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Are you living?  作者: sanagi
2/12

プロローグ

 やっべー。

俺はそう思いながら自転車をこいでいた。

今日は始業式の日だ。

つまり昨日まで春休みだったわけで、宿題も無く、部活にも入ってなかった俺はもうだらだら過ごしていた。

夜遅くまで起き、昼近くまで寝、テレビ見たり、ゲームしたり、友達に誘われたら遊びに行ったり。

そんなこんなで過ごして、今日の存在を忘れて今に至る。

高校2年の初日に遅刻って締まんねーぞ。

それにクラス替えもあるからそれも気になる。

俺的には学年1の美少女増日えまを希望(笑)。

 おっとこんなこと言ってる場合じゃねー。急がねーと。俺は自転車をこぐスピードを上げた。

 しばらくこいでいると下り坂にさしかかった。その先には信号が見える。今は点滅中。ここを突っ切ればギリギリ間に合う。下り坂ってこともあるが、さらにスピードを出した。

 下っているうちに赤になった。でも急には止まれない。もうこのまま行っちゃえ。

 しかし、このとき俺は止まるべきだった。そうすればこの後の悲劇は防ぐことができたのだが、もう今となっては後の祭りだ。

 道路に飛び出したとき、車がやってくるのにすぐには気づかなかった。気づいたときにはもうぶつかる寸前だったね。

 車に飛ばされて、俺は道路にすごい衝撃で打ちつけられた。もう体中が痛くて痛くて動くこともできなかった。

 もう俺死ぬのかな。意識が遠のく中、そう思った。原因が自分のせいなのでもう過去の自分を恨むしかない。

 そんなとき少女が見えた。俺は彼女が空から降ってきたように見えた。

 天使?

 もう死を覚悟していたので、そんなことを思った。

 彼女は興奮して何かをしゃべっている。でももう俺は聞こえない。一瞬彼女の言葉が聞こえて、それから気を失った。

 「生きて、明!」

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