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momomo「VRMMOやらない?」

※まだラブコメないです(これからする予定)

※やたら長いです、すいません

※初投稿


桜橋桃→さぶり

?(女の子)→彩和

?(男)→momomo

(?は作品内で登場次第埋める予定です)


「はーあ、現実まじだるい、学校もVR化しろやマジで」

私、桜橋桃は学校で一人ため息をついた。

勉強が全くできない訳でもなく、むしろ優等生とギリギリ呼べるくらい。

けど、友達は1人もいない。

多分休み時間とかもずっと推しの妄想に時間を費やし続けたからだと思う。だってオタクだもん。あ、テスト前の復習とかはちゃんとしたよ?

で、そんな私を満たしてくれるのが...


VRSNS『コミュント』。


VRだから目も悪くならないし体が疲れない。尚且つアバターだから現実がどんなにぐだぐだしてようが大丈夫、それに文章はスマホでも閲覧、投稿可能!

更に更に...オタクしかいない!!!

これ以上何が要るのかというほど充実したSNSだ。

というわけでカバンからスマホを取り出す。この学校は禁止されてないのでありがたい。

『やほ。ただいま昼休。午後の授業だるいなー(´・ω・`)』

にやつかないよう一応気を付けながら数分タイムラインを眺めて...1件通知。

『それなー、こっち数学なんだよー、早く帰りたーい!!』

私が仲良しのFFさん、「彩和」ちゃん。

前名前の語源を聞いたら、自分の名前をいじったのと天使キャラが好きだから、って教えてくれた。

「おーい、2人ともー、」

とりあえずいいねをポチり。これは暗黙のルールだ。

『数学かー、それはだるいな』

『でしょでしょ?』

そんな会話を数回繰り返す。段々話も逸れてきて暇が潰せそうだ。

そんな時

『おーい、俺も入れてー、ちょっと話あるから』

この人は私も彩和ちゃんも仲良しなFFさん、『momomo』くん。男の人だけど、やたら話が合うから仲良しだ。セクハラ発言してこないし。

『いいよー、話しって何(っ ॑꒳ ॑c)』

『いやさ、これから出るVRMMOの案内人の子めちゃくちゃタイプでさ、1人でMMOやるのもあれだから...な?』

『私達にやって欲しいってことね、タイトル教えてくれーい』

『私にも教えてー!』

『りょ、変なやつについてこられても困るしDMでおくるわ』

『さんきゅー』


送られて来たDMを眺める。気が利くことにリンクまで送ってくれていた。

「うわ、この子めちゃくちゃタイプなんだが」

案内人の男の子の方が。黒髪ショタ。私のストレートタイプ。やるしかないじゃん。

『少なくとも私はやるわ、私も案内人タイプすぎる』

『まじかうれし

 早速今日6時でいい?通信料月一で払えば出来るから

 1週間はお試しみたいやし』

『おけ、夕飯の時抜けるけどそれは許してねー』


これで、今日の楽しみも増えた。

そこで、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。


***


そして6時。

今日は幸い課題が少なかったから約束通りの時間に行けそうだ。

「アバターかあ、どうしようかな...」

少し悩んだが、見つけやすいようにコミュントと同じようなやつでいいかと決める。

「おし、ダイブしますか!」


***


アバターと名前等の設定を終え、楽しみにしていた案内人の子とのチュートリアルを終えてから、やっと最初の地に降り立つ。

2人とはここで待ち合わせる筈だけど...

あ、いた。2人もコミュントと同じやつみたいだ。

「おーい、2人ともー」

「あ、さぶりちゃん。得意魔法どれにしたー?」

さぶりというのは私のユーザー名だ。

「えーっと、回復、光かな。あんまりデスりたくないから」

「なるほどー、私は闇にしたよ。私天使好きだけど堕天使も好きだから」

「そっか」

光と闇、バランス取れたパーティになれそうだ。

「おーい、俺のこと忘れんなよ2人とも」

「あ、ごめんmomomo」

「別にいーけどな。ほら、装備揃えたら早速ひと狩りいこうぜ!!!」


***


ジャキ、ガキィン!

「ふう、順調だね」

「そうだねー、ソシャゲのキャラになった気分で剣振るの本当楽しい」

「ポップも切れたし、そろそろ次の狩場行かないか?」

「ん、そうだね...」

「あ、さぶりちゃん、うしろうしろ!!!」

「え、もしかして敵っ」

もう影が私にかかるまでモンスターが迫ってきている。

絶対攻撃喰らうじゃん回復させてもらお!!!!

「っおらっ!!!」

momomoの斬撃。後ろからの攻撃だったからモンスターが怯む。

そこに彩和の闇魔法の追撃。

モンスターはその二撃であっけなく倒れる。...あれ?

「まって今2人ってレベルいくつ...?」

「 「10」」

私は6。

あれ、もしかして私——守られてる?


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