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×15 どうすればいいのでしょう。
今回短いです。
ぜ
すーちゃんの言葉がすぐには理解できなかった。
......私が、すーちゃんと青野をくっつける手伝いをするのか。
すーちゃんは昔からかわいいし、頭がいいし、優しいし。しっかりしてるけど、ちょっと弱い所もあって男女問わず守ってあげたいと思う人だ。そんなんだからもちろん好かれないことはない。すーちゃんがちょっとでもいじめられようものなら女子たちに素晴らしい反撃をいただける。だから私が応援してもしなくても、すーちゃんの恋が成功するのは目に見えているようなもの。
私には特に断る理由なんてなくて。
「もちろん。でも、私にできることって何もないよ?青野に関わること少ないし」
すーちゃんはニコッと笑って答えた。
「ありがとー。応援してくれる気持ちだけで嬉しいんだよ」
ちょうどそこですーちゃんの家についた。もうすこし進めば私の家。
そして、ばいばいまた明日。と手を振って家に入っていった。
応援する気持ちすらないって自分ではわかってる。でも、それがなぜだかはわかっていなかった。




