プロローグ
「ここは?」
周りを見渡してみると、ひたすら白い空間が広がっている。
「どこだここ、なんにもねぇな」
「ここは精神の空間よ」
不意に後ろから声をかけられ振り返ってみると、そこには女の人がいた。
かなりの美女だ。金髪に高身長、しみ一つない綺麗な肌、何より胸がでけぇ。
(ザ・女神様だな)
「だって女神様だもの、ちなみに名前はイーリアよ」
「心を読むな、心を」
「顔に書いてあるわ、そんなことより君がなぜここにいるのか知りたくない?」
(そんなことよりって...こいつグイグイ進めていくタイプのやつだな)
「まあ、なにもわかんないから教えてくれ」
「知りたい?」
「あぁ」
「どうしようかしら」
面倒くさいタイプのやつだったわ
「めんどくせぇ、やっぱいいわ」
「冗談よ、冗談」
「さっさと教えろ」
「まったく、女神様に対しての敬意はないのかしら」
(かなり厄介な奴が出てきたな、ほんとに女神かよ)
「失礼ね、正真正銘の女神様よ」
「だから心を読むな」
「だから顔に書いてあるわ」
(嘘つけ)
「まあ、これを見てみなさい」
イーリアが差し出したものを見てみると完全にス〇ホだった。リンゴ会社がつくったやつだわ。
「おいおい、なんで女神様がこんな文明の利器を持ってんだよ」
「私、案外暇なのよね、それより見てみなさいよ」
俺はイーリアに言われた通り画面を見てみると、突然画面から光が漏れ始めだんだん強くなり
俺は光に飲み込まれていった
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キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
「やっと終わった、帰って寝たいわ」
「大和、帰ろうぜ!」
そう言って声をかけてきたのは、海本結斗、俺と同じ陸上部の友達でクラスメイトだ。
ちなみに俺のスペックを話しておくと普通だ、霧崎大和 高校二年、身長170cm、身体能力は足は速いほうだが球技が下手くそだ。学力は中の上、ブスメンではないがイケメンでもない、女子の百人に一人がかっこいいと言ってくれるぐらいだ。彼女はなぜかできたことがない。なぜだ。
「おい、何ボーっとしてんだよ」
そう言って結斗が肩をたたいてくる
「悪い、お前の顔がキモすぎて動けなっかたわ」
「なんだと!ふざけんな!」
と、ふざけた返事を返す。こんなことを言ったが、結斗は結構モテて彼女持ちだ
「あ、そうだ、今日新しいゲームの発売日だった。ちょっと寄っていいか?」
「マジかよ、しょうがねぇな」
そう言うと俺たちはゲームショップへ向かった
ゲームショップに着くと結斗はさっそくゲームを買いに行った。俺はというと財布の中身が二千円しかなかったので、銀行へ金をおろしに行っていた。
今日は部活は休みで銀行はまだ開いている時間だ、結構人がたくさんいる。
すると、突然「手を上げろ」という声もなく銃声が聞こえた。
ワァーー、キャァァァーー、と悲鳴が飛び交う
(マジかよ!いきなりやるか!普通!)
そう思うやいなや俺は地面に伏せ死んだふりをした
4,5分後周りが静かになった。薄く目を開けてみると一人のおっさんが誰もいないとみて逃げでようとして走ってこっちに来ている。(バカやろう!)と思ったがしかし、時はすでに遅く俺のそばを通り過ぎた直後三回銃声がなった。
そしてなんとおっさんが俺に向かって倒れてきた。
(グハッッッ!)
何とか声を我慢したのだが、倒れてきたおっさんのケツが俺の目の前に
(なんかくせぇ)
!!!死んだあとに筋肉が弛緩して漏らしやがった!
俺は思わず「オェェェーーー!!!」と声を出して立ち上がってしまった。
次の瞬間、銃声と共に俺の意識はなくなった。
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「おいおい、これマジかよ」
「本当よ、これがあなたが死んだ理由、ププッ」
イーリアが笑いをこらえながらそう言ってきた
「ということは俺は巻き添えをくらった挙げ句おっさんの尿と糞もくらったってことか...」
「最悪じゃねぇか!」
「まあ、確かに最悪ね、かわいそうだから可能な限り願いを二つだけ叶えてあげる」
「まじ?何でも?」
「流石に地球に生き返らせるのは無理よ。異世界チートとかどうかしら?若者に人気よ」
「地球駄目なのかよ...快適な生活を返せよ」
異世界というとどうしても発展しておらず、不便なイメージがある
俺は快適な生活を求める!と思っていると、またイーリアが心読んで言う。
「異世界は魔法があるから、なかなか便利だと思うわよ」
「あ、そういえばそうだな」
「じゃあ行くわ、なんか楽しそうだし」
あっさり納得する俺、考えるのが面倒くさいタイプの人である
「で?どんな願いにするの?」
「ん~~...」
少し考えて、俺は言った
「死んだら何回も生き返って、また転生・転移できるようにしてほしい」
一生を終えた後にまた転生・転移できたら好きなように生きれるな、そう単純に思ったからだ。
「いいわよ、おまけに好きなように能力設定できるチート付きにしてあげる」
「やけに優しいな、なんか変なこと考えてんだろ?」
すると、イーリアはギクっとして
「別に面白くなりそうだから、のぞくために恩を売っとこうとか思ってないわよ」
と言った
「嘘は下手くそなのかよ、まぁいいけどな少しくらい」
「そうこなくちゃ!さっそくどんな条件でやってくか決めてちょうだい」
ノリノリだな、と苦笑気味に設定を考え始めるのだった。