節分の日の夕食(200文字小説)
「鬼は外!福は内!」
節分の豆撒きは我が家の恒例行事。
後片付けが大変だから、撒いたふりだけしてお皿に入れる。
家族でそれぞれ年の数だけ取り分ける。
夕食のテーブルに分けた豆を並べる。
今年還暦を迎える父(祖父)が分け与えられた豆を見つめて呟いた。
「今夜のメシは豆だけで充分だな…」
「やった!」
10歳になる長男が祖父のおかずに手を伸ばす。
父(祖父)が恨めしそうに言う。
「どうして節分の日はいつもご馳走なんだ?」
「鬼は外!福は内!」
節分の豆撒きは我が家の恒例行事。
後片付けが大変だから、撒いたふりだけしてお皿に入れる。
家族でそれぞれ年の数だけ取り分ける。
夕食のテーブルに分けた豆を並べる。
今年還暦を迎える父(祖父)が分け与えられた豆を見つめて呟いた。
「今夜のメシは豆だけで充分だな…」
「やった!」
10歳になる長男が祖父のおかずに手を伸ばす。
父(祖父)が恨めしそうに言う。
「どうして節分の日はいつもご馳走なんだ?」
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