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88. 生徒会

 長期休暇が明け、三学期になった。私達はもうすぐ三年生となる。私達が入学してから、行事が悉く中止や延期になっているので、私達は呪われた学年と言われていた。


「最近休学していたマーク・バーデンは家の事情で退学する事となった」


 マークは非公開で処刑されるとキャロリンお姉ちゃんは言っていた。だから表向きには学園を退学して領地に帰る事となっていた。もちろん家族も処刑される予定らしい。


「もうそろそろ冒険者として活動再開しないか?」


 マイケルがワクワクしながら言って来た。私は窓の外を見た。窓の外には雪が積もっていた。


「雪が積もっているし、魔物の活動が活発になるのはもう少し先じゃない?」

「ちぇ~」


 マイケルは残念そうにしていた。マイケルは対人戦には飽きてきているみたいだった。だから最近魔物の討伐へ行きたがっていた。気持ちは分かった。私も実戦をしたいとは思っていた。


「双子のブルスジルさんは貴方方で合っているかしら?」


 そんな私達に突然声が掛かった。そこには上級生の女性が立っていた。見た目はとても綺麗なお姉さんといった感じだった。


「私達です。何か用ですか?」

「ちょっとお話があってね。今日の放課後時間を作れるかしら?」

「…分かりました」


 それだけ言うと彼女は去って行った。


「誰だか知ってる?」

「お姉ちゃん知らないの?」


 周りを見ると知らないのは私だけの様だった。皆驚いた顔をしていた。そんな中、シシリーが説明してくれた。


「彼女はレイラ・バンナ。四年生で次期生徒会の会長候補と言われている人だよ」

「へ~、生徒会って?」

「お前そんな事も知らないのか?」


 マイケルに本当に知らないのかという目で質問された。私は学園の事は興味が無かったのでその手の事は殆ど知らない。


「この学園では次代の王家を支える為の教育をしていて、その一つだよ。この学園の様々な行事の運営や予算管理。学園設備の点検。先生方の補佐等をしている団体だよ。簡単に言うと領や国の運営の練習をしているって感じかな」

「もしかしたら勧誘かもな」

「でも、生徒会のメンバーは殆どが四五年生だし、ちょっと違うかもよ。何か雑用を頼みたいのかもしれないね」


 シシリーが優しく教えてくれた。確かに行事で先生以外が色々動いているなと思っていたけど、それが生徒会だとは知らなかった。そんな団体の次期会長候補が私達に何の用事か想像は出来なくは無かったが、私は正直やりたくなかった。


(今日の鍛錬の時間が減っちゃう…)

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