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桜並木  作者: 桜桃
1/9

私のお兄ちゃん





『先に帰っててくれ。』


たった一文。


はぁ。っとため息をつきたくなった。




「なーに?美香子。ため息なんかついちゃって。」



理由をわかっているのか、呆れ半分の私の友達・・・


野々宮花梨。



私は、両道美香子。



「今日、一緒に帰れないってさぁ。」


「お兄さん?」


「そ。」



メールの相手は私の兄。



「美香子のお兄さんカッコいいよねぇ。

 弱点とかないの?」


「ん~・・・絵がヘタ。

 あと、意外とドジ。ま、そこが可愛いんだけどねぇ。」


「はいはい。全く、ブラコンなんだから。」


「うっさい。」



そんなこと、私でもわかってる。




「でも、そんなの弱点にはいってないよ。

 甘いお菓子に入ってる、ひとつまみの塩じゃない。

 なんのしょっぱさも感じないわよ。」


「そうかな?」


「しかも、料理もうまいしねぇ。

 この間のお弁当も、お兄ちゃんが作ってくれたんでしょ?」


「うん。

 今、お母さん大事なショーを控えてるから。」



私のお母さんはデザイナーで、次のファッションショーのために

デザインを考えている。




「ほんと、あんたがうらやましい。」


「いいでしょ~?」




私にとっても自慢のお兄ちゃん。



カッコよくて、勉強もスポーツもできて。


ただ、絵がヘタで意外とドジで。


あ、あと・・・花梨には言ってなかったけど、蜘蛛が大の苦手なの。


虫が触れないなんて、男じゃない!


なんてお母さんは言ってたけど、私は全然大丈夫だと思う。



だって、他のとこはあーんなにカッコ良いお兄ちゃんなんだからさ!






明日から新学期なので・・・

今日と明日への予約で終わらせたいと思います!

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