第一章転生 第三話金髪少女
俺は役所を出て深々頭を下げ謝った
「すいませんでした~」
「もう来るんじゃないぞ」
「はい、すみません」
「よし、行ってよし」
「はい」
結論を言うとめっちゃ怒られた
正当防衛としてもやりすぎだと
そしてついでにとんでもないことが分かった
それがリサについてだ
リサはなんとこの国の王女様だったらしい
俺は知らなかった
まあそんなこんなで俺は明日からの一週間停学だそうだ
ついでにあの三人組は退学させられたそうだ
ざまあみろ
俺は昼食を食べていなかったのでで食事をとろうとすると呼び止められた
「あの、先ほどは大丈夫でしたでしょうか」
「先ほど?」
「はい、先ほど三人組に路地裏に連れていかれるのを見まして何かあるかと思い学校に連絡したんです」
「あ~、リサはそれを聞いてきたのか」
「?」
「あ、いや、なんでもない、さっきは何もなかったよ」
「そうですか、よかった」
「ところで昼食はとった?」
「いえまだですが」
「今からそこで昼食をとろうと思っていたんだけど一緒に食べる?」
「いいんですか?」
「うんいいよ」
「ありがとうございます」
俺は謎の金髪少女と一緒にファミレスに入った
「それにしてもあの三人組懲りないですね、確か朝もあなたにちょっかいかけていたのを見ました」
「そうだな、あ、僕はAランチセットで」
「かしこまりました、お連れの方は」
「私はBランチセットで」
「かしこまりました、少々お待ちください」
「Bランチセットは確か鯖定食だっけ」
「はい、私鯖が好きなんですよね」
「へ~、そういえば名前なんていうの?」
「私の名前はカルナ・シザーズです」
「へ~じゃあカルナって呼んでも?」
「はいかまいませんよ」
「おけ、僕はイクス・バーガンよろしく」
「はい、よろしくお願いします」
俺たちは少し喋っているとランチが届いた
「お待てせしました、こちらがAランチセットのハンバーグセットです」
「あ、僕ですね」
「かしこまりました、前失礼します、そしてこちらがBのランチセットの鯖セットです」
「私です」
「かしこまりました。前失礼します、以上でよろしかったでしょうか」
「はい、大丈夫です」
「では失礼します」
「やっとご飯が食べれる」
「そうですね」
「いただきます」
「?」
「ああ、これか?ちょっと昔からの習慣でな」
「じゃあ私も、いただきます」
「美味しそう、はぐ、うむ、ごくん、うまいな」
「はい、こちらの鯖もおいしいです」
「そういや、けっこう遅い昼食だけど何かしてたのか?」
「実は学校の図書室が開いていて本に夢中になってしまってきずいたらこの時間に」
「へ~、僕は本に興味がないからな~」
「面白いですよ」
「まあいつか行ってみようかな」
「ぜひ」
「そういや、カルナは魔法士か、魔法剣士かどっちなんだ?」
「私は魔法士です」
「すごいな~一つの魔法を使うのは簡単だけどそこからさらに何か色々しなくちゃならないじゃん、俺は無理だ」
「そうですね、魔法を構築、そこからさらに組み合わせや詠唱や色々あって、けっこう難しいですね」
「だから僕は簡単な方を選んだ」
「ですが、その代わりに魔法剣士は前線で戦わなくちゃならないから危険度は高いと思いますが」
「大丈夫、死ななかったいいんだよ」
「ふふ、そうですね」
「ふ~ごちそうさまでした」
「え~と、ごちそうさまでした?」
「これも昔からの習慣だな」
「へ~」
「お会計は合計で五千ダルです」
「じゃあ五千ダルを」
「ちょっと待ってください、私も出します」
「わかった」
「ありがとうございました~」
俺たちは頭を下げ店をでた
「いや~おいしかった~」
「そうですね」
「ちなみに今からの予定は?」
「もう一度図書室に行こうかと」
「お、じゃあここで」
「はい、また」
「ああ、またな」
俺たちは解散して俺は寮に向かっていると誰かに呼び止められた
「やっと、やっと出会えた、紅蓮、お前は紅蓮だろ」
「その声は、お、お前はまさか、ザド、か」
「ああ、そうだ、てことはやっぱり紅蓮か」
「ああ」
「よかった、やっとお前に会えた、死んだかいがあった」
「死ん、だ」
「ああ、俺も転生したんだ」
「そうか、ここで立ち話もなんだ俺の部屋に来ないか?」
「ああ」