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神の愛した桃源郷  作者: 魚精神
始まりの章
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第7話  帰還

 化物を倒すことができた。だが、3人とも満身創痍だった。

「こりゃ治療に時間が掛かるな」なんてぼやいていると、マリーンが「大丈夫、私に任せて!」なんて言いながら一番怪我のひどい穂波に近づいていく。

 何をするのだろうか?すると穂波の体に手を置き「イミディエットヒール」と唱えた。傷がすぐに癒えていく。これはすごいなと思いながら俺も施して貰おうと近づき、治療を受けた。


 穂波が目を覚まし、俺とマリーンも動けるようになったので俺達は下山することにした。

 下山する中で俺達は再度自己紹介をし、マリーンに質問をしまくった。

 あの化物は何なのか?何故あの化物を追っていたのか?これらの質問をすると、マリーンはバツの悪そうな顔をしながら答えた。

 

 どうやらあの化物はマリーンが作ったそうで、最初のうちは制御できていたが制御が効かなくなって家から飛び出していったそうだ。

 ちなみにマリーンの家はこの近辺にあるらしい。俺達に迷惑をかけたから街まで送ってから帰るらしい。


 次はマリーンが俺達に質問をしてきた。穂波と八雲はどこから来たのか?あそこで何をしていたのか?などなど。

 俺達は事の経緯を細かく説明した。マリーンには納得してもらえた。


 「八雲、キミはこれからどうするつもりなの?」


 と聞かれた。たしかにこれからどうするべきなのだろう?あの宿にずっと泊まるわけにはいかないし、かといってあてもない。

 

 そんなことを考えながら歩いていたらあっという間に街についていた。マリーンに別れを告げ、俺達は宿に戻ってきた。

 

 「それじゃ、また明日。おやすみ」


 「うん、おやすみ」


 互いにそう言って、穂波と別れ、自分の部屋に戻ってきた。


 しかし、どうしたものか。ここからどうする?そして俺はこの世界で何をするのか?

 

 「ま、明日以降じっくり考えればいいか」


 と思い、俺は眠りについた。



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