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転生して死霊術士になったけど敵が多すぎてヤバイ!  作者: はくさい
外伝 錬金術師が悪い死霊術士と戦うお話

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外伝19 新装備


 私は、数か月ほど遺跡に滞在して、ジェリーのオプション品や私が使えそうな装備の作成を行った。

 正直専門家ではない私には製作が難しい物もあったが、ジェリーのオプションに機械工作システムという物があり、非常に優秀だったため、詳細鑑定と錬金も組み合わせれば何とか作ることができた。遺跡の設備もジェリーも魔法と機械を組み合わせて加工するので、日本の工作機械よりある意味優秀だ。


 遺跡に残されていた素材で作れるものを作ったあとは、町で購入したり近場の希少材料入手ポイントを回ったりして、製作可能な有用装備を可能な限り作った。

 希少材料入手ポイントは半数ほどの場所で採取可能だった。地形が変わるほどの昔の情報の割には残っていた方だろう。


 作ったジェリーのオプション品は以下のとおりだ。

 機械工作システム

 魔導コンテナ

 高速飛行システム

 ステルスシステム

 高精度サーチシステム

 資源採取システム

 高解像度プロジェクター

 大容量MPバッテリー

 戦闘用強化装甲

 長距離狙撃システム


 かなり色々作ったが、普段は魔導コンテナに収納されているため、見た目の大きさは変わっていない。魔導コンテナはマジックバックの高性能版だ。重量もほとんど感じないし時間遅延効果もある。


 以下の私の装備も作った。

 多機能魔導ゴーグル

 バックパック型大容量魔導コンテナ

 長距離無線通信システム

 ビームハンドガン

 携行バリア

 高性能アンダーウェア

 推進装置付グライダー


 魔導ゴーグルはジェリーやタブレットと連携して視界に様々な情報表示ができる。暗視や望遠機能もついている。

 バックパックはかなりの大容量で、その気になれば魔導炉も積むことができる。ただ、遺跡のすべての設備を積むことはできないし、万一戦闘でバックパックが壊されたら被害が大きすぎるので、引っ越ししたい場合以外は魔導炉や設備は積まないことにした。

 他はだいたい名前のとおりだが、グライダーは私が作ったグライダーにジェリーの高速飛行システムを組み合わせた手作り品で、あいかわらずぶら下がって飛ぶので性能はちょっと低めだ。速度は多分時速100~150キロくらいだろう。



 とりあえずこの場所で作れる物は無くなったので、ドラゴンに勝てるという魔導外骨格を作るため、戦闘用魔導外骨格製作拠点に向かうとしよう。

 途中にある希少材料採取場所に寄りながら向かう。精霊の採取場所にも行ってみよう。

 すべての装置に魔導炉からMPを補充して出発した。


 資源採取は採取ポイントの近くまで行ってジェリーに指示すれば、ジェリーがサーチで探して採取してくる。強力な魔物素材以外はジェリーにおまかせだ。


 精霊採取場所はエルフの国にあるようだ。必要なのは低級精霊で、採取しても特に周囲に悪影響などは無いはずだが、エルフの国で精霊がどういう扱いをされているのか気になる。違法行為になる可能性もあるので、まずは調査のためにエルフの国の首都に向かうことにした。図書館や役所があるので、情報が得られるだろう。

 

 エルフの国の首都には飛んでいけばそれほど日数はかからないが、さすがにエルフの国に不法入国して犯罪者になるわけにはいかない。エルフの国への入国許可をとるために、一度ルディオラの首都に戻って手続きをすることにしよう。ついでに魔導外骨格の製作拠点がある場所が獣人の国のようなので、獣人の国の入国許可もとっておこう。


 首都まで飛んでいき、太陽の炎の管理事務所に手続きのために顔を出すと、職員は私を見て皆驚いていた。数か月遺跡にいたので、行方不明扱いだったのだろう。

 まあ、そんなことはどうでもいいので、用件を済ませよう。

「エルフの国と獣人の国の入国許可を取りたいのだけれど。」 担当の事務員に声をかける。

「え? あ、は、はい。分かりました。」 事務員は手続きを始めた。

 太陽の炎はよく他国にアンデッド討伐に行くので、割と簡単に許可が取れる。

「アスカ様。よろしいでしょうか?」 事務員が声をかけてきた。

「何?」

「アスカ様の予定を確認しましたところ、戻りしだいゲイン隊長が面会を行うことになっております。最短で明日の午前中になりますが、ご予定はいかがでしょうか。」

「ゲイン隊長? ゲインが隊長になったの?」

「はい。2か月ほど前に就任されました。」

 ギリアス隊長は勇者と一緒にギルバーンにやられてしまったから、ゲインが隊長になったのか。面倒な男が隊長になったものだ。何を言われるか分からないので、できれば会いたくない。

「そう・・・それって会わないとマズい?」

「・・・はい。会っていただかないと出国許可は出せないことになっています。」

「じゃあ、仕方ないわね。明日の午前中でいいわ。」

「わかりました。予定を入れておきます。」


 私の宿舎はまだ確保されていたため、宿舎に向かった。

 途中他の隊員や職員が私をみて驚いていた。そして睨んできた者も多かった。やはりここにはもう私の居場所はないのだろう。


 宿舎に入るとホコリが積もっていた。掃除などはされていないらしい。以前は定期的に掃除をしてくれていた。私が不在だったからか、それとも私の立場が悪くなったからか、分からないがどちらでもいい。もうここに長く住むつもりはない。

「ジェリー掃除をお願い。」 今のジェリーにはロボット掃除機のような機能もある。

「了解シマシタ。」 ジェリーがホコリやゴミを吸い込んでいく。

 吸い込んだゴミは、魔導コンテナに一時保管されて後でゴミ箱などに捨てる。魔導コンテナは高性能なので他の荷物と接触することはない。

 私は窓を開けて空気の入れ替えをしながら掃除が終わるまで窓の外を眺めた。



 気のせいか、町には暗い雰囲気が漂っているように見えた。




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