第45話:お兄様と私、知性派の恋の葛藤
小泉新次郎の事務所。深夜。
深雪は、兄の政務を手伝いながら、圭介の残した資料を分析していた。
「白石次席を救出するための計画。全てが論理的に最善を尽くしている」
深雪の顔に、悔しさの色が滲む。彼の異能な知性を、彼女はもう否定できない。
|そこへ、小泉新次郎が戻ってきた。
「お前、またこんな時間まで起きているのか」
「お兄様の為です。貴方は、黒木さんに心酔しすぎです。彼の底知れない能力は、いつか兄に牙を剥くかもしれない」
小泉は、深雪の頭を撫でる。
「深雪。圭介君は、敵じゃない。彼が君の頭を撫でた時、君が赤面していた理由も、敵意じゃないだろ」
深雪の顔が、爆発したように赤くなる。
**「正直に言え、深雪。お前、あの圭介君のことを『お兄様』とは呼ばないのか?」**
**「違います!私が好きなのは、お兄様だけです!…それに、『お兄様』と呼ぶのはあなただけです!」**
小泉は、苦笑する。
「違うか。なら、いい。だが、圭介は、愛する人を命懸けで守る男だ。君の兄を守る同志でもある」
小泉が去った後。深雪は一人、静かに涙を流す。
心で強く呟く。
**(愛なんて、非論理的で非合理的。…でも、彼の強さ、優しさ、そして葵次席への一途な想いが、私の理論を全て壊していく)**
**【引き】**
深雪は、圭介に対する恋心を自覚し、兄への愛との板挟みに苦しむ。
彼女は、次の采配で、「公私の感情を乗せない論理的な協力者」として振る舞うことを決意する。
■作者より(第45話を読んでくださった皆様へ)
第45話を最後までお読みいただき、ありがとうございます!
ツンデレブラコンヒロイン・深雪が、ついに圭介への恋心を自覚!兄の後押しもあり、彼女の論理が「非論理的な愛」に敗北する瞬間が描かれました。
深雪は、この感情をどう処理するのか!?次話は、彼女が「知性」を使い、圭介に協力する作戦が始まります。
もし、この続きが読みたい、圭介と深雪の知性ラブコメの行方を見届けたいと感じていただけたなら、
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次話は、小泉深雪の論理的な愛の協力作戦です!ご期待ください!
【Xにて設定やイラストを補足しています】https://x.gd/vIi51




