プロローグ
エリィィィィィィチュワーーーーン
「さぁさぁ 皆さんお待ちかねぇ。今から見るのは世界最高の魔術!これは見破られるかぁ? では登場していただきましょう稀代の天才魔術師、エリィ・エレメンタァァァァァル‼」
ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!
………歓声が聞こえた。
―エリィ・エレメンタァァァァァル―
私の名前だ。行かないと……
大丈夫、いつもどうり観客を信じさせ騙すだけだ。
行こう!
「さぁさぁ、おはようこんにちこんばんわ~。会場にいる皆さん。中継で見ている皆さん。元気ですかぁ?今宵は私のshowにようこそ~。精一杯騙されていって下さ~い。」
ウォォォォォォォォ‼
歓声が聞こえる。舞台に立つと色々な感情が見える。期待、疑い、喜び………憎しみ。憎しみ?
「エリィィィィィ‼お前のセイデェェェェェェェ‼」
観客席から男が飛び出してきた。顔はよく見えない。ナイフを持っている。何故か冷静だ。心臓を刺された。私は死を悟った。刺された時、男の顔が見えた。
お前は、お前は!お前の名は‼
………。
……………眼が覚めた。息が苦しい。光が眼に刺さる。ここは天国か?ゆっくりと眼を開けてみた。短い手が見える。まるで赤ちゃんの手だ。私の意思で動かせる。私は、転生したのか?
前書きふざけてごめんなさい。