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プロローグ
君は、ランニングの途中に道端に美少女が倒れていたらどうする?
普通の人なら、助けると思う。けれど、僕は無視する。何故なら、その美少女には関わったらいけない気がしたからである。僕はそのままその少女を放置してランニングを続けた。
「助けてよ!!!」
と少女に怒鳴られたので反射的に止まってしまった。そして、僕は振り返って目があってしまった。美少女は、むすっとした表情だったが、とても可愛いかった。まるで、小動物のようだった。
「分かりました。では、救急車を呼びますね。」
「そこまでのことじゃないわよ!!」
彼女は、ぐぅ~とお腹が鳴り恥ずかしそうながら、お腹をおさえた。
「あ~、お腹空いてるのか?それにしても可愛い音だな。」
「う、うるさい!」
「嬢ちゃんのお家は?」
「わ、私は16歳だ!!」
僕は、突然意識を失った。