0004ページ『身の危険』
おはようございます!
先程まで冷え切っていた身体は今は暖かな温もりに包まれていた。パチパチと心地よい音も聞こえてくるが、辺りは暗く何があるのか全く見えない。ここが死後の世界なのかと思っていると、またしても遠くから賑やかな声が聞こえてきた。
「あーーー!?私の、私のお肉~~!!」
「ニグル。落チ着キナサイ」
「だって!だって~!!」
「ソウナル運命ダッタト諦メナサイ」
「嫌っ!まだ食べてない。こうなれば、あの男の――――」
あれ?ここ本当に死後の世界か?俺が想像してた厳かな雰囲気の欠片もない。食堂だといわれた方が納得してしまうが――――。
あれれ?なんか身体を触られている気がするが――――。
リアルな体温が伝わるが俺は本当に死んでいるのか?むしろ今、死の危機に瀕してないか!?
さっきの会話この男の続き……駄目だ!「肉」しか思い付かない。しかも、この温もり……俺、食われる!?
起きろ!起きろ俺!!く、く、
「食われるぞーー!!」
飛び起きた俺の目に飛び込んできたのは真っ赤な服がよく似合う少女の唖然とした顔だった。
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