作戦会議
「研究所の場所を教えてくれ」
「高校...三キロ...くらい...」
近いな...それでよく逃げ出したのがバレなかったな...
「そう言えば証拠の資料を見せてもらうのを忘れていた。見せてもらえるか?」
「これ...」
オリジンはどこからとも無く大量の紙を取り出した。
どこに入れてたんだよ...
資料に目を通すとクローンのこと以外にも色々と黒い研究所をしているという事が分かる。
「これで...どう?」
「いいだろう。では、次は作戦会議にうつる。でも、まぁ、人数があまり集まらなかったからな...相手の人数はどのくらいいる?」
「たぶん...70...くらい?」
「それは多く見積もってか?」
「そう」
「じゃあ、正面突破だな」
うん、だめだこいつ脳筋だ。俺に指示出す時は絶対隣の桜風先輩の指示だな。言ってるの夏海先輩だったけど。だいたいあの偽名って桜風先輩の桜取っただけだろ...
「桜風先輩はなんかいい案無い?」
「あるにはあるね〜。でも、あの状態の夏海ちゃんに言っても無駄なんだよね〜」
「完全に暴走状態になってるんですね。分かります」
「せいかい。だから何言っても無駄なんだよね〜」
「じゃあ、正面突破で行くしかないんですね」
「うん、そうだよ〜」
そういうわけで、作戦は正面突破に決まったのだった。




