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伝説の狩人  作者: 炭酸ガエル
1章 大森林の主
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始まりの出会い

初めて書くので拙い文章ではありますが読んでいただけると幸いです。

更新頻度も初めて書くのでわかりませんが気長にお待ちいただけると嬉しく思います。

 静かに歩いている人男が一人。ロングコートにフードがついている衣装に身を包んでいて、その後ろには牙が歩いている男と同じくらいの大きさの狼が血だらけで倒れている。モンスターを討伐した証は基本的にそのモンスターの頭部を持ち帰ることで証明するのだがこの大きさになってくると頭部を持ち帰ることができない。そこでハンター組合は付き人をつけて狩ったこと証明しようと考えたのだが男がこれを拒否し爪を持ち帰ることでそれを証明するというのを提案した。後ろのモンスターを狩猟できるハンターが今現在だと空いている人が彼以外いなかったのでこれを承認した。これは異例なことではあるが彼がハンターの中で特別であるということの証明でもあった。

 ハンター組合ではハンターのランクが存在する。一般的には幻級、王級、1級、2級で分けられていてこれよりも下は見習いという区分になる。ハンター組合全体でも幻級は10パーティほどしかいない手練れではある。しかし外部には秘匿されているランクが存在する。その隠されたランクは神級。このランクは幻級の中で多大な功績を残したもののみがなることができるランクであり、幻級まではパーティ単位の換算であるがこの神級に関しては個人が対象である。大きな狼のモンスターを討伐した彼のランクはこの神級であり、ハンターの頂点にいる人物であった。

 彼が爪を取り、魔法によって中が拡張されているリュックに爪をしまい込んだところで彼の気配察知に何か得体のしれないモンスターが引っ掛かった。


「ん?」


 彼が目にしたものは小さな狼のモンスター。しかしその気配は先ほど狩猟した大きな狼のモンスターよりも圧倒的に大きかった。その小さな狼は俺について来いとでも言わんばかりに首を振り歩き出した。


(敵意は感じないが、このレベルのモンスターを放置もできないしついていくかぁ)


 今いる場所も大森林と呼ばれる森の中でもかなり奥のほうである。ここよりも狼はどんどん奥に入っていく。この大森林は他の森と明確に違うことがあり、それは木々の大きさである。他の森では大木と呼ばれて差し支えない大きさの木が生い茂っている。狼が立ち止まり、1本の大きな木を眺めている。他の木々とは明らかに違う大きさの木は根の隙間に人が数人横に並んで入れるくらいの大きさがある。また歩き始めた狼は根の隙間があるところの横に座った。


(ここに入れってことなのかなぁ)


 覗いてみると下り階段ではなく上り階段があり、そこを上っていくと階段の終わりに扉があった。扉を開けるとそこには狼の耳と尻尾が生えた白髪の少女が椅子に座っていた。


「ようこそ。ここに来る人族はあなたが初めてね。私は神獣種と人族が呼んでいる存在よ。名前は『リル』。あなたの名前は?」


「俺はハル。ハンター組合でハンターをしているものだ。なぜここに呼ばれたのかは知らないがよろしく頼む」


 これが神級ハンターのハルと神獣種の神狼リルの出会いであった。

 


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