表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/93

52. 武闘大会(二年)

 今年も武闘大会の季節がやって来た。正直、私達の相手になる人は居ないと思えるくらいに、私達の強さは有名になっていた。


(でも、油断はだめだ)


 油断から負ける事はよくある。私もヤニックさんを見て正直勝てると思っていた。でも負けた。今思えば、油断もあったし自分の力に自惚れていたんだと思う。常に自分の全力の戦いが出来るように大会前から集中していた。

 相手の情報はシシリーに集めてもらった。シシリーに対価のお金を渡そうとすると遠慮してきたが、こういうのはきっちりとしないとだめだと思う。なのでちゃんと受け取ってもらった。それに最近魔物を倒しまくっているので、お金には余裕があった。

 シシリーの集めてくれた情報では苦戦しそうな相手は居たが、油断しなければ全員に勝てると思った。対戦相手を想像したイメージトレーニングも完璧にしていた。対戦前に準備を全て終わらせておく、パパに昔言われた事だ。確かに準備をして、完璧な状態で挑もうとすると心に余裕が出来た。


「お姉ちゃんには負けないから」

「私も強くなったからそう簡単にはやられない」


 前日の夜にステラに言われた。私も勝つ気でいた。負ける事など考えていなかった。去年は邪魔が入って決勝で対決が出来なかったので、公式の場での戦いは今回が初めてだ。しかも私とステラは決勝で対決する。最高の舞台での一年の成果を見せ合える事になる。


「私が勝つけどそれはそれで楽しみだね」

「楽しみだけど、勝つのはステラだよ」


 ステラと話しているとティナが通りかかった。


「ティナは今回は本気出すの?」

「う~ん、争うのは好きじゃないからな…今年も全力で応援かな。ただ…」

「ただ?」

「マイケルはボコボコにしてあげるよ」


 ティナはこう見えて負けず嫌いだ。今回の大会でも早い内に二人は対戦する。マイケルには負けたくないんだろう。不敵な笑みを浮かべて勝利宣言をした。


「マイケル可哀そう」

「手加減してあげなね」


 正直私も二人の戦いには興味があった。でもティナが勝つだろう。ティナはこの一年で魔力操作がかなり上達した。本人は慣れたからだと言っていたが、相当な努力をしていたんだと思う。マイケルが強くなったとは言え、ティナには勝てないだろう。

 今年の武闘大会も楽しみになって来た。興奮しすぎないように自分を落ち着かせる。でも、興奮して全然眠れなかった。


(早く明日にならないかな)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ