表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/18

第4話

今回は主人公以外の視点でのお話です

 それは突然の出来事だった。


 本来、授業開始のチャイムが鳴るはずの時間に聞こえたのは、パリンッと何かが割れるような異質の音。そして何が起きたのか理解する間もなく、突如発生した光によって視界が埋め尽くされる。

 その光が収まった後、もはやそこには誰も居なかった。


 その日、とある学校の1クラスの生徒全員が姿を消した。だがその事を知る人は誰もいない。そう、知る()は⋯⋯




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 「ふむ、よりによってわしの御子を攫うとは。何処の神か知らぬが、ちとお灸を据えてやるかのぅ。」


 パンッと柏手(かしわで)を打つと、目の前に鳥居が現れる。


 彼女がその鳥居をくぐるとその姿は消え、鳥居もまるで役目を果たしたかのように消えてなくなったのだった。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




『あら、あの娘ったら⋯⋯

神無月にはちゃんと帰ってくるかしら?』


『あれ?○○○は彼のこと心配じゃないの?』


『ええ、それほど心配はしてないわ。もし彼の身に何かあっても母様が霊体は回収するだろうし、彼がこちらに来るのが早まるだけだもの』


『そう』


『まぁ、外の世界からの干渉なんて久々ですし、土産話でも楽しみにして待っていましょうか⋯⋯』




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ