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恋のレシピ♪

作者: Maria

「いいから〜!早くエプロン(これ)つけて♪」






今日はお家デートの日♪






付き合って4ヶ月。

私には夢があった。






それは2人で仲良くお料理をすること♪




「じゃーん♪今日のメニューはビーフストロガナフ&ポテトサラダだよ。デザートは秘密〜♪」






ちょっとめんどくさそうな君だけどたまには私の夢に付き合ってよね!






「見て〜ハートのにんじん♪」






やっぱりまだ少し不機嫌気味の君。




私ばっかりはしゃいでてバカみたい…






せっかくのデートなのに朝からずっと家だし。




せっかくのデートなのに君はさっきまでずっと寝てたし。






私ばっかり好きが大きくて何か悔しいよ…






なんて思ってたらいつの間にか私泣いちゃってた。






さらにめんどくさいと思われちゃうって思ったら…




何だか突然慌ててる君。






何だかそんな君がとっても可愛くって涙なんてどっか飛んで行っちゃった♪







やっと君もやる気になってくれたみたいで。






「じゃあ俺じゃがいもの皮むくね♪」







「じゃあ私はタマネギ〜♪」






まずは野菜を炒めて次はお肉。




お鍋にお水を入れたらルーと一緒にあとはコトコト煮込んでく。






お料理はレシピどうりやれば美味しく出来上がるのに…






「デザートは私が作るからもういいよ。ありがとう。」







もういいよって言ったとたん向こう行っちゃうし…






一体恋のレシピは何の本を見れば上手に出来上がるのでしょう…







今日のデザートは秋らしくミニモンブラン♪







最後の仕上げに小っちゃな栗をてっぺんにポン♪っておいたら出来上がり。




メインディッシュの方も良い感じみたいだし完璧♪




…な、はずなのに。






何だか気持ちが晴れない。




でもね。

そんな気分でお皿に盛りつけてテーブルまで持って行ったら…






正装してる君。







その手には真っ赤な薔薇の花束を抱えていた。






「美味しそうな料理作ってくれてありがとう。これ…付き合って今日で4ヶ月記念日だから日にち分の薔薇!!」






可愛いリボンの中には120本の薔薇たち。






いつまでたっても不器用な私たちはレシピどうりにはいかないけどこれからは私たちのペースで二人だけの恋のレシピを作っていこうね♪

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― 新着の感想 ―
[一言] とてもよかったでももうチョット長かったらよかったな〜
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