第一章転生 第二話学校
やっとこの日がきた
そう今日は学校に行く日だ
俺は少し早起きをして朝食をとり早めに家を出た
寮から学校までは徒歩で五分ほど
俺は早めに出たつもりだったが以外にもみんなも早めに出ているようだった
そんな中俺が学校に向かっていると呼び止められた
「お~い、お前田舎臭いな~」
「ひゃははは~~本当に臭いですね~~」
「ほんとだ~臭いですね~~」
「はは、僕は田舎貴族ですから」
「ひゃははは~~こいつ認めましたよ、イーサンくん」
「ああ、認めたな~、お前やっぱり田舎貴族か~どうだ俺の下につかないか~」
「えっと」
「いや無理に決まってんだろ~~田舎臭が移るぜ~~」
「そうだ、そうだ~」
「ひゃははは~~」
「じゃあな田舎もん、おりゃ」
「がっ」
「だっせ、情けねえ~」
「じゃあな~~」
「う、うん」
あいつらが立ち去り俺が立とうとすると誰かから手を差し伸べられた
「大丈夫ですか」
「は、はい、ありがとう」
「いえいえ、お怪我はありませんか」
「はい、ないです」
「それならよかった、では一緒に登校しませんか?」
俺は断ろうとしたがなぜか断ってはいけないような気がして断れなかった
「はい」
「では行きましょう」
「はい」
「お話しませんか」
「はい」
「あなたのお名前を教えていただけますか?」
「名前ですか、イクス・バーガンです」
「ではイクスくんとお呼びしてもよろしいでしょうか」
「はい」
「あ、」
「どうかしたの?」
「私の名前を言うのを忘れていました、私はリサ・オルバリンです」
「リサさんねよろしく」
「よ、よろしくお願いします」
「どうかした?」
「いえ、別に」
「ならいいや」
「それにしても登校初日からひどい目にあいましたね」
「そうですね、でも実際俺は田舎貴族ですから」
「そんなことはないと思いますよ、バーガン家といえば王国の中でも五本指に入るほどの魔法剣士一族で遠方に領を置かれている理由は王直属の命で隣国が攻めてこないようにだそうですよ」
「そんなこと初めて聞いたな~教えてくれてありがとう」
「いえいえ、そろそろ学校につきますね」
「そうだな」
「クラスに関してなのですが校門に入ってすぐに掲示板に張り出されているようですよ」
「よく知ってるね」
「入学説明書に書いていませんでしたか?」
「いや、あーゆのはあんまりよまないんだ」
「ちゃんと見といた方がいいですよ」
「はい」
「おっ、あれか、うげ~めっちゃ人いるな~」
「そうですね」
「こんなに人多いんだから名前リサさんの分も見てくるよ」
「ありがとうございます、ですが必要ないと思いますたぶん」
「ん?何か言った?」
「いえ何も」
「そうか、あ、あとリサって呼んでもいいかな・さん付けはどうも苦手で」
「はいかまいませんよ」
「じゃあ改めてよろしくリサ」
「よろしくお願いします」
俺とリサが校門に入るとさっきまで見られていたのは分かっていたがいっそうみられるようになった
なぜかは分からなかった
「何かわからないがみんな避けるように道を開けるな」
「どうしてでしょうか」
「知らない」
「お、さっきまで掲示板に群がっていたのに今は空いてる今のうちに見に行こうよ」
「はい」
「俺はBクラスだ、リサは?」
「私はAクラスですね」
「へ~Aクラスってエリートじゃん、たぶん」
「ふふ、そろそろ行きましょうか」
「ああ」
「いや~にしてもこの学校人多いな~」
「そうですね」
「あ、やば、クラスをわかっても場所を見るの忘れた」
「一年生のBクラスは三階ですよ」
「ありがと」
「かまいませんよ、では私は向かう場所があるのでここで」
「わかった、またね」
「はい、また」
俺は自分の教室につくとなぜかみんなに見られていた
ただ一人俺に話しかけてきた
「なあ、お前リサさんとどういう関係なんだ」
「リサ?リサとは今日あった仲だけど」
「そうか、のわりに仲よさそうだったな」
「そうかな」
「そうだよ、まあいいや」
「なあ僕も一つ聞きたいんだけどいいかな」
「なんだ?」
「なんでこんなに僕見られているんだ?」
「さあな学園のアイドルと仲がいいからじゃね
「リサが?知らなかった」
俺はその後も視線を感じながら教師の話を聞き学校が終わった
寮に帰る途中またあいつらに呼び止められて路地裏に連れてかれた
「は~い、田舎もんいらっしゃ~い、おら!」
「がっ!」
「ひゃははは~~田舎もんはくたばれ~~」
「僕も~~」
「俺も~~」
「がっ!うっ!あっ!」
「あ~あ情けね~」
「情けないね~」
「ねえな~~」
「ひゃははは~~」
俺は我慢していた
転生したんだ普通に暮らしたいと
もうもめごとを起こす気はないと
だがやっぱりだめだ
もう無理だ
もうだめだ
こいつらは俺を怒らした
もうしらねぇ
「 らねぇ」
「あ?」
「ん?」
「なんだ?」
「もう らねぇ」
「なんだって」
「もうしらねぇ」
「あ?」
「ん?」
「は?」
「お前らは俺を怒らした」
「は?」
「おこった?」
「知るか」
俺は前髪を書き上げこう言った
「さーてと、喧嘩といこうか」
俺はイーサンという奴を一撃で吹き飛ばし
二人目はそいつの名を呼んでいる間に殴り飛ばし
最後に一人は俺に持っていた剣で斬りかかろうとしてきたが避け蹴り飛ばした
だがそれだけでは終わらなかった
俺のその時意識を失っていて目が覚めるとそこには三人の顔面が見えないほどボコボコなっていた
そして俺は王都の警備隊に止められていた
「なんだこれは」
「大丈夫ですか」
「イクスくん」
「リサ、なぜここに」
「路地裏でうちの生徒が喧嘩していることを聞いて私が来たんです」
「いや、喧嘩というか俺が正当防衛で」
「これが正当防衛ですか?」
「そ、それは」
「あなたが今日の朝イーサンくんにいじめられているのは知っています、そして先ほど呼び出されていることも生徒からは聞いていました、ですかがこれはやりすぎです」
「あ、ああ」
「申し訳ございませんが、今は事情聴取のために警備兵と動向を願えますか」
「わかった」
こうして俺は役所に連れていかれた