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転生して死霊術士になったけど敵が多すぎてヤバイ!  作者: はくさい
外伝 錬金術師が悪い死霊術士と戦うお話

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外伝27 ルディオラにて


 レイライン王国を避けて海の上を飛び、ルディオラ太陽神国の首都まで戻ってきた私は、すぐにルギスからの報告書を軍部に提出した。

 そして、私も簡単な報告書を作成し、ゲインに提出した。


 当然のようにそこに書かれていた私の能力の真偽が問題になり、討伐軍でやったことと同じようなお披露目をやらされた。

 その結果、遠くからでもよく見える派手な私の能力は、すぐにルディオラでも有名になり、ルディオラ国内でも正式に「銀翼」の二つ名が公布された。

 「銀翼」の二つ名は敵になりそうなレイライン王国が決めたものだが、形式上は討伐軍に参加した各国の関係者で協議したことになっているし、すでに他国にも伝わっているので今更変えられないらしい。

 まあ、私にはどうでもいいことなので特に文句はない。


 私は国内最強、そして世界最強候補になったらしく、さらに階級が上がり、首都に屋敷が与えられた。

 どうやら強者を優遇するのが当たり前なこの世界では、最強を宿舎に住まわせるのは非常識ということらしい。

 私には宿舎でも十分豪華だったので不要だったが、特に拘りはないし断ると揉めそうなので、素直に屋敷に引っ越した。

 メイドや料理人や家令なども国が用意してくれるので特に管理の手間はかからない。倉庫代わりにもなるし、家が広い分には問題ないだろう。

 かなり良い屋敷と人員が用意されたが、おそらく私を他国に行かせたくないのだろう。当然のごとくレイライン王国への移籍許可は取り消された。

 私も襲われたし、操られる可能性が高いので行く気はない。


 私の力を知った軍部は、しきりに正規軍への移籍をすすめてきた。戦争になりそうなので私を正式な戦力にしたいのだろう。

 私の目的は変わっていないので、復讐が終わるまで移籍する気は無いと言って断った。

 友好的で丁寧な態度だったので、復讐が終わったら移籍してもいいから情報収集などで協力するよう試しに頼んでみると、快く応じてくれた。これでいずれユージ達の情報が入ってくるだろう。


 その他にも、私の装備の秘密を探ろうと遠回しに色々接触してくる人が増えた。

 狙われたり嗅ぎまわられたりしても面倒なので、ゲインに全て押し付けることにした。

 具体的には私の装備品の設計書や入手方法等を全てゲインに提出する。

 過去に鑑定した情報は鑑定士のスキルで書類に記載できるので、手書きはしなくても良い。とはいえ、設計書は膨大な量なので、大部分はジェリーにプリンターで印刷してもらった。

 ゲインに山のように積まれた設計書等を提出すると、読んでも意味が分からない書類の山に頭を抱えていた。おそらく私以外では作れないし、日本人でなければ理解もできないだろう。


 遺跡の情報も提出したので、私が使えなくなってしまうリスクはあるが、ルディオラが管理するのであれば、今の私の立場なら使用許可をとれるだろう。

 なんなら設備を私の屋敷に移設しても良い。しかし屋敷に持って来ると調べたい人が大勢押しかけてくる可能性があるので、とりあえずは現状のまま様子見することにする。特に獣人の国の遺跡の設備は、勝手に持って来ると国際問題になるかもしれない。


 とりあえず報告や引っ越し等がひと段落ついたので、私は私の目的のために行動することにする。

 戦争が始まるかもしれない不穏な状況ではあるが、太陽の炎や正規軍からユージ達の情報が入るまでは、魔導外骨格の最上級特別機の製作を目指す。


 まずは、以前から予定していたエルフの国での精霊採集ができないか確認することにした。

 事務員に確認すると、一度は入国許可が下りていたが、戦争が始まる可能性が出てきたため、明確な理由が不明の入国は禁止となっていた。

 少し悩んだが、素直に「装備強化のための低級精霊の採集」を目的として再申請することにした。

 精霊の採集が認められるのか分からないが、適当な嘘をついたとしても私も有名人になって注目されているので、実際に行動すればバレてしまうだろうし、人を騙す気にもなれない。それに戦争が始まりそうな状況で友好国を騙して敵に回すわけにもいかない。



 そうして入国許可がおりるのを待ちながら装備の調整をしたり、ゲインの質問に答えたり、国の依頼で錬金や鑑定の仕事をしたりしていたが、何も進展が無いまま数ヵ月が経過した。


 問い合わせても確認中になっていて返答が来ないので、エルフの国に隠れて入国しようか考えていたある日、ようやく新たな情報が入ってきた。


 ゴルドバの南東にあるスブ島という南の島にギルバーンが現れたらしい。

 情報によると、ドラゴンを使って島民を脅して島を支配しているようだ。ユージの情報は無いが同じ場所にいる可能性は高い。


 ゲインに討伐隊の派遣を要請してみたが、色よい返事は返ってこなかった。

 ドラゴンに船を攻撃されたら沈められて全滅するらしい。

 ・・・確かにドラゴンのブレスから船を守るのは私でも難しい。大軍を用意しても船を沈められるだけで全滅だ。大軍が気付かれずに上陸できるほど甘くもないだろう。


 しかし、敵の居場所が分かっているのに何もせずに無為に時間を過ごすのは私が耐えられない。

 今の私なら1日か2日で島にたどりつけるはずだ。

 私一人で勝つのは難しいかもしれないが、偵察くらいはできる。



 私はいてもたってもいられず、ギルバーンがいるというスブ島に向けて飛び立った。



 季節はまもなく秋になり、私のレベルは47になっていた。


ーーーーー

名前 アスカ

種族 人間Lv47

年齢 21

職業 錬金術師Lv47 鑑定士Lv46 槍士Lv46 戦士Lv39

HP 15894/15894+20000

MP 18786/18786

身体能力 72

物理攻撃 2998+5000

物理防御 1917+5000

魔法攻撃 1184+5000

魔法防御 1137+5000

ユニークスキル

 詳細鑑定

スキル

 錬金

 錬金レシピ

 修復

 付与

 合成

 複製

 大量錬金

 錬金術魔導書作成

 鑑定

 鑑定結果記載

 鑑定記録

 偽装解除

 鑑定妨害

 鑑定魔導書作成

 槍術

 パワースラスト

 ハードチャージ

 スマッシュジャベリン

 ブロウスイング

 ポールハイジャンプ

 フォーリングアサルト

 身体強化

 物理攻撃強化

 物理防御強化

 魔法防御強化

 威圧

ーーーーー


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