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魔王城改築!

気軽に感想書いて頂くと嬉しいです。

まだまだ初心者なのでなるべく優しく書いて頂くと助かります。

異世界での初めての朝を迎える……

咲洲さずは部屋のカーテンを開ける、外は真っ暗であった……

朝のはずなのに、昨日と全く変わっていない。


「アザゼル!」


「なんでしょうか!咲洲様!」


「この暗さはなんだ!ここはどこなんだ?」


「ここは魔王城でございます、なぜ暗いのかと言いますと魔族のほとんどは光が苦手なので……魔王城には光がありません」


「そうなのか……」


「咲洲様の家は間違えて魔王城の大広間に転送してしまったので申し訳ありません……」


朝から変な空気になってしまった……

そこに三女の雪菜ゆきなが来る……


「どうした?雪」


「にぃーたん……ここ暗くてトイ……レに行けない……」


「おい……アザゼル!」



「はい……咲洲様」



「魔王城改築するぞ!」



……


…………


………………



そういえば我が家には今電気も水道も通っていなかったから灯りもトイレもダメだった……

俺は雪菜と一緒に城に設置してあるトイレへ駆け込む……

魔王城はかなりボロボロでどこも汚い、征服する前に魔王城の改築が先となった。


魔王城の大広間に全ての魔族を集める……

壇上の上に、咲洲、優無、楓妃、雪菜、焔が立つ。



「今日は魔王城の改築を行う!」



大広間に沈黙が走る……

「はっ?」「魔王様ー!戦争しないんですかぁー」「めんどい……」などいろいろ罵声が飛んでくる……


騒がしい中、アザゼルが前に出た……


「貴様ら……魔王様の言うことも聞けないゴミか?」


「お前らこれを聞いてもそんな事が言えるか?」



アザゼルが胸元から何かを出す……

あれは……


ボイスレコーダーだと!?


ざわざわしている中、アザゼルはレコーダーを高く上げ再生ボタンを押す……


「ん?聞いたことある声だ……」


咲洲にはとても聞き慣れている声がする……



『にぃーたん……暗くてトイ……レに行けない…』



「おい!アザゼル……妹のかわいいボイス盗聴してんじゃねえよ」


咲洲はアザゼルに、殴りかかる。



「待って下さい!咲洲様見てください!」



魔物達がメロメロになっている!?



「なんだこれ?」



横を見ると、なぜかアザゼルはメガネをつけドヤ顔をかましている……ウザイ……


「説明しますと雪菜様の魔王の力です、メロメロ系は……サキュバスですね、対象の相手を誘惑し下僕にするようです、女性の場合だと眠くなるようです」



優無と楓妃は寝ている、焔はロボだから関係ないようだ……雪菜は寝ていた……



「雪菜様の魔王の血がこの異世界に馴染んだようです、なので力が出たのでしょう」



「俺や優無や楓妃にも力があるのか…….」



どんな力を持ってるかワクワクするが……

恐怖もどこかにある……



『貴様ら!魔王様のためにやるぞー!特に雪菜様のためにだぁぁぁ!』



『おぉーーーーー!』



アザゼルが魔物達に掛け声をかけ、テンションを高めている。



「魔王様!やりましょう!」



「そうだな!魔王城改築作戦開始!」



「いいかぁー!お前ら安全第一だからな!」



魔物達に『安全第一』ヘルメットを渡していく。



「焔!俺の考えた設計図を3D化してくれ」



「了解しました!旦那様」



立体になった新しい魔王城を魔物達に説明し……

作業を始める、皆時間など忘れ黙々と作業に没頭した……


……


…………


…………………



異世界での二回目の朝を迎える……


新しい魔王城は、お菓子の城へと変わっていた……



「やり終えた……」



咲洲一同は皆疲れで倒れていた……


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