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戦国塵芥武将伝  作者: 高部和尚
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土居清良 銃と鍬 第二話

 祖父と父を失った虎松は敵である一条家に仕える土居宗珊に匿われた。虎松は宗珊の下で元服し名を清良と改める。そして清良の人生の再スタートが始まる。

 永禄五年。虎松は十七歳になっていた。このころには宗珊の下で元服し名を清良と改めている。

「ここまでしていただいて、宗珊殿には感謝ありません」

 虎松、いや清良は宗珊に礼を言った。命を助けられただけではなく元服までさせてもらっている。さらには家臣一同の面倒まで見てくれていた。本当に至れり尽くせりである。

 宗珊は朗らかに笑って言った。

「私に出来ることと言えばこれくらいです。清貞殿や清宗殿の代わりにはなりませんが」

「いえ、そのお心遣いだけでもありがたく思います」

「何の。それに我々の戦の手助けまでさせているのです。これくらいのことをしなければ我らの名が廃ります」

 清良は宗珊に世話になっている間、一条家の戦にも参加している。もっとも清良からしてみれば世話になっている恩義を返すことにもなるので勇んで参加した。

「しかし清良殿の戦いぶりは見事なものです」

 宗珊はそう言って清良をほめた。清良は参加した戦いで活躍しその勇名を一条家だけでなく近隣に轟かせている。

「殿もぜひ正式に召し抱えたいと言っていますが…… 」

「それについてはお断りさせていただきます」

 清良は宗珊の誘いをきっぱりと断った。これには宗珊も苦笑いするしかない。

「まあわかっていたことです」

「私の本心はあくまで伊予に帰ること。お気持ちはありがたいのですが」

「まあいいでしょう。しかしその本心ここ以外では明かしてはなりませぬぞ」

「はい」

 そう言って清良は頷いた。宗珊もそれを見て安堵する。清良としては伊予に帰り祖父と父同様に西園寺氏に仕えたい気持ちがあった。しかしそれは一条家と敵対することになる。だから清良の本心が知れれば最悪命の危険も考えられた。清良もそれはわかっているので信頼できる家臣や宗珊の前でしか明かさない。一条家の下で戦っているのも本心を隠し信頼させるという意味もあった。

「いつか必ず大森の帰って見せる」

 清良は毎日故郷の大森とそこに暮らす領民を思い出していた。いつか必ず帰る。その誓いを胸に秘めて。

 そして清良は故郷に帰ることに成功する。それは土居清良の戦いの始まりでもあった。


 この頃西園寺家と一条家の戦いは小康状態になっていた。この時西園寺家にも清良が一条家で活躍していることは知られている。そして清良が清貞の遺児の虎松であることを知ると大森は大変な騒ぎにになった。

「虎松さまが生きておられるとは」

「しかも大層な侍になられたというそうじゃないか」

「ならば大森に帰ってきてもらいたいものじゃのう」

 大森の領民たちはこぞって清良の帰還を待ち望んだ。さらに西園寺家の黒瀬城に避難していた清良の母の園も息子との再会と旧領復帰を望む。

「生きているのならぜひ夫の跡を継いでもらいたいものです。何より大森の民たちは虎松を待ち望んでいます」

 園は父の実充にそう訴えかけた。実充も信頼していた男の忘れ形見と言うこともある。

「何とかしてみよう」

 そう言って一条家と連絡を取った。そして清良の大森帰還を提案する。この提案を一条兼定は了承した。そしてそれを清良に伝える。

「喜べ清良。そなたの故郷に帰れるぞ」

「ほんとうですか! 」

 清良は驚いた。あまりにも急な話であったからである。

 驚く清良に兼定はこれまでの経緯を伝えた。清良は母や西園寺実充。そして大森の民の思いに感激する。

「皆のこれほどまでの思い無駄にするわけにはいかない」

 清良は即座に了承し大森に帰還することを決めた。

 後日土佐を発つ準備をしている最中の事である。清良は宗珊と二人で語り合っていた。

「二年もの間お世話になりました。この御恩は一生忘れません」

「何の私の方こそ戦の手伝いをしていただきありがたく思います。ところで清良殿」

「はい」

「殿は清良殿に与力をお付けになるとか」

「ええ、その通りです」

 兼定は清良の帰還に際して何人かの一条家臣と兵を与えると言ってきた。

「久しぶりの故郷に帰るのだ。その方が見栄えが良かろう」

 そう言う理由だった。もっともこの案は兼定が考えたものでも宗珊が考えたものでもない。別の家老が考えたことである。

 宗珊にしてみればこの提案は不信であった。

「正直気に入りませんな」

「そのようなことをおっしゃってはいけませんよ。宗珊殿」

「しかしなあ…… だがこのところ殿は私の話を聞いてくれん」

 このところ宗珊は兼定に疎まれていた。それは宗珊が兼定を思っていろいろ意見するのを疎ましく思っているからである。

 憂鬱な顔になる宗珊。一方で清良は晴れやかで緩んだ顔をしている。

「なに、兼定様なりのお気遣いなのでしょう。宗珊殿は心配しすぎです」

 そんなふうに言う清良。宗珊にはそれが心配であった。

「だが清良殿…… 」

 一見して浮かれているようにも見える清良。宗珊はそれを諌めようとした。その時

「宗珊殿」

清良は宗珊の話を遮った。清良はさっきまでの雰囲気とは一転し引き締まった表情をする。そして言った。

「もし何か企みが隠されているようならそれを阻むまでです」

 きっぱりと言い切る清良。それを見て宗珊は安堵のため息をついた。

「何も心配いらないようですな。いやはや老骨のお節介と言う事でしたな」

「いえ。いろいろとお気遣いありがとうございます」

「何気にする必要はありませぬよ」

「はい。ありがとうございます」

 そう言って二人は笑いあうのであった。

 その数日後いよいよ清良が土佐を発つ日が来た。宗珊は清良を国境まで見送りにやってくる。

「清良殿。ご健勝で」

「宗珊殿もお健やかに」

 そう言って二人は別れた。これが二人の交わす最後の言葉になるとは清良も宗珊も思いもしない。今清良が考えているのは故郷のことである。

「(私はついに帰ってきた。父上やお爺様と過ごした大森に)」

 大森に近づくにつれてその思いも強くなる。それは同行する家臣たちも同じで皆晴れやかな表情をしていた。

 一方で浮かれた表情をしているのは一条家臣の面々であった。清良は彼らを横目でちらりと見る。そして話しかけた。

「楽しそうですな」

「ええ。殿より受けた命を果たせそうですから」

「そうですか。それは良いことです」

 そう言って清良たちは大森に向かうのであった。


 土佐を出てから数日後。清良たちはついに大森に到着した。

 到着するや否や清良は叫んだ。

「ついに…… ついに帰ってきた! 」

 時間で言えば二年だがこれまでいろいろあったのでそれ以上に感じる。それは弥兵衛をはじめとする家臣たちも同じのようで喜びの声を上げていた。

 大森の領民たちはその騒ぎを遠巻きに見ている。やがてその中から一人老人が近寄ってきた。清良はその老人に見覚えがある。村のまとめ役の悟助であった。

「もしや悟助殿では」

 老人、悟助は自分の名を呼ばれ驚いた。領民たちもざわつき始める。

悟助は清良の顔を見つめた。そしてさらに驚く。

「も、もしや虎松さまで? 」

「ああそうだ。久しいな悟助殿」

「な、なんと。あの若様がこんなに立派になられて」

「すまないな心配をかけた」

 感動して泣き始める悟助に清良はねぎらいの言葉をかけた。それを聞いてさらに悟助は泣き出す。

 そうしていると遠巻きに見つめていた領民たちが近寄ってきた。そして領民たちは清良が虎松であることを確信すると声を上げる。

「虎松さまが帰ってきたぞ! 」

「なんてことだ! こりゃあ皆に知らせてこないと」

「それより城に入ってもらう方が先だ! 」

 駆け出すもの、泣き出すもの、清良をほめたたえる者色々いる。だが全員に共通しているのは喜びであった。

 領民たちは清良たちを先導して大森城に向かう。この行列は進むごとに数を増していき城に入るときには大層な行列になっていた。

 城に入った清良たちを迎えたのは西園寺家臣大滝一朗太であった。一朗太はおおらかで穏やかそうな初老の男で、侍と言うよりは大きな農家の主のようである。

 一朗太はむせび泣きながら清良の手を取った。

「本当によくご無事で…… 」

「心配をおかけした。これも土佐の宗珊殿のおかげだ」

「左様で。まさに武士は武士を知るという事なのでしょう」

「全くです。それより一朗太殿」

「はい」

「母上の様子はどうですか」

 清良は母の園のことを訪ねた。一朗太は頷くと園の近況を話し始める。

「落城の後は西園寺家の者の手で黒瀬城に入られました。しかし清貞様と清宗様がお亡くなられたことを知りたいそう悲しんでおられて…… その後も虎松殿様、いや今は清良様でしたな。清良様の行方も知れないとなりさらに深く悲しまれていました」

「そうか…… 親不孝をしてしまったな」

「ですが土佐で清良様が生きていること、さらに目覚ましい活躍をしていると噂を聞かれて。からは何とか清良様の近況を知ろうと八方手を尽くしまして。そして今日に至りました」

「はい。大森に帰れたのは母上のお力添えがあったこそ。本当に有難い」

「実充様はこのまま清良様に大森の地をお任せするつもりのようです。拙者もこのまま清良様に仕えてお助けせよと」

「そうですか。ならばこれからもよろしくお願いします。一朗太殿」

「こちらこそ…… それよりそちらの方々は」

 そう言って一朗太は土佐からついてきた一団に目を向けた。

「この方々は土佐の一条殿が私の与力にと」

「一条殿が? 」

 一朗太はいぶかしげに一条家臣たちを見た。一条家臣たちは特に表情を変えることなく会釈する。さっきまでの和やかな雰囲気は消え、不穏な空気が漂い始めた。

 その空気を察したのか清良は一朗太の腕を取った。

「申し訳ないが一朗太殿。私がいない間の大森の事や諸々の文書などを見せてもらいたいのだが」

「それは構いませんが」

「では行きましょう。悪いが弥兵衛もついてきてくれ。他の者は体を休めておいてくれ」

「かしこまりました」

 そう言って清良は一朗太と弥兵衛を伴って消えていった。残された清良の家臣たちはくつろぎ始める。一条家臣たちは一瞬戸惑っていたが同様に体を休めるのであった。

 清良たちは三時間ほど姿を消していた。そして戻ってくると当座の宿所や屋敷の割り当てをして解散する。その後も清良は一朗太と弥兵衛と夜遅くまで話し合っていた。

 その頃領民たちは清良の帰還を祝って夜遅くまで騒いでいるのであった。途中土居家臣たちも加わり夜は更けていく。


 さて清良についてきた一条家臣たち。彼らには一条家より下されている命令があった。それは大森を一条家の支配下に置くことである。

 この命令については一条家臣たちも文句はない。しかし主君である兼定から下された追加の注文には文句がある。

「まず清良を我らの方に引き入れよ。それができなくても清良を殺してはならん。彼の者は一条家に貢献した」

 一条家臣たちにして見れば自分たちだってずっと一条家に尽くしている。今回だって敵方の勢力圏までやってきたのだ。

「殿にとっては我らの命はどうでもいいのか」

「左様だ。土居殿の命の方が大事なのか」

 そんな不満も出てくる。しかし

「一番手柄の者には大森の地を与えよう」

という家老の言葉がある。しかも証文も与えられていた。これならばやる気も出てくる。

 一条家臣たちは大森への道中に清良たちに気付かれぬよう策を練った。幸い清良たちは自分たちを信頼しているようである。

「しかしどうする」

「何とか西園寺氏と土居殿の中を裂けばいいのではないか? 」

「だが土居殿はずいぶん信頼されているというぞ」

「やはり土居殿や土居殿の家臣たちがいない隙に城を乗っ取るべきではないか」

「いや殿が伊予に侵攻した際に挙兵して挟み撃ちにするのだ」

 銘銘意見を言うがなかなか答えはまとまらない。だが話し合う中でまとまりつつある部分もある。

「やはり土居殿を生かすのは難しいのではないか」

「それはそうだ。第一無理難題なのだ。無視してしまえばいい」

「しかし殿はお怒りになるぞ」

「そこはうまくごまかすのだ。幸い我々が黙っていれば知られることは無い」

「ならば決まりだ」

 とりあえず一条家臣たちは清良の命を奪うなという命令については無視することで決まった。

 こうして腹に一物抱えながら大森まで一条家臣たちは大森に着いた。そこで驚いたのは大森領民たちの歓待である。

 領民たちは清良が帰ってきたことをともかく喜んだ。これには一条家臣たちも驚嘆する。

「(これほどまで慕われているのか…… )」

 もしこの地で清良の命を奪いそれがばれれば自分たちの命はない。一条家臣たちはそう感じた。ゆえに清良を殺してことを成し遂げるという考えは一瞬で消し飛ぶ。

 その後も清良たちと共に領民に先導され大森の地を進む。領民たちは城に近づくにつれて増えていき最後はたいそうな行列になった。

「(もしわれわれがこの地を治めたところでみな従うのか? )」

 一条家臣全員にそんな疑問がよぎる。この時点で恩賞の約束のありがたみも消し飛んだ。残ったのはこの状況への恐怖と帰京の願いである。

「(もはや逃げ出すしかない)」

 そんなことを一条家臣たちは考えるようになっていた。

 とりあえず一条家臣たちは城に入った後割り当てられた屋敷に散っていく。幸い屋敷は綺麗に掃除されていて住み心地もよさそうである。

 割り当てられた屋敷の一つで一条家臣たちは今後の方針を話し合った。もっとも任務を果たそうというよりはいかにうまく逃げるかという事であるが。だが一人がこんなことを言い出した。

「しかし逃げ切れるのか? 」

「どういうことだ」

「いや、土居殿は我らを信用しているようだ。もしここで逃げ出すそぶりを見せれば我らに疑念を持つのではないか」

「それはいかんな」

「最悪殺される可能性も…… 」

 そう言われて全員息をのむ。そしてしばしの沈黙の後でこう結論を出した。

「とりあえずしばらく様子を見よう」

 結局問題を先送りにするというものだった。この結論に誰も文句を言わず一条家臣たちは解散する。

 この時まで彼らは自分たち監視する目に一切気付いてはいなかった。


 大森帰還から数日経った。この間特に事件は起きず平穏な日々を送っている。

 清良は一朗太の助けを受け大森の現状を把握していく。この清良がいない間に大きな変化はなかったようである。だが細かいところでは変化もあった。そうしたところを把握して行くのも土居家の流儀である。

 そうした作業がひと段落したある日、一朗太と共に仕事をしていると弥兵衛がやってきた。そして清良に近づくと耳打ちした。清良は大きくうなずくと一朗太を呼んで聞いた内容を耳打ちする。

 三人は顔を見合わせると頷きあった。

「そろそろ大掃除と行くか」

「承知しました」

「では予定通りに」

 清良の言葉を受け弥兵衛と一朗太はその場を去った。

 それから時がたち夜になった。この日は満月であったが雲で隠れている。

この日も一条家臣たちは屋敷に集まり今後の方針を話し合う。もっとも大した案は出ないし打開策も思いつかなかった。しかも厄介なものまで届いている。

「殿から催促の手紙だ」

 吐き捨てるようにまとめ役の男が言った。男の発言を聞き一同ため息をつく。

「いったいどうすればいいのだ」

 そこの言葉に誰も続かず黙っている。もはや一条家臣たちは八方ふさがりの状況に置かれている。会議するために集まったのに誰も喋らない。悲壮な沈黙がその場を包む。そして一条家臣の一人がため息をつくのと同じタイミングで篝火が灯った。篝火はどんどん灯っていき屋敷を囲んでいく。

「なんだ! 」

「囲まれているのか? 」

 一条家臣たちは驚嘆した。そして

「まさかすべて露見していたのか…… 」

その発言が出た瞬間一条家臣たちは刀も持たず慌てて逃げ出した。周囲には兵が配置されている

「おい。こっちは囲まれていないぞ」

 一条家臣たちは包囲の穴を見つけると一目散に駆けていった。だが兵たちはそれを追いかけない。

 やがて一条家臣たちがいなくなると清良と一朗太が姿を現した。

「うまくいったな」

「左様ですね。しかしよかったのですか」

 一朗太は一条家臣たちが走り去った方を見つめる。

「やはり討ち取るべきだったのでは」

 それに対し清良は笑った。

「これも兼定殿への義理のうちだよ」

「そうですか」

「それに追い詰めれば死力を尽くして刃向かってこよう。そうすればこちらにも被害が出る。ならばこうした方が良い」

「なるほど…… 左様ですね」

 清良の物言いに一朗太は頷いた。すると屋敷の中から弥兵衛が現れる。

「殿。こんなものが落ちていました」

 弥兵衛が取り出したのは兼定からの書状であった。受け取った清良と一朗太は内容を確認する。

 書状を呼んで一朗太は呆れ返った。

「こんなものを置いていくとは」

 弥兵衛も呆れているようだった。

「全くです。内密に届けられた書状なのだからすぐにでも処分すべきです」

「まあいいさ」

 清良はそう言うと二人の会話を遮った。

「弥兵衛。悪いがこの書状を実充様の下へ届けてくれ」

「承知しました。それと逃げていった方々についてはどうしますか」

「捨て置け。運が良ければ土佐に帰れるだろう」

「承知しました」

 そう言って弥兵衛は姿を消した。

 残された清良は空を見上げていった。

「これからが本当の始まりだな」

「左様ですね」

 清良の言葉に一朗太がうなずく。空には雲が消え満月が輝いていた。

 この後手紙を届けられた実充は大変喜んだ。

「まさに祖父にも父にも劣らぬ将器じゃな」

 そう言って清良をほめたたえた。

 一方一条家には帰ってきた家臣からこの話が家中に伝わる。兼定は激怒し逃げ帰ってきた者たちを残らず処刑した。

「臆病者に用はない」

 さらにこの話は宗珊の下にも届く。

「小細工が通じる相手ではない。皆も知っていたはずだがな」

 そう言って大笑いするのであった。

 こうして小さな事件は会ったものの清良は旧領の大森に復帰するのであった。


 今回は清良の大森帰還で一話使いました。内容についてですがほとんど創作のものとなっております。したがって弥兵衛や一朗太は実在しない人物ですし、清良の母の名前も創作です(西園寺氏との関係は史実ですが)。

 それはともかく清良は旧領に復帰しました。戦国時代には旧領に復帰しようと奮戦する戦国武将が多くいました。ですがその中には不幸な最期を遂げる人もいたり自分の代では成し遂げられず子や孫に託すという人もいました。清良は無事に帰還できたわけですからかなり幸運なケースだと言えるでしょう。

 さて土居清良の戦いはここからが本番となります。ついでに現時点では意味不明なタイトルの意味も判明する予定です。お楽しみに。

 最後に誤字脱字等がありましたらご連絡ください。では

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