改変プロットより、キャラクター設定
・主人公 ホリー・ターコイズ
(ホリー=柊。ターコイズは12月の誕生石のひとつ)
屋敷の使用人一族に生まれた娘で、領主とその婚約者の幼馴染。
ちなみに両親は既に他界している。
幼い頃から領主を見て来たこともあり、彼の彼女を想う気持ちはよく理解している、と思う。
そのため、なんとかしてふたりのために仲を取り持とうとする。
幼馴染3人の中では最年長。31歳。
・領主 リース・タンジー子爵
(リースはクリスマスリース。タンジーは12月1日の誕生花のひとつ、ヨモギギクの英名)
主人公ホリーが仕える邸宅の領主。28歳。
近隣の領主から、かつての初恋相手であるその娘との結婚を強いられている。
内心では今も彼女を忘れられずにいるが、
政略的な結婚への反発と、男としてのプライドのせいで、きつく当たってしまう。
幼いときに母親を亡くして以来、ときどき、ホリーを母親のように感じている。
・婚約者 ノエル・タンザナイト
(ノエル=聖夜。タンザナイトは12月の誕生石のひとつ)
近隣の領主の娘で、主人公たちの幼馴染。24歳。
幼馴染の彼と政略的な結婚をすることになるが、
そのそっけない様子に自分は嫌われているものと思い込む。
実は、彼女もまた幼少の頃からずっと彼に淡い想いを抱いているが、
その気持ちを打ち明けられずにいる。
・近隣の領主 ジルコン・タンザナイト伯爵
(両者とも12月の誕生石のひとつ)
ノエルの父。娘の幼馴染である若き領主に、彼女との結婚を勧める。
・先代領主 先代タンジー子爵
ホリーが仕える邸宅の先代領主。リースの父。故人。
・ラピス&ラズリ・ターコイズ
(ラピスラズリ、ターコイズは12月の誕生石のひとつ)
ホリーの両親。
先代領主に長く仕えていた使用人夫婦。
夫ラピスは執事、妻ラズリはメイド長。両者とも故人。
・キャロル・タンジー子爵夫人
(キャロル=クリスマスキャロル)
リースの母。病気のため、息子が幼い頃に亡くなった。
息子同様、「(霊が)見える体質」を持つ。
※以下の3名は、本命のプロットが詰まったときの予備として考えていた没ネタから、あんまりにも気に入りすぎて本命用に昇格したキャラたちです。
《》内は本来のプロットでの立ち位置(領主、領主の婚約者、領主の同居人という3キャラのみ指定がありました)
・精霊 アルベロ 《同居人》
(イタリア語で木。本編のホリー(柊)にあたる人物であるため、樹木つながり)
オンブラ国の王城に住む居候。
ただし、料理や掃除、洗濯といった家事全般は全てこの精霊が行っている。
ちなみに料理上手。
実は、国王と幼馴染がよく遊んでいた場所の近くにいたポプラの木の精霊。
彼の姿が見えるのは、ロドルフォとステラ、それからリース、キャロル、ラズリのみ。ホリーは姿を見ることはできないものの、気配だけ感じることができる。
ルーチェ国王、セーラ、先代オンブラ国王、先代タンジー子爵、タンザナイト伯爵、ノエル、ラピス執事は姿を見ることも、気配を感じることもできない。
・領主 ロドルフォ国王 《領主》
(童謡『赤鼻のトナカイ』(ルドルフ)から、イタリア語・スペイン語風に言い換えたもの)
オンブラ国の国王。「オンブラ」はイタリア語で陰の意味。
使用人達が一斉に辞職したことから、管理状態の悪いオンボロの城に住んでいるため、近隣諸国には「オンボロ国」と揶揄される。
・婚約者 セーラ姫 《領主の婚約者》
(セーラはイタリア語で「夕べ」「夕方」の意味)
ルーチェ国の王女。此度、ロドルフォと結婚することになった幼馴染。