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幸せと絶望

それから約1年。私は魔法を学ぶため、家庭教師を付けてもらった。魔法の授業は正直楽しかった。どうやら私はルマと同じような風属性の魔力だったようだ。

室内にしわがれたおばあさんの声が響く。


「よいですか、魔法は繊細なもの。なんのひとつの魔力の綻びも許されてはいません。もし、それを甘く見たとしたら、……災いが起こる。……魔法を使う時は万全の準備の元お使い下さいませ。」


家庭教師のお婆さんがきつい口調と鋭い目付きで忠告する。私はそれをルマと隣に並んで聞いた。おばあさんの言葉にゴクリと、喉を鳴らす。しばらくの沈黙が流れたあと、おばあさんが雰囲気を変え、では、まずは序盤の基礎からやりましょうかねぇ。と明るい調子で授業を開始した。


おばあさんの厳しい授業の元、すくすくと私の魔法は成長し、今では中級の魔法まで使えるようになった。攻撃魔法と防御魔法…、防御魔法を中心に身を守れるように訓練した。

私は風の層で薄い防御膜をつくる。ルマが手で私の防御膜に触れようとすると、パァンッと弾いた。


「ここまでできれば上出来ですよ。」


おばあさんがニッコリと笑って及第点を出した。私はルマに笑顔を向けると、優しく微笑みかけてくれた。おばあさんがうんうんとうなづいていた。


ちちんぷいぷい

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