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第30話

 夕暮れの鎮守の森は、静か過ぎてちょっと怖い。

 僕はポシェットの中から、最後のタブレットを飲み込むと、疲れが消えていった。


「ふう」

 太陽もずいぶん西に傾いてきました。中学校の時計塔は…… そろそろ5時になるところです。


 あのあと、レジの前で伝票を前にして目をむいているマルシア先生と別れた後、馬車や箒を乗り継いでドゥーラに戻りました。

 それなりに同人誌を読んでいたので、箒に乗せてくれたお姉さんたちは、おおむね好意的でした。色々と妙な雰囲気の中での道中でしたけど。

 先生から『借り』た同人誌が通行証代わりにしたのがまずかったかも。


 と、いうわけで。

 最後の半レグアは歩きました。

 だって、変に家の場所を教えたら何かヤヴァイ事になりそうなので……


 それにしても。

 なんで僕はここにいるんだろう。

 シオカから北に抜けるという選択肢もあったし、間違いなくそのつもりでいたし。

 でも、何故かここに来なければならないような気がして……


 森の中は、かなり荒れています。

 折れた木とか、踏みしだかれた草むらとか。何かが爆発したのだろうか。甘ったるい匂いがする。こっちには折れた刀が刺さってるよ……


「ここに来ると思っていたわ」

 形が変わった丘のふもとまで来ると、後ろから声をかけられた。

 振り返った先にいたのは……

「エスター…… 母さん……」

「セティアから事情は聞いたわ。それで大体の事情はわかった……」

「あのメイドさんから?」

「そう。事情が分かってから、シオカまで迎えを出したけど… あのアミュレットをうまく使ったわね。騎士団司令部は大騒ぎになったわよ~」


 その時の様子を思い出したのか、エスターはくすくすと笑いながら言った。


「この木も大きくなったものね。この木はね、1000年も前から森を見続けたの」

「……」


 僕はエスターに促されるままに、木のうろの前にやってきて。


「この中に、あなたの遺体…… いえ、正確にはまだ遺体ではないわね。この身体は死んではいないから。あの状況では、これしか無かったのも事実だし」


 うろの中に横たわっている『僕』を見た。

 透き通った繭の中に横たわる僕の胸は、かすかに上下している。


「この身体は、この繭のようなもので守られているのよ」

「これが、僕の…… カラダ…… デモ、ボクハココニイル」


…眩暈どころか意識が朦朧としてきた。


―パタッ…―

―ピクッ、ピクピク―


「……ぁ」

 一瞬気が遠くなった。泣きたくなってきた。

 口からなにか白いものが抜けそうになった…………

このあたりからは、最初のうちから決まっていたプロットです。

もっと文章力が欲しい……


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