プロローグ 「朝日はまた昇る」
初めて小説を書いてみます。毎日投稿はできませんがよろしくお願いします。
「......ン......ラ..ン..」
「ん..ぅん〜...」
「...ラン様....ブラン様...」
肩に掛かるか掛からないくらいの黒髪にきめ細やかな白い肌二重で大きな瞳が可愛らしい中性的な少年が、小さなベットに眠る透きとおるような白い髪が特徴的なブランと呼ばれる少年を、甲斐甲斐しく起こそうとしている。
「ブラン様、朝ですよ」
「んぅ〜、朝か、また朝がきたんだね」
「何を変な事をいってるんですかブラン様、寝ぼけてないで起きて朝食にしましょう」
白髪の少年の寝ていたベットに窓から朝日が射す。
少年は身体を起こすと気持ちよさそうに伸びをする。
「ん〜、っとおはようシュヴァルツ今日も美味しそうな匂いがするや」
「おはようございます、ブラン様。今日はブラン様の好きな小麦のパンに赤い実のジャムをつけたものとこの地域の飲み物確かコヒーですよ」
「いつもありがとねシュヴァルツ」
そう言うとブランはシュヴァルツの頭をおもむろに撫でる。
「なっ!、ぼ、ぼくがブラン様に尽くすのは あ、当たり前の事です!ささ朝食にしましょ朝食にほらブラン様席についてついて今日はブラン様の好きな小麦のパンに、」
「それはさっき聞いたよ、シュヴァルツも席について食べようか」
少女いや少年はほのかに頬を染めそれを誤魔化すかのようブランの前の席につく
「そ、そーですねブラン様、それでは頂きましょう。 我が住むクラン、フリーデンスその主ブラン様に感謝を」
シュヴァルツは両手を握り合わせ神に祈るかのようにつぶやく
それを見てブランは苦笑し
「そんな大げさな」
なんとも言えない表情をするがいつもの光景だなと思い赤い実の美味しそうな匂いのする小麦のパンに手をつける。
「シュヴァルツ、この国に来て今日で何日目になる?」
「266日目です。そろそろ別の国に移動しますか?」
「そーだね、この国ももーほとんど見たからそうしようか。せっかく建てた家が勿体無いけど、次はどこに行こうか」
「そうですね、この近くだとガドル王国という大きな国がありますよ」
「ガドル王国か...
よし、そこに行こうかっ」
ブランはまだ見ぬ目的地に新しい世界が見れることを期待してわくわくと心を躍らせるのであった。