第一部用設定集(登場人物、人種/亜人、王国地図、周辺国家)
随時更新予定。
7/22 人種と国家を追加。
登場人物健忘禄
主人公とその家族
・マルグリット・ウル・クベール侯爵令嬢
第一部の主人公、転生チート持ち。
王国暦411年中秋の月(10月)生まれ。
前世は日本人だが個人情報はノーコメント。
かなり重度のブラコン+シスコンで家族大好き、侍女大好き。
『光刃の戦乙女』という通り名を付けられ激しく嫌がってる。
趣味は料理、ただし通常食事は専門の料理人が作るのでお菓子ぐらいしか作る機会がない。
ダークブルーの瞳にプラチナブロンドのストレート髪、前髪ぱっつんでサイドを細い三つ編みにして後ろに止める髪型を好んでる。
制服等のときはセミロングの髪をストレートで流し、ドレスのときはそのままアップでお団子を作っている。
騎士服や鎧の時は後ろで縛って終わり。(結ってくれるフラウが居ないため)
愛称はマリー。
愛馬の名はショセット(靴下)
・ウィルレイン・アルフィス・クベール侯爵子息
マリーの腹違いの弟。
マリーに甘やかされまくったため、余りよくない方向のシスコンを発症中。
剣術と雷の魔法に高い才能を持っていて、マリーが根性で磨いた剣術を楽々追い越すほどの実力を持っている。
魔力も強く、マリーが内心で嫉妬するほどの才能の固まり。
ダークブルーの瞳に青みのかかった黒髪(烏色)、ややクセ毛の髪を短く切ってある。(子供のころは耳が隠れるぐらいのばしていた)
愛称はウィル。
・メリヴィエ・ウル・クベール侯爵令嬢
マリーの妹で正妻であるジェシカの娘。
姉兄妹弟を持つグランドスラム。
本当の意味でも魔術師として規格外の才能を持つ。
金色の瞳にウェービーな黒髪。
愛称はメリー。
・オーリン・ハルカラ・クベール侯爵
侯爵位序列第四位のクベール侯爵家当主。
貴族として政治家として有能だが、女にだらしないため度々マリーに雷を落とされる。
マリーを溺愛してるが、上記の理由で一線を引かれているために消沈気味。
子供が出来てないだけで、他にも女がいる…と断定されている。
ダークブルーの瞳に白髪交じりの黒い髪、ややくせっ毛を撫で付けてる。
・ジェシカ・リベルナ・ウル侯爵正夫人
マリーとメリーの母親でオーリンの正妻。
一時オードリーとウィルを憎むが、マリーの説得で彼女らを受け入れる。
根は優しいが、良くも悪くも貴族の矜持を大事にしている厳格な婦人。
母方はリベルナ侯家の血をひいている。
令嬢と言うくくりからはみ出し気味なマリーに心をもんでる。
オレンジがかったブラウンの瞳にプラチナブロンド。ストレートな髪を常に結い上げてる。
愛称はジェシー。
・オードリー・アルフィス侯爵夫人
ウィルの母親。
ミドルネームが無いのは母が庶民のためで、アルフェス男爵家でも半分侍女扱いされていた。
侯爵家に嫁ぎ跡継ぎを産んだことで実家から掌返しをされている。
グレーの瞳に栗色の髪。
くせ毛をまとめてる。
愛称はオーリィ。
・クァンドロゥ・アルニス・メティエ侯爵夫人
双子の母親。
・フラウ・オークナー
ブエノ・オークナー男爵が妾に産ませた娘。
行儀見習いの名目でマリー付きの侍女となる。
マリーが生まれたときから側についている筋金入りのマリー付きの侍女。
ブラウンの瞳にチェリーブロンドの髪を常にきっちり結い上げてる。
・アイシャ
王都のスラムでマリーに拾われた少女。
爪族とのハーフでいわゆる猫耳メイド。
マリーキチでマリーのためだけに生きてると自称する。
くっきりとした赤い瞳にダークグレーの髪、かなりのくせ毛だが適当にまとめてるだけ。
・ジャンリュック・フォロール・クベール
マリーの従兄弟。
父はマリーの叔父に当たるドローリン・ハルカラ・クベールで、領地で商会を経営してる。
分家にあたるため侯爵を継ぐ事はまずないが、貴族の一員と数えられている。
ジャンリュックが男爵以上の爵位を叙勲しない限り、彼の子供は貴族とカウントされなくなる。
商会の船オルディーナ号は亡き母の名前。
クベール侯爵領関係者
・ロベール・ディネンセン
クベール侯爵家騎士団団長。
領軍の軍務をオーリンから信頼して任されてるほどの優秀な騎士。
・ゴーディエ・マリュス
クベール侯爵家の家宰。
王都に釘付けにされてるオーリンに変わって領内の政治を代行している。
・シャンブル
クベール領軍の優秀な牙人の斥候。
猟師としても優秀で、よく侯爵邸に差し入れを持って来てくれている。
・ファンデリック
・クロード
・オルソン
・マルク
クベール領軍の騎士。
・ダンガ
クベール侯爵家お抱えの角人の細工師。
マリーが作る魔道具の部品はだいたい彼が削りだしている。
名前のみで登場は無し。
王家
・国王ラーリ二世
控えめに言って無能。
90前後まで生きて王国の国力をめいっぱい低下させる予定。
・第一王子カルアンクス・クルシクス・ベルン
母の血筋が低いため王位継承権は低いが、兄弟の中で一番優秀。
彼が国王になれば国が立て直せるといわれていたが…。
・第二王子アルタイン・アルメソルダ・ベルン
父親そっくりで、エイム子爵令嬢に惚れてしまったために全てを投げ出してしまった。
叔父であるアルメソルダ公爵に徹底的に甘やかされて育ったため、公私の区別はつかない。
・第三王子ボルタノ・アルメソルダ・ベルン
尊大で無神経と陰口を叩かれる第三王子…だが。
幼いころウィルから魔道具を取り上げたためを、マリーから蛇蝎の如く嫌われてる。
・第一王女スフィーリア・サノワール・ベルン
出番無し。
・第四王子アーノルド・サノワール・ベルン
内向的で臆病。
やはり出番なし。
・アルジュナ・スィン・アルメソルダ正王妃
アルタインとボルタノの母親。
アルメソルダ公爵ダンネルの姉だが、出番は無い。
・第一側室アンナ・アルジャン・サノワール夫人
スフィーリアとアーノルドの母親。
政治闘争と縁の無い立場なためか、かなりのんびりした性格。
社交界は好きだが、そこでどうしようかと言う野心は無い。
・第二側室リディア・ソール・クルシクス夫人
カルアンクスの母親ですでに故人。
ラーリ二世に溺愛されていたようだが…?
三公家
・フレドリッツ・リノア・リッシュオール公爵
リッシュオール公家現当主。
見識高く、財務から内政からと優秀な王国宰相で、クベール侯爵を是非にと財務大臣にすえた人物。
宰相としては非常に優秀なのだが、他の能力…特に軍務にはまったくと言っていいほど才能がない。
王家を尊重するあまり国王を甘やかしていたと言われる元凶。
・オルドア・ブロン・リッシュオール公爵子息
フレドリッツの長男で、次期リッシュオール公家跡継ぎ。
父に似て聡明だが、今だ自制心に弱いところがある。
国王のスタード騎士家(後に男爵家)偏重に対し、彼も王国に対する忠誠を失うこととなる。
・フランチェスカ・サノワール・エチュドリール公爵令嬢
エチュドリール公爵家三女。
第二王子アルタインの婚約者であったが…。
愛称はフラン。
・ドリオードル・ベルン・エチュドリール公爵
エチュドリール公爵家当代頭首にして現王の従兄弟。
王家からの娘の扱いに対して、貴族としての矜持もあって王家に大して非協力的となる。
だいたいラーリ二世が悪い、彼は被害者だ。
・ダンネル・スィン・アルメソルダ公爵
アルメソルダ公爵家現当主で、王妃の弟。
そして親から引き継いだ王国元帥である。
クベール家を目の敵にしていて、対帝国防衛線の出陣命令の際「当主筋の者自ら軍を率いて出陣せよ」と無茶な命令を出させた本人。
オーリンを財務局から一時的にも遠ざけるか、嫡男であるウィルレインの戦死または負傷を期待しての事だったが…。
結局政治では自分の思いどうりに事が運べず、ベーシス侯爵に唆されてクーデターを企てる。
・エリオット・ベーシス・アルメソルダ公爵子息
ダンネルの長男。
出番無し。
・オリオルズ・ベーシス・アルメソルダ公爵子息
アルメソルダ公爵家次男。
第二王子と第三王子の従兄弟で、第二王子の相手役として無理やり王宮に上がらされてる。
しかし彼はそれを逆手にとって、父親を差し置いての未来の宰相を画策していたが…。
ベーシス侯爵家
・トレノア・エペイスト・ベーシス侯爵
ベーシス候家の当代当主で野心家。
更なる権力と、西部の経済的資産を狙って元帥を唆すが…。
・メネアリア・シノーツ・サルバトール侯爵夫人
トレノアの正妻
・エリザベート・サルバトール・ベーシス公爵令嬢
トレノアの長女。
マリーにライバル心を抱いている。
・ザクセン・サルバトール・ベーシス侯爵子息
トレノアの長男。
グランシャリオ侯爵家
・ランベルク・リノア・グランシャリオ侯爵子息
グランシャリオ侯爵の跡取り。
優秀な軍人で、海の男でもある。
西部産のワインに目が無い。
リオンロア侯爵家
・ギャストン・トゥールス・リオンロア侯爵
現リオンロア侯爵。
通称「獅子哮」の名の通り、戦場でよく響く叫びは味方を鼓舞する。
絵に描いたような武人で、西部諸侯の武を象徴するような人物。
社交界は苦手だが、貴族達から一目置かれている。
・ユーグ・シアン・リオンロア侯爵子息
ギャストンの息子で次期リオンロア侯爵。
オランジュ侯爵家
・リシャール・ロシュル・オランジュ侯爵子息
現オランジュ侯爵の次男で軍事と外交、経済に優れている。
マリーの幼馴染でもある。
愛称はシャル。
・ガエル・グリヴ・クロノア侯爵
現クロノア侯爵。
戦争は苦手。
その他
・アルバート・スタード
スタード騎士家当主にして、近衛騎士団長を勤める。
とは言うものの、学友であった国王の身内びいきでの登用のため、実力は相応ではない。
厳格でまじめではあるが、周りのものへは自分や身内より厳しく当たることもしばしば。
自分と同じく王子の学友となったアルウィンを溺愛し、アランを放置している。
クルシクス夫人を王に引き合わせたのは彼であり、その縁で王に強く気に入られる事になった。
・アルウィン・スタード
アルバート・スタード騎士団長の次男。
ミリリの取り巻きの一人で、フランチェスカを押さえつけようとしてマリーに押さえつけられる。
その後決闘を挑むもあっさり返討ちにあうなど、頭も武力も低い。
父であるアルバートはなんとかアルウィンを引き立てようとするが…。
・アラン・スタード
騎士団長の三男。
兄のアルウィンよりも二回りは優秀なうえ、兄と違ってかなりの常識人。
ちなみに上級騎士であるスタード家は長男のアベニールが継ぐ事が決まっているため、アルウィン共々就活しなければならない身。
アランはロベール・ディネンセンを尊敬してるため、クベール侯爵家からの騎士叙勲(騎士団就職)を狙っている。
・リリアナ・ブリュー・サンド子爵令嬢
マリーの学友。
・ビビアン・オース男爵令嬢
マリーの学友。
・ミリリ・アパルト・エイム子爵令嬢
アルタイン第二王子の新婚約者。
常に実家を心配していて、自分のせいで実家に迷惑がかかる事を嘆いている。
基本彼女のせいではないのだが…。
家を思う気持ちは本物で、そのために命を落とす事になる。
・モモ・ピンキー男爵令嬢
転生者。
ボルタノ第三王子狙いらしいが、悪役令嬢のはずのマリーはノータッチだわ、王子はマリー追いかけてるだわで蚊帳の外状態が不満。
魔法の才能はスーパーチートクラスだが、まじめに勉強も訓練もしてないので使いこなせてはいない。
彼女がヒロインのゲームの攻略対象者は第三王子、悪役の弟、アルメソルダ公爵家次男、宮廷魔道士の嫡男、ベーシス侯爵家の長男、騎士団長の三男という黄金パターンらしい。
・サロンズ・ピンキー男爵子息
モモの兄でピンキー男爵家の跡取り。
頭のおかしい妹に振り回されて苦労している。
ピンキー男爵家はモモ以外はみな常識人で優秀である。
・セドリック・ブラン・アルク
宮廷魔術師セルジュ・オド・アルクの息子。
セルジュは伯爵家の三男で、その魔術の才から現状もアルク伯爵家の一員としてカウントされ、その息子セドリックも同じである。
セドリックは今の環境を飼い殺しと考えており、アルク伯爵家を出たいと思っている。
・シノーツ伯爵
アルタイン及びボルタノの教育係。
出番は無いが、有能な感じはしない。
・ランドルフ・(ズィン・)ブランマルシュ
シュットルード帝国のブラマンシュ上級伯爵の三男。
軍人として高い才能を発揮して、ブラマンシュとその従属貴族の合従軍を率いて王国に侵攻したが…。
息子が居るらしい。
人種/亜人
・ラース人
ラース半島を中心に繁栄している白人系の人種。
元は北方から住みやすい西方に流れてきたと思われる。(ラース半島は元々牙人と角人が住んでいた土地らしい)
地球でいうところのケルト人系に酷似している。
・ シュラード人
ルグン大陸の中央部発祥の白人系。
シュットルード帝国とその近辺に生存圏を作り上げている。
地球でいうところの西ゲルマン人系に酷似している。
ラース人とどちらが源流かははっきりしない。
・牙人
狼のような頭部と毛皮を持つ大柄な獣人。
部族単位の小さな集落で農耕や畜産で生計を立てている。
筋肉質で大柄な体格を持つ。(成人男性の平均身長が約2m)
ラース半島から北方にかけて小さな集落を作って点在している。
耳と鼻と牙だけを牙人から受け継いだ人とのハーフも存在するがかなり稀な存在である。
種族的に遠視の傾向がある。
・角人
山羊のような頭部と蹄を持った獣人。
普段は温厚だが怒ると手が付けられない。
手先が器用でモノ作りに優れ、人間の町などで職人として暮らしている者がが多い。
がっしりとした体格で手足が太い傾向がある。(成人男性の平均身長が約1.8m)
半島の山間部に古くから小さな集落を作って生活している。
平地に降りて来ている角人は半島西部以外ではまず見られない。
ラキニア国内(の山岳部に)にかなりの数が住んでいる。
耳と角だけを角人から受け継いだ人とのハーフも存在すると言われているが、生物学的に可能と言うレベルでしかなくまず現存はしない。
種族的に近眼の傾向がある。
・爪人
猫のような頭部ときめの細かい毛皮を持つ小柄な獣人。
一般的には定住する事はなく、ジプシーのように移動しながら暮らしている。
ほっそりした体型で、比較的背は低い。(成人男性の平均身長が約1.4m)
元々サレフォノ大陸の北部に住んでいたが、南部から移住してきた(ルグン大陸から渡ってきた?)サレフォノ人に土地をを追われてしまった。
ファガロとオリヴァに多く見られる(スワキスでは国家レベルで迫害していて居るためほとんど見られない)が、近年ラース半島西部に多く渡って着ている。
特にスワキスから命からがら逃れてきた場合が多い。
耳と爪だけを爪人から受け継いだ人とのハーフも存在する。
ベルン=ラース王国略図
ベルン=ラース王国の周辺国家
・カラク連合国家
ベルン=ラース王国の北西に広がるカラク山脈の向こうに位置する連合国家。
高い山脈と海にはさまれてる非常に長細い国土を持つ。
ラース王国とは比較的良好な関係を維持しており、山脈の切れ目2箇所から交易を行っている。
公用語は決まってないが、主にラース語、そしてカラ語、オリヴァ語、セイル語、スィレンドラ語、ルーカンド語などが話される。
使われる文字はストラガ文字、簡易ストラガ文字、ラース古文字など。
・サマルカンド王国
ベルン=ラース王国の北東に位置する王国。
ベルン=ラース王国民による嫌いな国殿堂入り第一位。
国境付近が豊かな穀倉地帯なため、ここで領土的な衝突が尽きない。
公用語はルーカンド語、文字はストラガ文字と簡易ストラガ文字が使用されている。
・オリヴァ王国
ベルン=ラース王国の南のサノワ海を隔てた対岸にある国家。
交易相手としてかなり良好な関係を維持している。
オリヴァ王国からの商品は王国から上陸し、カラク連合を経由してサマルカンドに届くため、サマルカンドが面白くないと感じるところでもある。
シュットルード帝国との仲は悪く、しばしば軍事的衝突を繰り返している。
公用語はオリヴァ語だが、ラース語とセイル語はどこでも通じる。
ストラガ文字と簡易ストラガ文字がメインだが、公式の文章にはラース古文字も使われる。
・シュットルード帝国
ベルン=ラース王国の西に広大な面積を誇る大帝国。
領土的な野心にあふれ、歴史的に度々ラース王国と小競り合いを繰り返している。
公用語はアルト語、文字はアルト文字。




