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【日記】1月18日

作者: 斎藤康介

 2012/1/18(水)


 朝、通学中に妖精を見た。妖精と言えばピーターパンに出てくるティンカーベルみたいなものを想像していたが、実際は二の腕ががっしりと逞しい筋肉質な身体で、ダボダボのズボン、白のタンクトップにドレッドヘアー、そして背丈の半分(妖精は15センチほど)はあるスピーカーを背負っていた。

 完全にB系だった。ティンカーベルとの共通点と言えば、2対の透明な羽と身長が15センチほどしかないことか。

 あっけにとられて見ていると、妖精は視線に気づいたのかこちらを向き、睨み、挙句の果てに中指を立てた。そして唾を吐き、マンション建設予定地の空き地の方へ飛んで行った。

 油断していた。先月の3日に人面犬を見たのを最後に時間が経っていたから、今年からもう見ないだろうと思ってたのに、まだ月一の「化物博覧会」は終っていなかった。もう見えなくなれという高望みはしないから、せめて見ても目に優しいものがいい。可愛いものがいい。


 模試の結果が返ってきた。

 下は偏差値42から、上は68。社会だけ良し。あと普通。山本が志望校への判定がBになったと喜んでいた。

 進路不明。明日から考えると昨日も書いたが、明日から考える。

 明日から勉強する。


 マラソンだるい。

 メガネをとりに行った。


 昼食:うどん(180円)

 夕食:から揚げ、ナスのお浸し、味噌汁

 その他:マンガ×2冊(998円)

以上


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