第15話：芽衣の再突撃！仕上がった肉体とイチャイチャ特訓
深夜。官邸地下のトレーニングルーム。
圭介は、肉体の衰えを克服するため、過酷な特訓を続けていた。
サンドバッグを打ち込むフォームは、一切の無駄がない。
心で強く呟く。
**（麻生先生たちの協力を得た。だが、最終的な決戦は、結局この拳に懸かる。全盛期の肉体を取り戻す）**
その扉が、音もなく開いた。
「……黒木さん？」
そこにいたのは、圭介の「謎の行動」を追跡していた新人記者の新城芽衣だった。
打ち込む手を止める。
芽衣の視線は、汗で光る圭介の鍛え上げられた体と、荒い息遣いに釘付けになる。
心で強く呟く。
**（これは、取材じゃない。ただ、見ていたい…！）**
「もう、こんな夜中に何してるんですか！」
驚きと、動揺を隠して強がる。
芽衣は、持っていた紙袋から、タオルと栄養ドリンクを取り出す。
「はい！ これ、差し入れです！ ちゃんと体を労ってください！」
「…ありがとう」
タオルを受け取り、再びサンドバッグへ向かう。
拳を打ち込む瞬間、脳裏に一瞬、映像がフラッシュバックした。
（**ナイフと重火器を持つ屈強な男たちとの、血まみれの最終決戦の記憶**。）
その光景を見ていた芽衣は、息を飲む。
彼女の憧れは、単なる好意ではなく、圭介の孤独な使命と結び付く。
芽衣は、心で強く呟く。
**（黒木さんは…私が想像するよりも、ずっと大きく、激しい戦いを背負っている。私も、負けたくない…！）**
**【葵への牽制と使命】**
「黒木さん」
芽衣が、真剣な顔で問う。
「白石次席と、貴方は、本当に以前の関係を断ち切っているのですか？私は、貴方が彼女に優しいことを知っています」
「答えは出せない。だが、君の目に見える『正義』が、私の癒しだ。君の故郷、沖縄の離島の漁業利権に、秘密結社の影が見える。そこを追え」
**【引き】**
芽衣は、圭介の秘密を守り、彼を追跡取材し続けることを決意する。
**「黒木さんの隣に立つために、私は私の戦場で戦う！待ってなさい、白石次席！」**
その足で、彼女は記者として、圭介に教わった「極秘裏金口座」の情報を元に、次のスクープを目論む。
■作者より（第15話を読んでくださった皆様へ）
第15話を最後までお読みいただき、ありがとうございます！
特訓中の圭介に芽衣が遭遇！彼女の献身と強い憧れ、そして圭介の脳裏に過る未来の激戦が描かれました。
芽衣の恋心は、圭介を追い詰める力へと変わっていきます！
もし、この続きが読みたい、圭介とヒロインたちのドラマをもっと見たいと感じていただけたなら、
ぜひ、**【★での評価】**と**【ブックマーク】**をお願いいたします！皆様の応援が、作者の最大のエネルギーとなり、物語を加速させます。
次話は、総裁選に向けた更なる政治謀略！そして、海との特訓日常が始まります！ご期待ください！
【Xにて設定やイラストを補足しています】https://x.gd/vIi51
