いつかの夢のお話。
初投稿なので、不備があったらごめんなさい。尚、文才はないです。
「はーい、クリアならず。脱落ね。」
そう言われた瞬間、私は身の毛がよだつように感じた。今この教師なんつった?脱落??本気で言っているのだろうか?
脱落って、酷い事されるんじゃないの??
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私の名前は神原環奈。中学一年生。頭はそこそこいい方で、体型はぽっちゃり??している。私は今、とても緊張している。なぜなら、今日は月に1度の測定会の日であるからだ。
私が通っている学園には月に1度測定会と言う名のテストの用なものがある。勿論、期末や模試、中間といった類のテストではない。筆記上のテストではなく、人間のテストだ。そこで、条件に達していないと色々と酷い目に合うらしい。なぜ断定できないのかと言うと、先生達もとい審査員達によって秘密にされているからだ。私のクラスメイトが前回の測定会で、脱落となった子がいたが、その子はその後姿を見せることがなかったから、内容が聞けないのだ。ちなみに前回の条件はフレンドリーさだった。条件は測定会の時に知らされるので、事前に対策するという事ができない。つまり、どうしようもないのだ。この学園を受験する前は測定会が楽しみだったのになぁ、、さて、今の状況を説明しよう。今、私の目の前には体重計のようなものがあり、私はそれに乗るための列に並んでいる。今回の条件はどうやら体重のようだ。何キロかにもよるが、冒頭でもお話したとうり私はぽっちゃりとした体型であるが為に今回の測定会はとても不安だ。もしかしたら落ちる可能性もある。そうなったら非常に困る為、隣にいた優しい先生、山崎先生に私は聞いてみる事にした。
「山崎先生、今回の条件は体重の用ですが、何キロですか?」
私が少し震えた声でそう聞くと、山崎先生は優しそうな笑みを浮かべて、恐ろしい事を言い放った。
「そうねぇ、だいたい45キロくらいかしらねぇ。」
私は頭が真っ白になった。先生の言葉によって私が今回脱落する事がほぼ確実的に決定したからだった。私はもう、諦めたような声でせめて落ちたらどんな事がおきるのか、教えてくれないだろうが聞いてみる事にした。
「あの、質問続きで申し訳ないのですが、脱落したらどんな目にあうのですか?教えてくれないのでしたら結構ですが、、」
山崎先生は顔を顰めた後、私の体を見て、小声で私の耳に手を当てて言った。
「実はね、私もあまり知らされていないのだけれど、上の人達の話によると殺されるらしいのよ。しかも、結構苦しいって噂だわ。」
私は逃げ出そうと、とっさ思った。元々、そうかな?とは思ってはいたけど、まぁここはそういう事許さない国だし、確信はしていなかった。けれど、ここで確信に変わってしまった。山崎先生が教えてくれたのはきっと、私がこの後どうなるかがわかったから仕方なくだったんだと思う。私は審査員の人達にバレない用に、そーっとドアノブに手をかけたようとしたその瞬間、
「では次、神原環奈!それに乗りなさい。」
私の番が来てしまった。終わった。もう死ぬしかない。色々な事が頭を駆け巡った。しかし、私は審査員達に悟られないように至って普通の返事をして、その機械の目の前に立った。
機械は木でできていて、乗る台はゴムで本体につけられていた。きっと45キロ以上の人が乗ると台が斜めになって落ちるという仕組みになっているのだろう。私が片足に力を入れた時すでにその台は斜めになってしまっていた。私は絶望して両足を乗せたあと、せめてもの抵抗として、バランスをとり斜めに傾いてないように見えさせた。だけど、やっぱり審査員の目は誤魔化しきれなかったのか、私は脱落してしまった。何名かの先生が来て、私をそのまま地下室へと案内した。
地下室は普段授業で使う場所ではなかった。そこはまるで牢獄のようなそんな感じだった。ある1人の先生が牢屋の鍵を開け、そこに私を放り入れた。そして、まるで、逃がさないって言っているかのように扉を瞬時に閉め、地下室から去っていった。あたりを見回すとゾッとした。なぜなら周りに怨霊のような人達がうじゃうじゃいるように見えたからだ。おそらく先輩達なのだろう。私はつい好奇心で話しかけてしまった。しかし、誰も反応をしてくれなかった。それどころか、こちらを見向きもしなかった。私は諦めて体育座りをし、足に顔を伏せて色々な事を思い出そうとした時、誰かが私の肩を叩いたのでそちらを振り返ってみると、そこには美人な女性の霊がいて、なにやら私に話したそうにしていた。私は少し、泣きそうな声で返事をした。すると霊は顔を笑顔にして、少し寂しそうな声で話した。
一通り話を聞いたあと、私は泣き崩れてしまった。そしたら彼女はすぐに私の背中をポンポンと叩いてくれた。彼女の話によると、ここにいるのは怨霊で、彼らにはもうなにかを考えると言うのができないということ、ここで死ぬ時はあまり苦しくないこと、そして何より、測定会の本当の意図がなんなのかという事だった。私はこの学校を呪って死んでやろうと思った。
数時間すると、何人か脱落者がこの牢屋に入ってきた。彼等は私と同じような諦めた顔をして、泣いていた。私はその脱落者の中に親友を発見してしまった。そこで、私はさっき女の霊に聞いた事を全て話した。彼女はあまり納得しなかったが、取り敢えず今から死ぬという事だけは理解したらしい。てかむしろ知らなかった事の方が驚きだ。ここに連れて来られる時になにも言われなかったんだろうか。ちなみに私は言われた。連れてくる先生によっても違うのだろうか。ていうか、私を連れてきた先生馬鹿だろ。これから死ぬ事なんて言ったら抵抗するに決まってんだろ。つまり、泣いていた人達は皆知らされていたのだろう。まぁ、ぶっちゃけ知らないで死ぬよりは知ってからの方がいい。そういう面ではあの先生は良かったのか、、?そうこう考えているうちに先生が入ってきた。先生の処分も同時にするらしい。私はその後、ずっと思い出を巡っていた。数分した頃、突然機械音が聞こえた。私はそれが処分開始の合図だと言う事を悟り、これまでの人生に感謝をした。そして最後にこの学園をつよく呪った。そこで私の意識は途切れた。多分死んだんだろう。感覚的にはふわふわとしていた。甘い匂いがして、それと同時に皆が次々に倒れていき、次第に私の意識も途切れていき、そして完全になくなる瞬間に私の目の前にはお菓子柄のストライプが見えたような気がした。ああ、ここが天国なんだと思った。そしたら次の瞬間、私の目の前にはマジックミラーのような物があった。私は驚いて目を見開くと同時に手を動かした。ん?動かした?手の感覚がある??
え?じゃあ、もしかして私、転生してしまった?!
✩.*˚ 更
あの後、私は近くにいたハスキー犬によってマジックミラー(のようなもの)を破ってもらい、そのお返しに名前を付けた。名前は、私の前世の犬の名前から取ってジャックにした。
マジックミラー(のようなもの)からでた途端に身長が急激に伸びだし、止まった頃には身長がだいたい120cmになっていた。身長が伸びた事により、さっきまでは見えなかった景色が見えた。私は自分の産まれた場所を確認した途端、絶望してまった。何故なら、産まれた草むらはなんと、学園の裏門の目の前であったからだった。しかし、幸いな事にまだ私がいることには気づいていないようだった。ここで気付かれずに生きていく事はできるのだろうか。私は空を睨みつけて、ただこれからの安全を祈るしかなかった。
結果として私は3ヶ月経った今でもバレている気配はない。転生の特典として透明人間ってスキルがあったりして、、(笑)うん。ないな。そもそも魔法なんてある世界じゃないし。
私があるレム睡眠の中で見た話+創作のお話です。暗い感じで進めたいと思います。因みにこの世界はパラレルワールドですので、正確には異世界でもあり、現実世界でもあります。
連載と短編で迷ったんですけど、だいたい70000字より少なめの文字数で完結できる気がするのと、自分にまだ連載は早いと思ったので短編にしました。しかし、1度に物語を完結させるという能力が私にはないので、編集して次の話を更新していきたいと思います、((間違えて短編選んだなんて言えn(殴