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7. 計画

 今日は先日の試験の結果発表の日だ。昨日周りを見ていた感じだと、まず間違いなくAクラスだろうと思っていた。


「あ、名前あった。ステラのもある。ティナは…」

「私はBクラスだった」

「「え?何で?」」


 私とステラは同時にティナに疑問をぶつける。ティナの実力なら間違いなくAクラスだと思っていたのに、態と手を抜いたのではないかとまず最初に思う。


「私はあまり目立たず、のんびり過ごして学園生活を満喫したいからな」

「「?」」


 私達には言っている意味が分からなかった。あの日以来私達はティナの考えている事が分からない。価値観が変わり、中身も変わってしまったのではないかと思うほど変わった。でも今のティナは生き生きとしている事は伝わってくる。

 ティナは魔導具を開発するのが好きだ。キャロリンお姉ちゃんの屋敷は世の中に公開出来ない魔道具が山の様にある。そんなティナだから、Aクラスで沢山学びたいのではないかと思っていた。なので態とBクラスにしたのは尚更疑問だった。


(でも、本人が望んだことならまあ良いか)


 私達はそのまま入学手続きをしてからキャロリンお姉ちゃんの屋敷に戻った。戻った後はひたすらステラと鍛錬をした。


「パパはなんで雷撃の悪魔って呼ばれているの?」

『雷の矢で魔物を瞬殺してたからじゃないかな』

「他の二つ名は欲しくないの?」

『まあ、敵が勝手に恐れてくれるし、使い勝手が良くて気に入ってるからな』

「変なの」

『軍人なんてそんなものだ』


 パパは優しい。細かい事は気にしないし、それで味方が有利になるなら進んでそれをしようとする。優しさの塊だと思う。


(私がやろう)


「私、パパの悪い噂を消す為に学園に行くね」

『…程々にな』


 パパは部隊を纏める時、まず言う事を聞かない人を力で捻じ伏せたらしい。更に頭の固い年上より柔軟な発想が出やすい若い人から意識改革をさせたと酔っぱらいながら言っていた。私も言って聞かない奴は力で捻じ伏せ、同学年の子達にはパパの良い所を話して聞かせようと思った。


「お姉ちゃん、もうそろそろステラに代わってよ」

「パパ、ステラに代わるね」


 ただ、作戦を決行する際は下準備が大事だと言われていた事も思い出す。私がどう動いたら相手はどう動くかを考えてから行動しろとパパは言っていた。効率よく良い噂を広げる為の計画を考えなくてはいけない。


(半年も考えれば良い計画になるかな)

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