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第8話



 光に包まれると一瞬の浮遊感があったが、ちゃんと地面に足はついている。いきなり空に放り出されてはいないようだ。


「⋯⋯や⋯た!⋯⋯せいこ⋯しま⋯た!⋯⋯あっ⋯⋯」


 まだ光に包まれいるためここがどこだか確認はできないが、声が聞こえるので周りに誰かがいることはわかる。


⋯⋯さっきのあっ、は何だったのだろう?しかもそのあとに何かが複数(・・)倒れるような音も聞こえたんだけど


 光も収まり、五感も回復してきたのだが⋯⋯どうにも嫌な予感がするので目を開けたくない。いや、現実を直視するのが怖いだけか⋯⋯


「きゃあ!!」


「うおっ!!」


 本当に何があった!?

 隣りから未里の悲鳴や雄介の驚いた声が聞こえ、他にもクラスメイトたちの驚いた声がチラホラ聞こえる。


 はぁ、さすがに覚悟を決めるか。


 閉じていた目を開く。まず、ここはどこかの部屋のようで、教室4つ分ぐらいの広さがあり、辺り一面大理石のようなものに囲まれている。俺たちはちょうどその中心にいた。

 足元には幾何学模様が書かれている、いわゆる魔法陣といわれるものだろう。


 そして周りにはたくさんのローブを着た人たちが⋯⋯




⋯⋯倒れていた




「⋯⋯え?」


 待って、何この状況。


 ふつう、こういう召喚系の物語だと大体すぐに誰かが事情を説明してくれるのだが、あいにく全員倒れている。


 その光景にしばらく誰も動けないでいると、ドアが開き少女が入ってきた。


「予定より遅れているのだけど、何かあった⋯の⋯⋯」


 状況を確認したのか少女の驚いているのが伝わってくる。


「これは一体どういうことかしら?」






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