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仮設風向計/詩集その3

21.05.03

作者: 浅黄 悠


窓越しに伺う今日の天気

言葉はただ自分を待ち望んでいる

鉄塔の頂上で雪が降っていたり

ブラッドオレンジの香が弾けたり

新聞の匂いに100年後の首都高を見たり

黒いビロードに包まれたり

きっと今探しているものもそんなものだろう

そうでなければ何処までも墜ちてしまう


する__というよりは探す

手に入れる__というよりは見つける

誰かの歌に耳を澄ます微睡みが温かさ

じっと動かずに昼を聞いている

漂うことで死を免れている

だから何も無いのだろうか

全く違う人が夢から起きて自分を続けている

声が出せなくなるのが怖いから明かりを抱える

あの人と自分だけでは何も生まれない

早く泳ぐような日々へ戻りたい

答えがある気がするのはいつも過去


I won't make a wish to you anymore

I just got tired of being discouraged

Instead of the dream I brought, return tears

__Whose heart has a quiet night?

Whose finger does the white dove perch on?


_______________


鉄の匂いを嗅ぎたい

春の荒い風に吹かれたい

薔薇の花弁は雲のように咲く

空は金の湖をかたる


異様な夕焼けと

警報が鳴りつづけて

ずっとそんな日々で

青も棘も酸も飲み下せず


言葉が出てこない

よく会うな、とジェスチャーで

風の音に紛れて


嫌わないで

ずっとここにいて

本当はそう言いたい

もう終わりだ

君を見る日々には飽きたと

手を離したい


君も疲れたの

もうすぐ行ってしまうの

夢の中ですら沈んでいくほど

どうしてそんなに疲れているの

どうしてそんなものを持っているの

君のことが大好きだから

いないふりをして傍にいた

多分昔からずっとそうだった


練習(リハビリ?)用なので2篇ありますが題は考えませんでした。

英語には全く自信ないです。

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