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伝説の狩人  作者: 炭酸ガエル
1章 大森林の主
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順調な森での生活

 自分で作った野営地で一夜を過ごし、朝になった。朝ご飯を食べ終わったところで魔石の魔力が少なくなっているので、特殊な魔法が付与されている箱に収める。これは魔力の霧散を防ぐ魔法具であり、モンスター除けの魔石はこの中で保管する。事前に魔力を充填している魔石なのでオンオフができないのがこの魔石の扱いが難しいところである。魔石をしまったハルは野営の道具を片付け出発した。

 少し進んでいくと獣種のモンスターがいるが大獣種の姿はない。このくらい奥に来てしまえば駆け出しのハンターが来ないので依頼でない限りは狩らなくても問題ない。むしろここで狩り過ぎてしまうと生態系が変わってしまう可能性があるので慎重に狩っていかなければならない。たまにモンスターが大量発生することがあり、大体は大獣種などが原因なのだがその場合は幻級ハンターのパーティをリーダーとして1級以下のハンターたちを率いて間引きを行う。


「今日は大獣種がいないな。これは結構奥まで進めそうだ」


 この辺りまでは普段そんなモンスターはなかなかいないのでこれが正常ともいえるが今は王獣種が発生しているためこれはこれで不安になってくる要素ではある。見てないものはハルでも判断できないので奥に進んで確認するしかない、そう思いハルは歩みを進めていく。進めていくうちに昔ここで修行していた時のことを思い出す。


「そういえば、ここの近くに薬草の群生地があったな。あのハンターたちはここを目指してるのか?」


 彼らのレベルならここまでは平気であろう。しかし、王獣種の発生というイレギュラーな状況である。ここまで来てみて大獣種と2回遭遇している時点でかなり彼らにとっては大変な薬草採取になるだろう。狩ることはできると思うが全員が無傷では多分無理だ。貴族の専属ハンターならば幻級ハンターを抱えておけよとは思うがそこは現場を知らない貴族様ってところだろう。まあ1級ハンターもハンターの中でも上のほうなのは間違いないのでハルがかなり辛口な評価ではあるのだ。


「もうすぐ野営地に着くな。いったん野営地に行って最低限の荷物だけで周りの確認をしておくか、大獣種の痕跡があればそれを辿って狩っておけば明日も楽に進めるしな」


 そう考えながら歩いていると野営地に到着した。ここにはハル以外のハンターは存在せず、あのハンターたちもここの野営地までくることはないだろう。なので荷物を置いて魔石の効果範囲から出た。少し奥へ進んだところで妙な違和感を感じて上を見上げる。鳥が数羽飛んでいるだけだがその中の1羽に異常に大きな魔力を感じ取った。しかも単一のみの魔力ではなく複数の属性を組み合わせたような魔力だ。この魔力はほぼ100%で人の魔力である。つまり誰かが監視している可能性があるのだ。隷属魔法といわれる契約魔法の一種だ。魔力反応が小さい動物やモンスターのみにしか使えない魔法だが使用者は隷属魔法をかけた動物やモンスターの互換の一部を共有することができる。進む方をほぼノーリスクで見ることができるので安全に進むことができる。ここまでで見たハンターは野営地で会った彼らだけなので彼らなのだろう。彼らにハルをどうにかできる実力がないのでハルは気にせず周りの探索を続けた。痕跡がなかったのでこの辺りには大獣種はいないのだろうと結論付けてハルは野営地に戻ることにした。

 野営地に戻るとやはりそこには誰もいない。なのでハルは夕飯の準備を始めた。食べている途中にも誰の気配も感じないのでゆっくり食べ終わり、野営地でゆっくり過ごした。そろそろ大獣種が普段からいるエリアにはいるので連戦にならないように注意しながら進むことを考えて進むことに決めた。

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