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悪役令嬢は100回目のバッドエンディングを望む  作者: 本橋異優
―ゲーム本編前・事前準備―
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第72話

vs王妃

 会場につけば、ダレンのエスコートで会場入りする。

 本来なら王子の婚約者枠として入場となるのだが、スターチス公爵家としての入場を余儀なくされたアメリアはやや不機嫌と言った表情を作っている。


「アメリア、少し微笑んでくれない?」

「無理ですね」

「そっか」


 面白いなぁと小さくダレンが隣で笑いながら、二人は会場へと足を踏み入れた。


 ざわり


 アメリアがダレンと共に入場してくれば、自然と会場内はざわついた。

 それもそうだろう。本日ジークライドと共に入場する婚約者が、別で入場してきたのだから。


「どういうこと?」から始まり、「スターチス公爵令嬢は殿下の婚約者だろう。とうとう捨てられたのか?」やら、「最近の噂は本当だったのか? オレが聞いたのは男の召使に手を出しているとか言う話だったが」やら、「嗚呼……もしかしたら、全て事実なのかもしれない」などまで。


 出るわ出るわ、陰口の数々。

 良くもまぁ、子供が主役の社交界で子供に聞こえる声で大人たちは口を開くものだと、冷静にアメリアは耳を傾けている。悪口にはとても敏感に聴覚が鋭く反応しているものの、実は見た目の高評価も影で言われているのである。

 都合よくその高評価部分だけは聞き逃している辺り、流石と言えよう。

 大人たちがこの場で噂を口にすれば、自然と子供の耳にも入るわけで、アメリアを見つめる大きな瞳たちが疑惑の、好奇心の、様々な色を持つ瞳に変わる。

 ダレンと言う盾が今なければ、恐らく自分は囲まれていたかもしれないとアメリアは心の中で兄に感謝した。


 しかし感謝はすれど、鋼鉄の精神と魂のアメリア。ここでは我が儘で傲慢な癇癪持ちの令嬢である。態と聞こえてくる陰口や、様々な視線に表情をどんどんと曇らせていく。周りから見ても不機嫌マックスで、いつ爆発するか判らない時限爆弾のように見えるだろう。

 扇で顔を隠し、ダレンを連れて気分が悪いとばかりに窓際へ向かう。

 向かう最中、ダレンに宥められたという個人的設定を作り、眉を次第に下げていく。

 隠されている扇の内側では、口元が笑みを作っているのだが、誰もが愁いに満ちた表情になったと思っている。


(とってもいい傾向! そのままじゃんじゃん噂を流してください!)


 壁際に二人で立つ。先程とは違う歓声が会場内から起こった事で王族が入場してきたと判断した。挨拶をしに行かなければならないが、まだ困った事にマナーのなっていない子息令嬢が我先にと列を成してしまっているので、ぼんやりと眺めている。

 それを咎められることがないのは、〝過去の周回〟で経験済みである。口を出して悪役のようになっても良いのだが……と考えていると、ダレンが少し屈み、アメリアを覗き込むように視線を合わせた。


「アメリア、僕は良く分かっているから良いのだけど、根拠もない噂に傷ついたりはしていないか? 兄からしてみるとね、少し心配になるのだけど」


 因みにこの光景は、周りからしてみたら兄が妹の機嫌を取っているように見えているようだ。周囲の視線から察した。

 アメリアは瞬き、少し考えると王太子たちの方に視線を向ける。

 ユリはレオンとジークライドに囲まれてふわふわ笑顔である。アメリアは「可愛いですねユリ!」と微笑ましく見つめながら口を開いた。


「何故ですか? わたくしは肯定も否定も致しません。関わるだけ無駄です」

「はぁ……僕としては面白いから良いんだけどさ。それに噂が原因とかで殿下と婚約破棄がこの場で起きたとしても、……今のアメリアなら求婚が多発すると思うんだよね」


 溜息混じりに体を起こし、苦笑するダレン。横目で周囲の大人達の視線を読み取る。

 ――自分の妹ながら、本当にモテるなぁ……。

 どんな噂であれ、公爵家との絆を深めたい親もいれば、最大の魅力を発揮している可憐な美少女アメリアに一目ぼれしている子息も居て、ダレンは更に複雑な表情になる。

 自分がここにいるからこそ妹は囲まれていないが、離れたら餌食になる事が容易に考えられた。

 以前のように父がアメリアを守ろうと近くにはいない。

 自分の中にある違和感は未だ疑惑の域を出ない。確信がなければ口には出来ない。ダレンは父ロイドの姿を一度見るも緩く首を振り、アメリアへ視線を戻した。


 当のアメリアは首を傾げて、兄を見上げる。


「何を馬鹿な事を仰っているのです? そんなわけないじゃないですか。婚約破棄された令嬢は傷物同然ですよ、傷物」

「ん。アメリアは本当に気付いていないのか。判った、何でもない」


 自分には素直な妹の頭を優しく撫でて、どうしたものかとダレンは少しだけ思考を巡らせるのだった。


 二人でそんな会話をしていると、視線が先程よりも集まった。

 一体なんだと、二人は振り返る。


 そして驚愕のあまり現実逃避してしまいたくなった。

 今こそ気絶してしまいたい、そんな心境である。それもその筈で……――


「スターチス公爵令嬢、それにスターチス公爵子息。二人ともお久しぶりね」

「っ……王妃殿下お久しゅうございます……。ご挨拶が遅くなりまして申し訳ありません」


 テロップが表示されるのならこの様に書かれている事だろう。

 ▽ 国王軍の一人、王妃がやってきた!(現れた!)


 いくら子供の社交界だとしても、こちらから挨拶に行くべき相手が、向こうからやってきてしまったのだ。階級序列ではあるものの、その辺り子供が主役のこの場。自分達は後でも良いと考えていたのだが、それは間違いだった。まだまだ子供達という武器を使って、大人達に捕まっていると思っていた国王軍が、やって来てしまったのだから自分達の行動に後悔しかない。

 これにはアメリアもダレンも最敬礼。

 頭を下げていれば、柔らかな笑う声。


「ふふ、頭をお上げなさい。今日の主役は貴女達ですよ。私達大人はオマケなのだから、良いのです。……まぁ、その()()()にも様々、思惑はあるようですが……流石に、ねぇ?」


 頭を上げれば嬌笑を浮かべる王妃。とても美しく、国の母だと空気だけでも感じられるレベルで次元が違う存在感。自分達に笑みを向ける王妃は、周囲の大人達が聞こえるように態と棘を含んだ言い回しをし、「思惑は何であれ、見苦しい真似をしている」と咎めている。

 アメリアは心の中で拍手喝采。

 感服していると、王妃の瞳がアメリアとダレンへゆっくりと細められた。


「それよりも聞きたい事があるの。少しいらっしゃい」


 笑顔で軽い手招き。それも王妃から。

 二人は自然と背筋が伸びた。


(ひえ!?)

「僕達何かした?」

「え? わたくしは色々と思い当たる事しか御座いませんわ、お兄様!」

「いや、うん。そうだね。うん」


 拒否する事なんてアメリアとダレンには出来ない。

 優雅に歩けば、群集が自然と道を開け、通路となる。刺さる視線の中にはレオンの視線も含まれていた。ユリの近くに攻略対象が立ち、自分を睨み付けるような視線にアメリアは笑みを送っている。ジークライドは王妃の行動に理解が出来ないと表情に出ていた。

 ダレンとアメリアは視線の海を泳ぎながら王妃の後を追う。

 この時点で様々な憶測が飛び交った。二人は極度の緊張でそれどころではない。


 アメリアはこんな目立ち方をしたくはなかったが、逃走しない辺り、彼女も歴とした令嬢である。

 王族のお願いはいわば命令、絶対である。


 ◇◇


 王妃に連れられ、悪目立ちした二人は、王族が割り当てられているであろう特別室へやってきた。

 正直不安でいっぱいである。


「どうぞ、お座りなさい」

「失礼致します」


 王妃の思惑が判らない二人は、おずおずと勧められた席へと腰を下ろす。

 使用人は香りから判る質の良い紅茶を淹れ終わると、空気のように壁となった。


 まず招いた王妃が口を付ける。銀のスプーンが置かれているが、毒の確認などをしない事を考えても、壁になっている使用人は王妃が連れている信用のおける従者なのだろう。

 問題無いと微笑み、二人へ勧める。呼び出して子供二人を王妃が毒殺するなんてこともあり得ないだろう。アメリアとダレンは一度視線を交わし、勧められるまま口を付けた。


「ふふ、二人ともちゃんと公爵の子ね。ちゃんと私の差し出した物でも疑うのだから」


 失礼に当たっただろうかとどきりとする。二人は王妃の言葉に、飲み込んでいた紅茶を噎せそうになった。粗相などしないと二人は必死に飲み込んだ。

 恐る恐る王妃の顔色を窺うも、楽しそうに微笑んで見つめているだけで、どうやら問題はなかったらしい。


「あら、ごめんなさいね。ロイド卿……公爵と反応が同じだったもので、ついね」


 茶目っ気たっぷりで言われれば、アメリア、ダレンは自分の父に少しばかり腹が立った。いらぬ心配をしたじゃないかと。

 ――国王を支えるだけの御方、やはり食えない人だ。

 ダレンはいつぞやの父と国王の〝狐と狸の化かし合い〟を思い出した。


 王妃はカップをソーサーへと置き、自分の頬へ手を添えてアメリアを慈しむように見つめた。


「……それにしてもスターチス公爵令嬢。貴女を見ていると、本当にアスターを思い出すわ」

「母上を知っていらっしゃるのですか?」

「とても慈悲深く、私よりも王妃に相応しい器を持った女性でしたわ。……ふふ、その話はまた何れ、時間が許す時にしましょう。私が呼んだ理由は別です」


 アスターを語る王妃は、二人にも感じ取れる程の敬愛の色を見せていた。

 しかし、本題は別と切り替えは流石のもので、自然と二人は姿勢を正した。


(もしや……この場で断罪?)


 どきどきワクワクという言葉が、現状アメリアにはあっているだろう。

 真剣に王妃を見つめていれば、思わぬ言葉が飛び出した。


「公爵に何がありましたか?」

「え……と、お父様でしょうか?」

「ええ。陛下が『あれはどうしたんだ』と気が気でないようなのです」

「陛下が……」


 自分たちの父親の事だと思っておらず、二人とも眉を寄せて考える。

 思い当たる事があるのはアメリアなのだが、決して口には出来ない事情がある。


(多分、ヒロイン効果が発揮してしまっているだけだと思うんですよね~なんて言えないんですけども……)


 設定ですとハッキリ口に出来れば解決するだろうかと思いもするが、妄想を語り出したんだと頭がおかしい判定を受けるのも心外である。

 それに、傾向としてはアメリアからしたらいい方向に進んではいるので、教える必要すらないのだ。自分の死亡フラグが生き生きとしているようなものなのだから、止める必要がないとも言える。


 暫し時間が流れる。当てが外れたと王妃から溜息が漏れた。


「その様子だと二人とも思い当たるところはないのですね?」

「はい」「はい」

「あらあら……困ったわね。陛下は今の公爵は張り合いがないと仰っていて、とても……元気がないのよ」


(おおう……陛下申し訳ありません。私が退場したら多分元に戻りますので、もう少しの間だけ恐れ多くも元気無くなっていて貰う事になります! でも、王妃殿下が動いてしまっているから、少し壁を作っておきましょうか)


 心の中で深謝し、相変わらず思考斜め上を行くアメリア。


「王妃様、わたくしもお父様が変わってしまった気が致しました。原因はわたくしのせいかもしれません……。ですので、陛下にはわたくし共の家族の問題で、心労おかけして申し訳ございません。ご安心くださいと、お伝え願えませんでしょうか?」


 不敬上等。アメリアは王妃に伝言を頼むことにした。

 まさかの申し出にダレンは目を見開き、口をぱくぱくとさせている。隣で「何言っているんだ!」という圧力がかかるが、今のアメリアには関係ない。

 王妃が本気を出して動かれては自分が動き難い。そのための牽制にも似たものだ。

 王妃は一瞬表情を変えたが、今度はアメリアへ瞳を細めた。


 ぞくりとするその笑顔は、先程から見ていたものとは別の、咎めるような笑みだ。


「まぁまぁ。……噂は兼がね。あまりお痛をするものではありませんよ? ……仕方がありません、今回は私が宥めておきましょう」


 含みのある言い回し。ダレンは女の戦いを間近で見ていて、自分の性別が男で良かったと心から思った。

 ――「貸し一つ」と仰っているのか。アメリア、返せるの?

 自分が返す気はさらさらない。横目でアメリアを一瞥。

 ダレン、アメリアはほぼ同時に頭を下げた。


「有難う存じます」

「その代 わ り ♡」

「え?」「はい?」


 切り替えの早い王妃の嬉々とした声に二人は嫌な予感が過り、声を漏らして顔を上げた。



 ◇◇



(どーーーーーーーーーしてこうなるの!?)


 借りを返せるのかというダレンの心配を余所に、王妃から即刻返せとまさかの「婚約者と二人で、仲良くお庭でお散歩行ってらっしゃい」が発動した。

 だから王族のお願いは絶対なのだとアメリアは叫びだしたかった。


 子供夜会は遅くまで開かれない。いくら成長していようとも子供には睡眠が大切なのだ。

 その限られた時間だというのに、王太子を独り占めしている現状。アメリアは最高に頭を抱えたくなった。

 そう、このイベントはヒロインのユリが、彼女の〝本来〟のデビュタントの日に担当する予定の〝好感度イベント〟だったからである。

 ユリのデビュタントが早まり、挙句自分がこのイベント担当に置き換えられている状況に困っているのである。


(殿下が抜け出して、ユリが心配になり追い掛け、慣れないながらもこの場所で月明かりをバックにダンスするのが、本来の急接近イベントだったでしょうが!!! 私はそれを見つけてユリを罵倒しまくるイベントだった筈でしょう!!!!


 な ん で ! 私が担当になっているんです!!!)


 好感度イベントという物はヒロインによる、ヒロインの為の、ヒロインのハッピーエンディングへと向かう為にあるとアメリアは神々に物申したい。

 しかし、現状はそれを許さず、ジークライドとアメリアは会場を抜け出して二人きりのような状況。抜け出したのではなく、命令されたようなものだが、どちらも〝イベント〟として同じだと考えている。

 アメリアはどうしようか思考の海に意識を飛ばしていると、ふと顔に影がかかる。


「大丈夫か?」

「!!」


 現実に戻り顔をあげれば、ジークライドの顔がドアップ。アメリアはびくりと肩を揺らし、身を引こうとした。

 偶然、そう、偶然足が縺れて倒れそうになってしまった。


「君は……危ないな」

「申し訳ございません殿下。ありがとうございますわ」


 それを流石は【攻略対象】であるジークライド。片手で受け止め、心配そうに顔色を窺ってきた。

 普通の令嬢であればときめくシーンである。もう一度繰り返すが、〝普通の令嬢〟であればときめくシーンなのである。


 王太子であるジークライドはアメリアよりも三歳上。幼さが残った表情は今では大人びてきていて、とても麗しいという言葉が合う。成長段階ではあるものの、以前よりも筋肉がつき、それでいて既に身長がある程度ある。

 アメリアはそんな令嬢悶絶気絶! ドキドキ☆ときめきシーンであっても平然とし、視線を逸らして謝罪をすると、するりと自然な動作で腕の中から抜け出した。


(近っ!!! っというかびっくりした!! この姿では殿下とやり合っても意味がないのです! しかし負けたくありません)


 訂正しよう。表面は平然としていたものの、実はかなり動転していた。

 ときめきはしなかったものの、あまりの顔の近さにアメリアは違う意味で、心臓がばくばくと激しく鼓動していたのである。

 表情を作る暇もなかったことが何よりも動揺に出ている。

 アメリアは再度確信する。

 この世界の【攻略対象】はやはり顔面偏差値が高いと。

 心の奥底で閉じ込めた恋心は反応したようだが、鋼鉄の精神と魂は伊達ではなく、それよりもと意識を置き換えた様だ。

 本日のアメリアは可憐で加護欲が駆り立てられる美少女なのである。ジークライドが嫌うように振舞ったとしても威力は然程出ない。顔面含め武器が足りないとアメリアは内心嘆く。


 ジークライドは他の令嬢と反応が違うアメリアにくすりと笑う。

 ――お前の本当の姿はどちらなんだ、アメリア嬢。

 幼い頃のような姿。普段祝いの場で見せるような姿ではないアメリアに、ここ数年で変わったのだろうか、それともルドベキアを誘惑していた時と変わらないままかと、ジークライドの瞳は見定めるように細められている。

 辺りを見渡すも以前のように彼女を守る〝騎士〟はいない。

 邪魔は入らないのだ。


 どちらから話す事もなく、時間だけが過ぎていく。


 その時、誰もいない筈の庭で不自然に左右から草木が揺れる音がした。


「お姉さま! 危ない!」

「え? ユ、リ?」

「殿下! お下がりくださいっ」


 突如飛び出してきた桃色の髪は、容赦なくアメリアを突き飛ばした。


 アメリアの軽い身体が一瞬空を飛ぶ。

 飛ぶ最中、王太子付きの騎士が瞬時にやってきたと思えば、王太子の命を狙ったのか捕まっている賊の姿。自分を突き飛ばしたであろうユリの姿を見た。

 自分の旗は無事かと魔法を構築し、受け身を取ろうとしたが……―――


 ガツン!


 後方にいたジークライドと見事頭を衝突させ、二人は意識を飛ばしてしまったのだった。



王妃様圧倒的勝利


次回は11月25日0時を予定していますが、12月に入ってしまうかもしれません。

宜しくお願いいたします。

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