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2回目
「まず始めに言っておきますけど、」
うん二回目だね、
「私は神です‼︎」
「ヘェ〜そっか、」
はいはい、小さな子供ならではの「私お姫様なの〜」的なアレね、
……うんうん、この流れ、二回目だね、
「その言い方、信じてませんね⁉︎でも、たとえ記憶なくても、私が普通の人間じゃないことは、何となく分かるでしょう?」
確かに、
彼女が現れた瞬間、一切の光源がない真っ暗闇だった場所が光に包また。
何となくだが彼女が光を連れて来た、というのか、彼女自身が光を放っているというのか、
これは普通の人間にはできないことである。というのが直感で分かった。
つまり彼女は……
「人間じゃない?」
電球?……とは言わないのでお願いしますまた離れていかないで下さい。
「よかった。分かっていただけましたか。そうです!私は人間ではありません。姿はあなたたちと同じ人間のものですが、その存在は全く異る、つまり神です!」
神、ハンナ……
う〜ん……、
「……‼︎」
「何か、思い出しましたか?」
「あぁ、思い出した……思い出しました!」
そうだ!思い出した!
自分は……