『たっくん』!!」
拓斗の表情が、どんどん変わってゆく・・・!!
明るく!!明るく!!
すっごく明るく!!
けど、私は、昨日のセリフと、160°変わっていることについて考えていた!!
私は、そして、拓斗が聞こえないように、そぅっといった。
「『これでいこう』っと思ったのは、なぜだか忘れた。」
っと。
<6>夢
「たっくん!!泥団子出来たよ!!」
「うーん。」
誰かが、話し合ってる・・・。
「うーんって、たっくん、ハンバーグ出来たぁ?」
「うーん。はぁんばーぐぅ?」
ちっちゃいなぁ。5,6歳かなぁ?
はんばぁーぐかぁかわいいなぁ。
「はぁんばーぐぅ?じゃないよぉ!!どーしたのぉ!!」
「ねぇ。きょうちゃん。」
え!!
よく考えたら、これ、私と拓斗!!
あぁ・・・これ覚えてる・・・・。
「なによ!!もうっ!!」
「あしたさぁ。」
「早く言いなさいよぉ~」
「お友達つれてきてもいい?」
あのとき・・・あぁ!!あのとき!!
「いーよ!!」
言わなかったらよかった!!
『だめっ』て言えばよかった!!
そしたら!!あんな思い!!あんな思いしなくても済んだのにぃ!!
~次の日~
そう。ここ。この日。この場所で、初めて・・・いやだぁ!!思い出したくない!!
「きょーちゃーん」
「あ!!たぁっくぅん!!」
目が・・・覚めたらいいのに・・・・。
けど、ほっぺたがない・・・っというか、実体がないときは、どうやって、覚めればいいの・・・。
「お友達、連れてきたよ!!」
「ほんとぉ?」
あぁ!!
せめて、目を、とじれたらいいのに・・・!!
耳をふさげられたらいいのに・・・!!
「ほら!!まりちゃん!!この子が、話してた、きょーちゃんだよ!!」
「え?まりちゃん・・・・女の子?」
この時、初めて、失恋したんだよね・・・。
たっくんの友達が、女の子だったなんて!!
もういいや。苦い思い出を、眺めようじゃないの!!
ぐるっ
画面が、変わった。
あぁ!!なんてことなの!!
この夢は、私の、悪い思い出ばっかり映す気なのね!!
シーンは、遊びが終わって、まりちゃんが、帰った後だった。
あぁ。あぁ。
覚えてる。
私は、このとき、あの子は、ただの友達だって、思って、自分を、なぐさめていた。
「ねぇ。きょうちゃん。」
「なに・・・。」
「ぼく・・・ね。まりちゃんに、こくはくしようかとおもってるの・・・・。」
私のなぐさめは、きれいに、闇夜へと散った。
私は、もうこの夢が、終わってほしいとは、思っていない。
昔は、よく見てたから。
たっくんが引っ越すまでずーっと。
二日置きぐらいに。
もちろん、『まりちゃんに、告白しようかと思ってるの・・・・。』だけで、昔の夢は、終わっていた。
だから、もう、慣れっこだ。
夢の中で、何度も、何度も、失恋する・・・。
その気持ちには、慣れてるから。
「へぇ。応援するよ・・・たっくん・・・。」
うっ
この気持ちは、慣れてないなぁ。
なんで、この時、『応援する』なんて言ったか、今でも悔やんでるもの。
夢は・・・・続く・・・私が、覚えてないだけで・・・・・。
続く・・・・続く・・・・続く・・・・!!
<7>『きょうちゃん』
「きょうちゃん!!」
私は、よぉーく考える。
まだ、昨夜の夢が、覚めてないのかしら?
けど目の前の、拓斗は、12歳だ。
まさか!!
あの悪質な夢は、あの、12歳の姿でも、失恋シーンを、ながすつもり!?
「あ・・・ごめん響子・・・ちょっと、きょうちゃんに、また会えたと思ったら、感極まって・・・。」
え・・・!!
現実!?
「いや・・・・いいの、『たっくん』」
私は、『』を、意識して、言った。
「いや・・・ほんと・・・ごめん・・・『きょうちゃん』・・」
拓斗も『』を、強調して、返してくる。
「いいよ。きょうちゃんで、昔みたいに、呼び合おうよ!!」
私は、自分から強調したくせに、笑顔で、言った。
「ありがとう。きょうちゃん!!そっちも、最初は、『たっくん』でもいいから・・・」
私は、拓斗の、言いたいことがわかって、急いで、言った。
「ううん。たっくん。む・か・し・み・た・い・だよ!!こっちだって、たっくんって、呼ぶよ!!」
ここで、『きょうちゃん』ネタは、終わったと思ったんだ・・・・・
~昼休み~
「『きょうちゃん』!!」
拓斗じゃない!!
だれ!?
私は、けだるそうに、『ハリー・マジック 1 』から、顔を、あげた。
「満理子!?」
「久しぶり!!『きょうちゃん』❤」
「う・・・な・・・た・・・?・・・や・・・・け・・・・えぇ・・・なん・・」
私は、『うそ!?なんで!?拓斗から聞いたの?いや、けど、けんか中だよね・・えぇ~なんでぇ~!!』
と、言ったつもりだったが、満理子の表情からして(満理子は、口に力を入れて、笑いをこらえていた。
言えてないみたい・・・!!
でも、意味は、分かったみたいで、(だから、笑ってたのか・・・)
「あの、騒動を、見ていた人がいたのよ❤『新入りが、拓斗に、『きょうちゃん』って、言われて有頂天になってた。ホント、拓斗のポイント、下がるばっかりだわぁ』って、言ってたの。」
私は、ちょこっと、不機嫌になった。
「私、有頂天になんか、なってないわ。それに、私が有頂天になって、なんで、拓斗のポイントが、下がるのよ!!」
満理子は、『困ったわね。』っとかぶつぶつ言いながら、拓斗を、すっと見た。そして、私に、ゆったりと、なだめるように、話しかけた。
「私に言われても、仕方がないわ。だって、私も、拓斗のポイントが、下がったってのは、猛烈に、賛成だものぉ」
「まり・・・」
私の声は、満理子に、かき消された。
「不愉快な、拓斗の話なんて、どうでも、いいのよ。」
「そんな・・・・二人は、わかりあって、わかれたの・・・・?」
「ううん。けど、今日話し合うわ。」
「そーんなことよりぃ!!『きょーぉちゃん』❤まだ熱心に、泥団子作ってるの?」
「あのねぇ。『まりちゃん』そんなあたしが、『泥団子』ばっかり作ってるように、見えたの?」
私は、せいいっぱい、『』を、強調して、皮肉に聞こえるように、努力した。
「そうねぇ。だって『何して遊ぶ?』って私か拓斗が、言ったらあなたは100%『どろだんごぉ!!』
って、間髪入れずに叫んでたじゃない。」
私は、顔が、熱くなったことが、わかった。
そして、消え入るような声で、ぼそぼそといった・・・(聞こえたかは、さだかでは、ないが・・・)
「言った・・・かもしれないけど、一国の、シンボルの、私が、言ったってことは、もみ消さなきゃ。」
顔からして、聞こえてないらしい。
その後も、『たっくん』『まりちゃん』『たっくん』『まりちゃん』の順で、来た。
そして、そのたびに、『きょうちゃん』『きょうちゃん』と、言われぱなっしだった。
だから、いつからか、私は、時間が、早く流れていることに、きづかなくなってたのだった。
<8>おぅまぁ~いがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
は?
ウソだろ・・・。
もう十月ぅ!!(え?運動会?書いたら、一万字を、越えるよ!!)
そして、明日は、拓斗と、会う日!?ままままっまさかぁ!!
誰か、嘘だと言ってくれぇ!!
「わわわわわわっわwっわっわwwww」
私は、声を出して、ちょこっと落ち着いた。
拓斗に、今日である、10月15日を、頼まれたのは、覚えている・・・。
運動会で、ずっこけたのも、覚えてる・・・。
裏を返して、言えば、それ以外覚えていない・・・・。
「おぅまぁ~いがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
その声は、むなしくも、響いた。
『ぁぁ』と・・・。
<9>やっちった❤
・・・。
えぇっとぉ・・・。
こぉーゆぅのって、なんてゆぅぅんだぁけぇ?
あ!!
そぉーだ!!
『気まずい』だ・・・・。
う・・・気まずい・・・!!
横には、拓斗が、いる。
そして、拓斗の、部屋。
拓斗のもの、拓斗の香りに包まれて、私は、ドキマギしていた。
だから、私は、ずぅっと、ミスばっかりしてた。
もちろん拓斗は、BLAグレイの、(ブラ)の方を取って、私は、グレイだったんだけど、間違えて、拓斗の、(ブラ)に、攻撃してしまい、いたたまれない気持ちだった。
個人でしか、プレイできないっという、チョーめんどくさいステージになったので、私と拓斗は、単独で、遊ぶことにした。
私は、そっと、拓斗を、盗み見た。
今から思うと、『盗み』じゃなくて、『がん』だった気がする。
じーっとゲーム画面を見る拓斗・・・。
すっと澄んだ瞳が、ゲーム画面を、見つめている。
フワフワと、鬱陶しそうに、癖のある、髪が、肌にあたる。
優雅に、ゲームもする拓斗は、まぶしかった。
私は、自然に、よく考えもせず、ただ、ただ、切実に、そのか細い腕に、どうゆぅふぅに、筋肉が、詰まっているのか?そして、どこから、そんな、サッカーや、野球のできる、力が湧いてくるのか?
などと考え、ふっくらとした、ほっぺたに、『さわりたい』っと思った。
そして、私は、ゆったりと、夢心地のまま、ほっぺたに、触った。触った!!さ・わ・った!!
「え?何?」
うん。私も、そう思う。
私は、今でも、なんで、あんな行動をとったのか、不思議でたまらない。
拓斗の香りに、酔ったのかもしれない。
けど私は、そ・の・と・きは、まだ、夢見心地だったから。
私は、にっこりと笑って、言った。
「好きよ・・・・たっくん」
あーあぁやっちった❤
大胆な、響子ちゃんを、見守って、下さい。
まだまだ、未熟ですが。
そして、長いですが。
よろしくお願いします!!




