表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約11年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

クランシュナイツ-魔王少女と五分の勇者-

作者:伊生 蕗
 蒸気と魔道が共存する世界。
 サトルは戦争で失った妹と幼馴染の夢を見ていた。親友に起こされ、彼女らの墓参りへ誘われる。行こうと決めた矢先、サトルは魔道車にはねられて他界してしまう。その今際の脳裏には『幸せに笑える日が来るように』と平和の祈りを捧げていた妹の走馬灯が思い出された。
 次に彼が目覚めた場所は、魔王と勇者の因縁浅からぬ物語のような。
 そこで出会ったエルフ少女シアナは、彼の魂を導いて勇者の体に繋ぎとめたと語る。そしてここは数百年に渡り魔王と勇者の争いの系譜ある世界だとも話す。彼は二者間の折り合えない世界に疑問を持ちつつ、名をライズに改め世界の一員となることを決めた。
 シアナに世界を教わる最中、謎の少女に二人は襲撃される。彼は彼女が魔王であるを知るや傷つけず説得を試みようとする。
 平和を愛す魔王少女メルとの出会い、彼女の目指す二者間が手を取り合う理想に共感した彼は、別の道を行こうとする彼女と一緒に進む未来を模索。
 数々の勇者を殺さず下し、勇者が勇者と敵対するという変化の楔を打つ彼は、勇者に人質を取られたメルと再会、人質の少女を救ったことで負傷し三日の眠りにつく。そこで自らの深層意識に住まう勇者の原初、聖騎士と対面。
 二者間対立の源流が自分の中にあると知りつつ目覚めた彼は、シアナと共に、敵に捕われたメルを救うべく自分たちもまた捕まることを選択する。
 敵にわざと捕まった彼らを救ったのは反勇者抵抗組織の副長、メルと同じ魔王少女リコリルだった。彼女の助力を受け、協会長ケイフを下してメルを救った彼だったが、体組織を作り変える薬で魔人へ変貌したケイフに命を狙われる。   
 彼はメルに命を救われるが、身代わり凶刃に倒れたメルは生死を彷徨う。彼女を繋ぐため、血の契約で彼女を繋ぎ留めた彼は、彼女を救うと同時に聖騎士に覚醒、抵抗組織団長と共に魔人を屠りさる。
 メルと歩む明日を実現させた彼だが、まだ理想の通過点として二者の協調の未来を目指して決意を新たにし、仲間たちに共に行こうと声を掛ける。
 そんなライズに彼らは、誰ひとり拒むことはなかった。
 満足の中にある彼の心は最後に、『願う人の数だけ奇跡が起こる』と妹への答えを浮かばせていた。
プロローグ
2013/07/30 02:47
一 やるべきコト
2013/07/30 02:56
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ