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End World  作者: 優牙
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最凶の邪神

ゲートを潜った先は不気味な市街地だった。空は曇り、舗装された道を見ても黒くくすんでいる。

「来い宴、新入生の場所を特定してくれ。」

と愁が言うと周りから機械のようなアーマーが愁を覆った。

「この地形のデータを同期、全システム正常に起動……」

「前方二敵性反応ヲ確認。移動ヲ推奨スル。」

愁は近くのビルの屋上まで壁を走って登った。

(さぁて、どうするか、このままライフルで撃ち殺してもいいが確実に止めるには直接斬りに行ったほうがいいが。)

悩んでいるとビルの前の道に煌柊と思われる人型の生物を確認した。

「アクティブフィールド展開、アクティブファング展開、アクティブツインブレード装備、これで行けるはずだ。」

愁は勢い良く屋上から飛び降り、目の前の雑魚マターを始末してから煌柊に近寄った。

「おい新入生、早く訓練所に変えるぞ!!」

煌柊は愁に向けて威圧的に話した。

「はぁ?誰だてめぇは、その見た目だと……聖神類の神衣だが。」

明らかに座ってみていた時とは違う雰囲気だった。

(マターに喰われたかそれとも自分の憑依型の神を制御できていないのか。どちらにせよ止めないといけないことには変わらないか。)

「宴、一気に止めるぞ。ツインレールガン連結、アクティブファング陣形態で展開。」

縦に連結されたレールガンをバリアの様なものを張ったファングが通過する。銀色のレールガンが赤く光り始め、エネルギーチャージ時間を約40%軽減させた。

「痺れるが、我慢しろ!新入生!龍神乱撃ドラゴニアダンス

銃からは無数の龍が煌柊めがけて打ち出された。

その弾丸は煌柊に当たったが、煌柊は倒れなかった。

「おいおい、最凶の邪神である俺にこんなもんじゃ痒くなるだけだぜおい。」

煌柊は変化した腕を上げ禍々しい力を溜め出した。

「喰らえ、邪気王牙砲サタニアルレーザー!!」

愁は終わりを確信したと思った。

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