アジトへ
「ん、体がいてぇ」
目を覚ますとまだ薄暗かった。体が痛くて目が覚めたようだった。
(ちょっとはやいが出発するか)
だるく痛い体を起こし川のあった方向へ歩いていった
~数十分後~
「ここだ」
昨日見つけた川へとたどり着くと不思議に思う事があった
(ゴブリンの死体がない...魔物はほっとくと消えるのか?)
わからない事しかないから早く人を見つける必要がある
(きっとこの川を沿っていけばきっと何かある.....はず
それに食料もあんまりないから、そこも考えてやってかないとな)
「よし、下っていくか」
声に出し自分に言い聞かせ、やる気を出す
カサッ
歩き出そうとすると、後ろから物音が聞こえた
「ん?」
振り返ってみても特に変わったところはない
(気のせいか?...まあいいか)
気を取り直し進んでいく、しかしなんか見られてる感がある
そんな感覚を無視して進んでいくと、
「お?これは?」
足跡があった、しかも複数だ
(この大きさからすると人間か、これは辿っていくしかないな)
単純に考えてしまう
しばらく人に会っていなかったため、相手がどんなやつかを考え切れなかった
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小一時間、足跡をたどり続けているとほぼ垂直にきりたった断崖絶壁があった
これじゃ前に進めないなと思ったが、足跡はなお岩のむこう側へ続いている。
「どういうことだ?」
表面を触ってみるが特に違和感はない
(これはまさか?)
と、思いながら言ってみた
「ひらけゴマ!」
シ~ン
(いや、そこは開けよ)
心の中でそんなツッコミを入れながら考えた
(こんなところに複数の奴がいるって事は盗賊かなんかか?)
どうするか考え出した答えは待つ事だった
(壁壊して突入しても面白くないし潜入とかしてみたいしな
でもあんま長くは待ちたくないから、あきたらいくか)
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辛抱強く待つ事約13分動きがあった
壁がいきなり動き始めた。奥へと続く道もあったが、それよりも大事なこと。
出てきた人は美人な女の子!..........なんてことはなく、絵に描いたような盗賊さん二人だった。
(どうしようか、とりあえず奥に行ってみたいな)
どうやって行こうか考えていると、でてきた二人が立ちションしながらしゃべっていた内容が聞こえてきた
「やったな!これで俺たちは大金持ちになれるな!」
「そうだな、あんな珍しい生き物は高く売れる。俺たちが一生遊んで暮らせるだけの金は手に入るだろう」
「しかし、ラッキーだったな。たまたま弱っているところを捕まえられて。
あれって死んでも買い取ってくれんの?」
「死んだら価値はないが、後3日ぐらいはもつだろ、その間に売りさばいちまえばいいのさ!ガッハッハ」
(珍しい生き物?ツチノコとかだろうか、とにかく売れば高くつくらしいのでサクッと奪いますか
金持ってないし盗賊だから殺っても問題ないっしょ、慣れとく必要もあるしな)
そう決めると瞬時に相手の背後に回り込み一瞬で首を落とした
(案外あっけないな、罪悪感があまり生まれない俺はおかしいのだろうか、まあこれからこんなこといくら でもあるし、気にしてちゃキリがないか)
と、切り替えていたところ、ピコンという音がした
ステータス
name:ヤマト
race:人間
Lv:20
HP:22000
MP:∞
STR:2200
DEX:∞
VIT:2200
INT:2200
AGI:2200
LUK:2200
Newスキル:暗殺技Lv1
(相変わらずキリがいいな、設定が面倒だからこうなってんじゃないのかと疑うな
それはさておき、さっさと行くか)
深呼吸し心を落ち着かせ奥へと続く道を歩いて行った
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罠は仕掛けてないようだ
しかし、入り口から遠ざかるにつれ感じていたが周りが見づらい
たいまつは一定の距離間隔で設置されているがそれでも見づらいのだ
(目に入る光が少ないな、なんとかなんないのか?)
そう思いながらあれこれ力を入れると不意に周りが明るくなった
(身体強化でいけたか)
身体強化で目を強化することで少ない光の情報で周りを見ることができるようになったようだ
おぉ、なんて楽ゲーなんだと余裕をかましつつ進むと人の気配があった
近づいみると、なんか騒いでいるようだ
(宴会でもやってんのか?)
さらに近づいていくと騒音に加えしゃべり声も聞こえてくる
「お前ら、よく聞けぇ!今日俺たちは偶然にもいい拾いもんをした!
これで俺たちは一生遊んでいけるだけの金が手に入るだろう!」
そう言うと、ワァァァ!!!と歓声が上がる結構人数がいるようだ
「とても喜ばしいことだ!この幸運に乾杯!....といきたいところだが、
お前らに一つ残念な知らせがある」
(お、なんだ?)そう疑問に思うと同時に部下たちも「なんだ?」「悪いしらせ?」
とざわついているようだ
「それは........俺たちのアジトにゴキブリが一匹忍び込んでいるということだ!」
(!!!マジか!!、なんでわかったんだ!)
「そのゴキブリを始末するまで乾杯はお預けだ!いくぞ野郎ども」
「「「オオオォォォォ!!!!」」」
(空間把握からして人数はだいたい15人、鑑定は直接相手を見ないと使えないが俺のステータスなら大丈 夫だろ)
そんな甘い考えをもちながら、ヤマトはドアの向こうから迫ってくる相手をむかえる準備をした
その考えが少しだけヤマトに痛い目を合わせると知らずに.....