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自由女

作者: 今井キマリ

178番、清瀬夏樹、歌います。


清瀬はうますぎて、


五番手と言われる。


だから、大きな劇場の


役をゲットしたい。


今回のオーディションは、


夏樹の独壇場。


夏樹はシングルキャストに抜擢された。


1曲、ソロがある。


長田目劇場で、脇役。


母も父もやっと認めてくれた。


70%くらい埋まる劇場で、


28日間演じた。


清瀬夏樹には、才能を感じるが、


賞レースには、不向きだろう。


夏樹は意味がわかり、


様々な役を演じた。


母はこう言う。


知る人ぞ知るミュージカル女優なの。


生活は地味なものよ。


でも良かったら、


観に行ってあげて。


清瀬夏樹は、


晩年に玉色演劇賞功労賞を


受賞した。


いいんだ、本当に自由女だったから。


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