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200文字小説集

節分の日の夕食(200文字小説)

作者: 日下部良介

「鬼は外!福は内!」

 節分の豆撒きは我が家の恒例行事。

 後片付けが大変だから、撒いたふりだけしてお皿に入れる。

 家族でそれぞれ年の数だけ取り分ける。

 夕食のテーブルに分けた豆を並べる。

 今年還暦を迎える父(祖父)が分け与えられた豆を見つめて呟いた。

「今夜のメシは豆だけで充分だな…」

「やった!」

 10歳になる長男が祖父のおかずに手を伸ばす。

 父(祖父)が恨めしそうに言う。

「どうして節分の日はいつもご馳走なんだ?」





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― 新着の感想 ―
[一言] ふふふっ お豆さんでお腹いっぱい♡(〃∇〃) せっかくの御馳走 はお孫さんのお腹の中 私もじいじに節分のお話をよくねだっていましたねぇ
2015/02/06 22:10 退会済み
管理
[一言] 大豆は畑のお肉っていうくらいだから、きっとお嫁さん的にはごちそうなのつもりなんです……たぶん。 なんというか、人生の悲哀を感じた一幕でした。
2015/02/03 21:15 退会済み
管理
[一言] あはは。おじいちゃんの悲しいところですね。うちも同じような感じです。おかずは恵方巻きですが。 たまには豆まき、やってみようかなぁ
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