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たっくん4歳(1)

ぼく、たっくん!

4歳なの。


ぼくのね、始めて人生裏切られたなあって思ったのは、3才の時だったよ。


ママとパパがね、ぼくにくまの可愛い縫いぐるみをくれたんだ。


凄く可愛くて、ぼくとくましゃんはいつも一緒だったんだよ。


ぼくはくましゃんの虜だったからね。


でもぼく、4歳で始めて騙されたって思ったんだよ。

ぼくはママと動物園にいったんだ。

「ほら〜、たっくん。くましゃんいたよ。」


ぼくは心が踊ったんだよ。


ぼくは縫いぐるみのくましゃんしか知らないから、いつも一方的に話し掛けてたでしょ。

だから今日は本物のくましゃんと一緒に仲良くなるつもりだったんだよ。


くましゃんに動物園を案内してもらうつもりだったんだ。



裏切られた気持ちになったよ。



くましゃん、ぼくのママよりデカイんだよ。


色は黄色じゃないんだよ。


くましゃんぼくを食べたそうな目でみてきたよ。


ぼくは今手に持ってるくましゃんの縫いぐるみみて思ったよ。


このくましゃん(縫いぐるみ)はまだ子供なんだ。


大人になって黒色に変身したら僕を食べようと計画を立ててるんだよ。


間違いないよ。



僕はいつもくましゃんに騙されてたんだ。



え?何?

そのくまの縫いぐるみはどうしたかって?



そんなの決まってるよ。



手足をロープで巻き付けて動けなくしたよ。


僕もまだ4歳では人生終えたくないからね。



このくましゃんがいつ動きだすか毎日監視してるんだよ。



じゃ、ぼくはそろそろ眠くなったから寝るよ。


おやすみなさーい。


次は

「たっくん5歳。ウルトラマンに騙される」

みてね。


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