たっくん4歳(2)
ぼく、たっくん!
4歳なの。
ぼくは幼稚園児なんだよ。
ぼくの幼稚園ではウ○ト○マンが大人気なんだよ。
ぼくももちろんウルトラマンは大好きだよ。
あんなにおっきくて僕らのために怪獣をやっつけてくれるんだもん。
カッコイイよね。
この前、たっくんパパとデパートの屋上でウ○ト○マンショ―を見に行ったんだ。
嬉しかったなあ。
でも不思議だったんだよ。
ウ○ト○マンはデパートよりデカイはずなんだ。
僕はパパに聞いたんだ。
「パパ、ウル○ラ○ンはデパートより大きいはずだよ。今日くるウルトラマンは偽者なんじゃない?」
するとパパは教えてくれたんだ。
「たっくん、今日来るウ○ト○マンは本物では無いんだよ。でもね、たっくん。今日来るウ○トラ○ンは凄くカッコイイんだよ。」
でも僕は本物じゃないじゃないかって思ったんだ。
でもパパが、
「今日来るウル○ラマンは、本物のウルト○マンが選んだんだよ。だからカッコイイよ。」
それを聞いてぼくは、ウ○ト○マンが選んだ偽者ならきっとカッコイイからみてみようかなって思ったんだ。
ウ○ト○マン出てきたよ。
ぼくは
「有り得ない」の一言だよ。
ぼくのパパ凄く小さいんだ。
偽者ウル○ラ○ン ぼくのパパと大きさ変わらないんだよ。
横のおじさんの方が大きいからね。
ぼくはでもでもウル○ラマンが選んだ偽者だがらって、カッコイイんだって暗示をかけながらみたんだ。
でもそれにも限界があったんだよ。
バル○ン星人出て来たんだよ。
ぼくは首を振る事しか出来なかったよ。
あの偽者ウル○ラマンより大きいんだよ。
しかもこのウ○トラマン足が短いんだよ!
胴が目立つんだよ。
あの足の長さは許せないよね。
ぼくの中で音を立ててウル○ラマンに対する思いは崩れていったよ。
目の前泣き叫ぶぼくと同い年の子を尊敬したよ。
彼はきっとあの偽ウル○ラマンに気をつかったんだよね。
ぼくはパパにこう言ったよ。
「パパ、ウ○トラマンはきっと都合がつかなくてこんな人に変わりを頼んだよね。」
パパなんでか、困ってたんだよ
そしてぼくはこの怪獣ショーを後にしたんだ。
だめだ。
一話ではぼくのウル○ラマンに対する思いは伝えられないよ。
次回も
「たっくん、ウ○トラマンに騙されるパート2」みてね。
これからもちょこちょこ書いていきますので、暇潰しにでもみてくださいね。